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指紋スロットの確認

俺が締めた魚たちは5倍の値がついたにも関わらず売り切れる寸前だった。


「魚屋のおっさん、悪いけど俺にもその魚くれねぇかな。今日食べるもんが必要なんだ。」


魚屋「あたぼうよ!功労者なんだからいくらでも持っていけ。」

魚屋は気前がいいようだ。ありがたくいただくしよう。


俺たちはキャンプ用品の前に戻った。


ケイシー「約束通り、ここにあるもの好きなだけ持っていきな。但し常識の範囲内で頼むよ。」

ケイシーがそういうと俺は軽い会釈をして店の中に俺たちは入った。


「へぇー!いろんなキャンプ道具が置いてあるね!」

「ああ、そうだな。テントの種類が豊富だな。」


俺たちは店の中を物色する。


「見て!ルイ君!クールマンのテントだ!これめっちゃ丈夫で使いやすいんだよ。これにしようよ!」

ミカが指した方向を見ると確かに丈夫そうなテントが置いてあった。

その後もしばらく物色して俺たちは一通りテント用品をそろえた。


テント… 2つ

クッカー…1組

食器や箸などを二人分

調理器具や包丁


……


まだまだ続くがまぁ要は野営できる道具一式って感じだな。


「こんなにたくさんの荷物、どうやって運ぶの?ルイ君?」


「大丈夫だ。」

俺はそう言って魔力の紐を出現させる。

と同時に様々なキャンプ道具をチョウチョ結びで結んで持ち上げる。

俺とミカの上空にキャンプ道具が浮かんだいる感じだ。


「あ、相変わらず便利だね。その技。」

ミカが驚いたのか困惑しているのかわからない声で言った。


「魚以外にも今日の食材を買うとするか。」

ミカの発言には応えず、俺たちは八百屋や肉屋に向かった。


八百屋や肉屋でも俺のさっきの神経締しんけいじめで食べた魚が美味しすぎたからって礼でタダで食料を分けてもらった。

いや、俺金もってるから払うよって言ったんだけど聞く耳をもってなかったので、ご厚意に甘えることにした。


「この先がキャンプ場だ、入場料はもちろんタダでいいよ。」

とケイシー。


「本当にいいのか?なんか悪いな?」


「アタイから持ち掛けた約束だったろ?アタイは約束を守る女。気にすんじゃねぇ。」

ケイシーは潔く応えた。


俺たちはご厚意に甘えて細道を登ることにした。

キャンプサイトを使ってる利用者はまちまちだった。

まぁ2割くらいの利用者が泊まっていたのだが、まぁ八合目までキャンプサイトになっているでかすぎる施設だから当然だな。


おれたちは6合目くらいまで歩き


「ここにするか」


と俺は言い、細道からみて左側のサイトを選んだ。


「お前は右側にするか?」

おれはミカに聞いたが


「うーうん、一緒のとこ!」

ってミカは返す。


寂しいのか?少年とは言え夜中が怖いって年でもないだろうに・・

俺は一瞬湧いた疑問を放置した。

そして、俺たちは2つテントを張って一息をつくことにした。


俺たちはひとまず、テーブルと椅子を並べて、さっき買った食材を調理する。


「できた! サバの味噌煮定食!」

ミカは嬉しそうに言った。


俺たちは椅子に腰かけ、サバの味噌煮定食を頬張る。


「うまい!美味しいよルイ君!ルイ君の締めたサバ!全然いつものと違う!」

ミカが興奮気味に言った。


「…うまいな。…」

俺はあまり表情を崩さずに言う。

美味しいんだけど、そもそもあのとき食べた母の料理と比べてしまってかなり物足りなく感じていた。

ミカにはそれを悟らせないためにリアクションだけ取った。


「ルイ君、なんだかそんなに美味しくなさそう。」


「そんなことないさ。美味しいよ」


「ならいいけど。」


俺はサバ味噌を食べながらあの時父さんからもらった書類を確認してみた。



  『特殊調理と指紋スロットについてのご説明』


うーーん、要約すると

両手両足の20本の指の指紋を見て指紋の種類が何種あるかで、その人の魔物の固有能力の許容数が確認できるってことか。

両手両足の20本のうち、楕円型とひし形しか指紋の種類がなかったら、その人の魔物の固有能力の許容数は2つ、ということになるな。


つまりその人がスペーストラベラーの『収納ポケット』を覚えたら残りの残数は1つ。ということになる。で3つ目を覚えようとしたら

許容オーバーになって暴走するってことか。

資料では発狂して暴走するって濁してはいるがこれはおそらく魔物化するってことだな。気を付けないとな。


「ミカ、指紋スロットって知ってるか?」


「うん、知ってるよ。指紋の種類で能力の数が決まるってヤツでしょ。」


「お前指紋スロット何個あるんだ?」


「あー、僕は手の指の指紋は数えられたのだけどそれだけなら2種類!足の指紋は正直わかんないかな?」


「何故だ?なんで足の指紋を数えてないんだ?」


「えーっと、自分では数えられなくて。それに僕、漫画家志望だからあんま関係ないかなって。」


「今まではそれで良かったかも知れないが、今からはだめだな。魔物と対峙してその魔物の能力を指紋スロットに収めて戦う必要がある。」

「…確認が必要だな。」

俺がそう応えるとなぜかミカの顔が真っ赤になって耳まれ赤くなってる。何だというのだ、この少年は。心理が全く読めない。


「偉そうなことを言ってるが俺も実は指紋の種類なんてわからん。この前父さんと別れ際にいきなりこの資料を渡してきて初めて知ったんだ。」

「それに父さんはこうも言ったな。

    『お前のプラスワンは逆三角形だった。右足の中指の指紋が逆三角形で重複してたのでお前はプラスワンではない。』

 ってな。一体プラスワンって何なんだ。ミカは知っているのか?知らないなら教えてくれ。」


「ひいぃい!プラスワンって初めて聞いたなぁぁあああ!?何なんだろうねぇええ?(ルイ君!それは男性の大事なところ!!いくらなんでも無知がすぎるよ!)」


「俺は逆三角形だったらしい!これってすごいのか?」


「ぎゃ、ぎゃく!逆三角形だったんだ!?すすsっす凄いね!僕もよくわからないけど、たぶん、そう!多分!いい形!だと思うなぁあ?」


「そうなんだな!俺のはいい形なんだな!」


「多分!? そうだと?オモウヨ?」

ミカの動きがなんかカクカクしてるぞ?


「ところでさ?俺たち自分らの指紋スロットのことよくわかってないよな。」


「そsっそっそそうだねぇえ?わっかんないよねー?」

ミカは何かを察したのか、ビビってるのかわからにような声色だ。


「確認しあいっこするぞ!」

俺はミカの動揺を無視して応えた。


「かかか、確認しあいっこぉお?それってどういう?」


「だから!お前の手と足の指紋を俺がマジマジと嘗め回すように見て種類を確認する!

 お前は俺の手と足の指紋をマジマジと嘗め回すように見て、種類を確認する!

 そうやって、俺たちの指紋スロットの数を確認する!これしかないだろ!」


「……………!!!!????」

ミカはミカの好きな漫画でいうところのお目目ぐるぐる?って感じになっていた?

一体なんでなんだ?男どうしだし、別に恥ずかしくないだろ!そこからしばらく動けてないようだ。


しばらく沈黙が流れた後に俺が切り出した。


「やるのか?やらないのか?」


「ゃ…る。ゃります。」


「は?なんて??」


「やるよーーーー、やればいいんでしょ!やります!」








******


(ルイ君って僕を男の子だって思っていたとしても限度がすぎるよ)


(お互いの足の指を見て指紋を確認するってどんな変態プレイだよ。

 まぁ、、仕方ないからやるんですケド!///////// )

























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