表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/110

【失敗≒成功】

「はやぶさ」が帰還して、無事大任を果たしたが、17億円を予定していた2期プロジェクトは、5000万円の調査費に抑えられ、それも事業仕分けで3000万円まで圧縮されてしまった。


科学プロジェクト、特に「宇宙」関連は予算を切られやすい。

何故かといえば、知的好奇心を満たすだけで何の役にも立たないからである。


過去がどうだろうと、今を生きているのだから過去を知ったところで意味が無い。


しかし、人間がここまで進歩(?)したのは、知的好奇心があったからだ。

多分、先祖は『山の向こうには何があるんだろう?』と思ったのに違いない。

でなければ、ここまで人類が世界中に分布していないだろう。


ライオンが好奇心があれば、アジアにも分布して当然なのにアジアにはいない。

ゴリラやチンパンジーでさえ、生存地域は限られている。


つまり、人間から好奇心を除いたら『ただの猿』になってしまうのだ。


事業仕分けもいいが、「天下り役人」の高給や渡りを追及していればいいのだ。

訳の解らない内容まで、素人が口を出すべきではない。

好奇心を無視する施策は、生存するだけの「猿施策」である。


科学のプロジェクトが失敗すると『それ見たことか!』と、鬼の首を取ったように批判する輩がいるが、これも何も解らない大馬鹿野郎である。


失敗したと言うことは、『これでは駄目』と言うことが解ったということなのである。

つまり、無数にある迷路が大きく狭まったと考えるべきなのであり、失敗の原因を追究すれば、それこそが成功の近道なのだ。


一番悪いのが、失敗の原因を突き詰めずに諦めてしまうことなのだ。

それを本当の「失敗」と言うのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ