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夢か現か

初投稿です。

「なんじゃこれ」

よくあるワンルームマンションの一室で、すやすやと寝息を立てている自分自身をいつのまにか見下ろしていた俺はそう思った。

昔からUMAだとか心霊現象だとかに全く縁がない人生を送ってきた脳みそには信じがたい光景だったが今、非現実的な現象に直面している以上これが夢でもなんでもない現実だと認めざるを得ない。

夢なのではないかとアニメとか映画でやるお決まりのやつも試してみたが痛みを全く感じない、ていうかそもそも霊体?なので触れることすらできない。

「いつになったら覚めるんだよ!!つーかなんなんだよこれ、どうやってもどりゃいいんだ...」

まさか生きているうちにこんな経験をすることになるとは思わなかった。

何時いかなるときの有事に備えて毎日ディ◯カバリーチャンネルを履修していた俺だが、幽体離脱をしてそのまま植物状態で人生ジ・エンドなんて予想できるわけが無い。

「ここで死ぬわけにはいかないんだ!ソシャゲのログインとスーパーの半額弁当、そして明日提出の課題が俺を待っている!」

わけも分からず手足をじたばたしてると部屋の四隅が光で満ちていき背景がゲームのテクスチャみたいに剥がれていく。

「うおわああああああ!?!?」

沈みゆく体と意識の中で最後に見たのは照明の中で死んでるちっちゃい蛾だった。

「こんなんで終わるのかよおれ、の、じんせい...」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「んむう...」

眩しい光に照らされて目を開けるとボロボロの服を着た子供がの俺を指さしながらなにか喋っている

「◯▽▢☓」

なにを話しているのか全く理解できないし、そもそもなんで自分がこんな場所にいるのかもわからない。

困惑しながら周りをキョロキョロしていたら子供に呼ばれたであろうおっさん達が俺を見て嬉しそうにはしゃぎはじめた。

「とんでもないとこまできちまったな俺」

だれにも聞こえないようなか細い声でぼそっと呟いた。

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