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1-8-2【アプローチシューズ】

登攀とうはんするまでの、平らな道のりを歩くための靴のことだが、何故必要かというと、登山靴は普通に歩こうとすると、実に歩き辛い。

何しろソールが一枚岩みたいなものだから、普段歩くようにつま先で蹴って歩くことができない。

もし、そんなことをしたらすぐ足首を痛めてしまう。


登山の歩き方は、「静荷重、静移動」と言って、地面に衝撃を与えないように、足の裏全体で静かに着地するのである。

こうしないと、不安定な足場が多い登山道で、すぐに滑ってしまい事故に遭ってしまうのだ。


ところが、平らな舗装道路を登山靴で歩くと、歩き辛いことこの上ないし、早く歩こうとすると足首を痛めてしまう。

だから、登山口まではある程度底の柔らかい靴で普通に歩いた方が楽だし、人混みで間違って登山靴で他人の足を踏もうものならタダでは済まされない。

下手すると「損害賠償請求」されるかも知れないし、そこまで行かなくても一発や二発は殴られるかも知れないのだ。


また、登山靴で運転すると(そんな奴はいないと思うが)、ペダルの踏み込み加減がまったく判らないので、いっそ素足で運転した方がはるかに安全である。


そういう訳で、車で「登山口」まで行って帰って来るなら、車から降りる時に普段履きから履き換えればいいだけだが、縦走などでどうしても電車やバスを使わざるを得ない場合にアプローチシューズは必要となる。


問題なのは、あのでかい登山靴をどのように運ぶかだが、一番いいのはサブザックのような袋に入れてザックの上に外付けすることだ。

どうせ、登山中は履き続けるのだから、登山口まで落ちないように固定しておけば良いだけであるが、今度は、アプローチシューズをしまって登山することになるので、アプローチシューズは丈夫で小さくなるものが良い。


ホームセンターに行けば、安全靴のコーナーに「地下足袋型スニーカー」を千円前後で売っている。

これは、潰せば2cm程の薄さになるので、ザックの底にでも入れれば邪魔にはならない。

建設作業用で結構丈夫だし、アプローチには最適である。

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