表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済】堕神ノ書 〜異界支配の始原〜  作者: せつな
第二章【仮面の潜入者】
15/159

【玉座の支配者/響く声と仮面の任務】

第一章とか第二章の区切り方がいまいちよくわかってない・・

ここおかしいぞとか思ったら アドバイスください・・


魔導スクリーンの光が静かに明滅する。

じゅぴが展開する情報制御卓に、波のような魔力振動が走った。


「――きたっす。精神伝達魔法《幻響連絡ファンタズム・コール》、セリナからの初報告っす」


玉座に座るせつなが、軽く指先を上げる。


「繋げ」


淡い光の波が空中に放たれ、仮想ウィンドウが一瞬だけ開かれる。

だが、そこに姿はない。ただ“声”だけが、確かに届く。


(――こちらセリナ。街への潜入、完了しました。現在、主要通路にて周辺状況を観察中。

生活インフラは機能。防御は緩いが、住民の視線に不自然な緊張あり。ギルドでの登録を希望。許可をいただけますか)


城内に一瞬、静寂が満ちる。


じゅぴが魔力波長を確認しながら、ウィンドウ越しににやりと笑った。


「おぉ〜、声の張りも震えもゼロっすよ。さすが“あの子”、最初から完璧にキメてきたっすね♡」


隣で、リィナが黙ったままじゅぴを一瞥する。


「喋らないで……せつなの声、ちゃんと聞こえなくなっちゃう」


「……っ!」


せつなが静かに口を開いた。


『……よくやった、セリナ。登録を許可する。

だが目立つな。言動を制限しろ。……できるなら、信頼も得てこい』


(かしこまりました。せつな様)


通信が切れると同時に、魔力の波がふっと収束する。


玉座の間に再び、淡い光だけが残った。


「……潜入完了、っと。街の様子、“ちょっときな臭そう”っすね」


じゅぴが魔導記録装置へ指を滑らせる。

魔力波形が記録され、空間座標が更新されていく。


「目立たないように、って言ったっすけど……セリナ、ああ見えて実力ガチだからなぁ〜……つい過剰にやっちゃうんすよね〜」


「だから、わたしがついていってあげればよかったのに」


リィナが、冷たく、それでもどこか甘えるような口調でぽつりと呟く。


「せつな、ほんとにセリナひとりで大丈夫なの……?」


「信頼している。……お前たちと同じくな」


その一言に、リィナが少しだけ表情を緩めた。


「……じゃあ、わたしはせつなの横で、ずっと“何かあったとき”に備えてる。

セリナに先、越されないように……ね?」


「こっちは常時バックアップっす♡ 何かあれば、秒で回収してくるっすよ」


玉座に座ったせつなは、二人のやりとりを黙って聞きながら、視線を街の方角へと向けた。


(セリナが拾ってくる断片から、この世界の“全体構造”が見えてくる)


そして、静かに目を閉じる。


玉座の支配者は、次の一手を、すでに思考の中で組み上げ始めていた。

セリナからの最初の報告回です。

潜入先での緊張感とは対照的に、ネザリア城ではじゅぴとリィナが静かに火花を散らしてますね。

でも、ふたりとも根底には“せつな様への信頼”があるからこそ、張り合ってるように。


せつなの冷静な判断と、少しずつ心を見せる部下たち。

仮面の任務が本格的に動き出し、情報戦の幕開けといったところです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ