【ゼロサム】
「ゼロサム」とは、収支計算すると常に総和が0になる事を言う。
例えば、麻雀などで勝ち負けを計算すれば、必ず負けた分と勝った分は同じであるから、総和は0だ。
一方、公営ギャンブルは胴元である地方公共団体が20%近く取ってしまうから、「ゼロサム」ではない。
だから、公営ギャンブルを続けていると必ず損をする。
もっとも、胴元の取り分を除けば「ゼロサム」だが、既に払い戻す分が減っているから予知能力でもない限り絶対に勝つことはない。
また、株は「非ゼロ和」の典型である。
人間の欲望や期待を金に代えることができるから、みんなが期待にあふれて投資すれば「バブル」が膨らみ、その期待が潰れれば「バブル」は破裂する。
さて、国の経営も「ゼロサム」である。
国民の税金と支出は本来0であるべきなのだが、今は「国債」というまやかしで収入より支出を多くして予算が組まれている。
本来、「ゼロサム」なのだから、いつかは借金を返さなければならない。
今は「利息分」だけ返していて、元本は一向に減っていない。
今年度も四十数兆も借金をしたから、ますます借金の山が大きくなった。
このツケは我々の子供たちに重くのしかかって来るのだ。
「子ども手当」など、国防費よりも多くの予算をつぎ込もうとしている。
これは全部借金であり、いま貰ったところで、いつかは利子分を上乗せして返さなければならないのである。
こんなことも解らずに、何もせずにお金が貰えると思っている主婦が多いのには唖然としてしまう。
民主党は「政権交代」を謳い文句にして選挙戦を戦った。
しかし、本当に「政権交代」だけが目標で、交代した後はどうするのか全くビジョンがなかったのだ。
だから、いちいちあたふたとして「その場しのぎ」で取り繕っている。
細川元首相は、当時の鳩山副幹事長を「Nothing!」と評した。
つまり、何にも中身がないと言うことだ。
このままでは、日本は崩壊する!
小学生が総理をやった方がまだマシである!