▶︎まっすぐ家に帰る
結局俺は、本当に家に帰った。
家に帰ると母さんが聞いてきた。
「あれ?なんか忘れ物でもしたの?」
「んーん。あ、そうだ、由香まだいる?あと、今日は学校、休ませてもらうね」
「その目の腫れ。そういうことね、わかったわ。あと、由香なら寝坊したって慌ててご飯食べ終えて支度してるところよ。あの子と話をするんでしょ?あの子にも休んでいいって伝えといて」
「うん、ありがとう母さん」
そう言って俺は由香の部屋の前に行き、トントン、と控えめにノックをした。
「はーい!って、あれ?どうしたのお兄ちゃん?」
「いや、俺と恋バナしないか?母さんは休んでいいって言ってくれてたから、ゆっくり話したいんだが」
「えっ!?学校休んでいいの!?わーい!あとお兄ちゃんと恋バナだー!!久しぶりだな〜!さっ、早く入って入って!」
「おう、ありがとう」
由香に引っ張られ、由香の部屋に入る。由香は「お菓子と飲み物とってくる!」と言ってもドタドタと慌ただしく一階にとりに行った。
由香にはずっと前からたまにこうして恋バナの相手をしてもらっていた。
最近はあんまりしていなかったので、部屋に入るのも久しぶりだった。由香は俺が絵里を好きだと知って以来、頑張って協力してくれて、くっつけようとしてくれていたけど、こんなふうにダメだったと伝えるのはなんだか心苦しかった。
由香が戻ってきてお菓子とジュースを乗せたおぼんを由香の部屋のローテーブルに置き、俺の横にピッタリとくっついて座った。
「お兄ちゃん!準備万端!さ、話して話して!」
「ああ、まず、由香に謝らせてくれ」
「えぇ!?急にどうしたの!?」
「お前が頑張ってくっつけようとしてくれたけど、結局ダメだったよ…いろいろ気を遣わせたりしたのに、ごめん」
謝罪を受けた由香は「ありえない」と言いたげな顔をして絶句している。
「ありえないでしょ!!!」
顔に書いてあるだけじゃなくて本当に言った。やっぱり由香は顔に出やすいなぁ。ま、そういうとこも可愛いんだけどね。
「ほんとにすまない…」
「違うっ!!お兄ちゃん!この際めんどくさいから言うけど、絵里ちゃんが好きなのはお兄ちゃんなんだよ!!」
「いやっ、そんなわけないじゃないか!現に絵里は孝宏と付き合ってんだぞ!」
「絵里ちゃんはお兄ちゃんが好きだから幼馴染のタカちゃんとお兄ちゃんの家族の私に相談してくれてるの!タカちゃんはただの相談相手!本命はお兄ちゃん!!わかった!?」
こいつは何を言っているんだ…?そんなわけないだろう。もしほんとに絵里が俺のことを好きで、孝宏が相談役というのなら…
「なら、俺と絵里が隣を歩く時、どうしていつもすごく距離があるんだよ!孝宏とは肩を並べて歩いてるんだぞ!この時点でもうおかしいじゃないか!俺はいつもあいつをみていたんだ!だから分かる!絵里が俺を好きになることなんてないんだよ!」
「絵里ちゃんが恥ずかしがり屋なの知ってるでしょ!?普通の人と話すのすら恥ずかしいのに、好きな人の隣を歩くのに恥ずかしがり屋な絵里ちゃんがくっついて歩くことなんて出来ないってわかんないの!?」
由香が言うことは正しい。実際、絵里はとても恥ずかしがり屋で、初対面の人と一対一で話すと緊張で喋れなくなるほどには。
だから、よく考えれば、好きな人とぴったりとくっついて並んで歩けるとはなかなか思えない。それと同じ感じで、ボディタッチや、遊びに誘うのにも緊張して、誰かを通してじゃないと誘えないのも分かる。
いや、考え直せ俺。初対面の人はダメでも、もう十何年も一緒にいるから、緊張しないに決まっているだろ。
「ならっ、孝宏に向けて!俺には向けてくれたこともない笑顔は!!?」
「タカちゃんに向けてる笑顔が"特別"なんじゃなくて、お兄ちゃんに向けてる笑顔が"特別"なの!!そんなんも気づけないの!?いっつもみてるんじゃなかったの!!?」
「なっ…だっ、だって、絵里は俺と孝宏以外とほとんど話さなっ」
「だったらなんで自分の方が特別だとは考えなかったの!!!」
そういえば、考えたことがなかった。
いや、ずっとずっと孝宏のそばにいるのだから、考えなくて当然だ。俺の頭はそんな都合のいい考え方をできない。
でも、やっぱりあり得ない。
そう言いたい気持ちを視線にこめるも、由香は気づいてすらいないようだ。
「絵里ちゃんが曇らせてばっかで逃げるのが悪いよ!私だってこんなにお兄ちゃんを傷つけた絵里ちゃんとなんてくっついてほしくないよ!ほんとは顔以外なんの魅力もないって思ってるよ!お兄ちゃんになんかふさわしくないって思ってるよ!あんな女なんて!!」
唐突な絵里に対する罵倒に、俺はどうしてもカチンときた。
いくら大切な妹とはいえ、好きだった人を罵られるとつい怒りが口に出てしまった。
「おい!いくらなんでもそんなこと言う必要ないだろ!!!」
「それだよっ!!!!」
「っ!」
「本当はくっついてほしくなんかない!でも、でも、普段ずっと優しいお兄ちゃんがそこまで声を荒げて、怒っちゃうくらい好きな人なんでしょ?」
いや、違う。俺は絵里のことをもう好きなんかじゃ…ない。
ないはずなのに、どうして、由香が言うことに納得してしまうのだろう。
「お兄ちゃんには好きな人と幸せになってほしい。でも、お兄ちゃんが好きじゃなかったらあんな女なんてお兄ちゃんに近づけさせないよ。でも、お兄ちゃんがここまで傷ついてもまだ、好きなんだから…応援するしかないじゃん…応援するしかないじゃんかさぁ…」
そこまで言い切ると由香は泣き出した。
俺は、この前諦めようと決めた人を、そんなにすぐに諦められるわけがない。
と、ようやく自覚した。だって、孝宏と絵里が2人でいるだけで嫉妬してしまう奴が、今まで諦められなかった奴が、そんなにすぐに諦められるわけがない。
「お兄ちゃん…さっき、何かもらってたでしょ?…絵里ちゃんから。部屋の窓から見てたよ」
もらったもの、きっと、あの押し花で作った栞のことだろう。
あれは部屋に置いてきたから取りにいかなければならない。だから、そっと立ち上がり部屋に向かった。
部屋に入るとコルクボードに貼り付けてある5枚の古い写真に目が止まった。
そっと近づき、壁からコルクボードを外す。
1枚目は孝宏と俺のツーショット。小学5年生の時のお祭りの写真だ。2人していい笑顔で並んでピースしている。なんだかとても懐かしかった。
2枚目は早苗さんとのツーショット。中学1年生の時、まともに関わった最後の日の写真だ。この時、圧倒的に身長が高かった早苗さんの上に座らせられて俺がなんとかして降りようともがいている写真。よく見ると、当時高校1年生の早苗さんの笑顔といつも俺に見せてくれる絵里の絵が絵がとても似ていた。
3枚目は俺と絵里のツーショット。中学一年の時の俺の陸上の初大会の時の写真だ。この時は、まだ今ほど俺と絵里の距離がなく、2人でくっついて写真を撮っていた。どうして、今とはここまで違うのだろう。そう感じざるを得なかった。
4枚目は俺たち3人と早苗さん、それに由香の5人での写真だ。俺たち3人の卒業式の日に撮った写真で、由香だけうっすら涙を流している写真。みんな顔立ちが幼くも今の面影がたくさんある。
「お兄ちゃん…?どうしたの?」
5枚目をみようとしたところで由香が部屋に入ってきた。
少し心配そうな顔をして、涙で腫らした目をこちらにむけていた。
「写真懐かしいなって」
「あ、それ、私たちの初めてのお使いの写真だよね?」
「懐かしいな…てか、恋人繋ぎなんて、ませてんなぁ」
「そうだね…きっとこの頃から私はお兄ちゃんが大好きだったんだよ」
「そうか…ありがとうな」
そう言って、コルクボードを壁に掛け直し、机の上に置いておいた栞を由香に見せる。
受け取ると由香はまじまじと栞を見つめ、ハッとしたように呟いた。
「リナリア?花言葉は…んー?なんだっけ?お兄ちゃんスマホ貸して?」
そう言われたので大人しく貸す、すると由香は何やら文字を打ち始めて、納得したかのように頷いたと思えば、すぐに口を開いた。
「お兄ちゃん。この栞の花の花言葉。「この恋に気づいて」だよ?やっぱり、絵里ちゃんはお兄ちゃんのことが好きなんだよ」
「そっ、そうかよ…」
そう言って栞から目を逸らした。
これで本当に絵里が俺のことを好きな可能性が高くなった。
でも、だからこそ、どうしていつも孝宏のそばにい続けたのかがわからなくなった。
「お兄ちゃん、まだ何かわかんないことあるって顔してる」
「あぁ」
「ならさ、今から聞きに行くよ」
由香はそう言って俺の手をいきなり手を引っ張り出した。
正直、由香が何を言っているのかがわからない。だって今、絵里は学校にいる。
なのに、どこに聞きにいくんだというのだ?
当然の疑問を由香にぶつけたが、
「いいからいいから。ついてきて!」
と言ってどんどん俺の手をひき、走っていく。
大人しく着いていくと、近所にある公園に連れてこられた。
中に入ると、公園にはほとんど誰もいなく、あるのはもうすぐ開かれるお祭りのテントくらいだった。
ただ1人だけ人がいた。それは、公園の少ないベンチのうちの、最も昔からある古いベンチに腰掛ける制服姿の絵里だった。
「絵里ちゃん。おはようございます」
「あっ、おはよう由香ちゃん」
「内容はさっきLIMEした通りです」
「うん」
「自分がどれほどお兄ちゃんを傷つけたかを理解した上で話し合ってくださいね。あと、私はあんたみたいな曇らせ女は大嫌いですから」
そう吐き捨てて由香は公園を出て行った。
残された俺と絵里の間には少し気まずい雰囲気が漂っていた。
「絵里、まず俺の話をさせてくれないか?」
「うん、いいよ」
「ありがとう。まず、俺が絵里を好きになった理由を話させてくれ」
—————————————————————————————————————
中学一年の頃、俺と孝宏と絵里の3人はずっと仲が良かった。
だが、その時ぐらいから、周りが絵里と孝宏の容姿を特別視するようになっていた。
俺は、いたって普通の顔だから、イケメンと美女の2人と仲がいいことを周りのやつから男女問わずで恨まれた。
最初はわざと俺に聞こえる声量で「1人だけ浮いてる」ということを主張しているだけだった。
ただ、いつからかは覚えていないが、俺は男どもからいじめられる様になっていた。
そもそも、俺は孝宏と絵里とは違うクラスで、いじめられていても、2人が来たらクラスのやつはみんな何事もなかったかのような感じを出す。
いじめられていることを2人に言ったら何されるかわからない俺には、ただいつも通りにしか振る舞うことしかできなかった。
そんな俺に対するいじめはどんどんエスカレートして行ったけれど、2人が気付くことなんてなかった。
でも、ある時、珍しく孝宏が休んだ時があった。
その頃には既に、絵里は1人で俺に話しかけてくることなんてほとんどなくなっていたからどうせこないだろうと諦めていた。
けれど、その日の4時間目終わり。絵里が来てくれた。
クラスの奴らも来るとは思っていなかったらしく、思い切り殴られているところを見られてしまった。
その時、普段人前で話すことや大声を出すことが苦手な絵里が初めて本気で怒ってくれた。
俺を掴んでいた男の顔面を全力で叩いて俺をそっと抱きしめてこう叫んだ。
「私の大切なヒデくんをいじめるな!!この前告白してきたあんたなんてヒデくんをいじめるなら大っ嫌い!!!周りの人もみんな大っ嫌い!!!」
絵里の声なよく通る声だったので、廊下にいた先生が気づき助けてくれたことで俺のいじめは無くなった。
その時、絵里に対する気持ちは「好きかも」から「好き」に変わった。
昔から、こういう誰かのために勇気を出すことができた絵里に惹かれていた部分があったけど、確信に変わったのはこの時が初めてだった。
絵里の家族である早苗さんにこの時のことを伝えて、自分の気持ちに自信をつけた。
—————————————————————————————————————
「これが、好きになった理由だよ。変なのって言われるかもだけど、今はもう、それ以外のいろんな場所も大好きになっちゃってるから」
「ありがとう。私もね、ずっとずっと、好きだったよ」
初めて聞いた、絵里からの俺に対する「好き」。
今まで、何がなんでも「好き」だけは言ってくれなかった絵里からの「好き」は、今までのどんな瞬間よりも俺の鼓動を早めてくれた。
けれど、俺にはまだ聞きたいことがあった。
「なぁ絵里、少し聞きたいんだが…「お兄ちゃん。ここからは少し私が言いたいことがあるから言わせてくれない?」あ、あぁいいぞ」
いきなり現れた由香が唐突に口を挟んできた。
でも、今の言い方からすると、おそらく俺が言いたいことを言ってくれるのだろう。
そう考えた俺は、黙って由香を見守ることにした。
「絵里ちゃん。あなたはどうしてお兄ちゃんが好きなのに、タカちゃんとずっと一緒にいたの?」
「それは、私の恋愛相談に乗ってくれる人はヒロくんと由香ちゃんしかいなかったから…」
「じゃあ、どうしてボディタッチをタカちゃんには多くしていたの?それで、周りが勘違いするとか考えなかったの?」
「ボディタッチは、ちょっとした挨拶とかそんな軽いノリのつもりだったから周りのことなんて気にもしてなかったし…」
「じゃあどうしてタカちゃんと必要以上に2人きりになる様にしたの?」
「そ、それも恋愛相談のため」
「いつも一緒にいる異性が、2人きりでどこかに消えても、勘違いされないと思ったの?」
「そっそれは…」
「お兄ちゃんに勘違いされるとも思わなかったの?」
「えっ、えっ…」
「タカちゃんとこの前の日曜日にモールでデートしてたのは?」
「あっ、あれはデートじゃなくて!」
「好きな人が別の人とずっと仲良くしてて2人きりになったり2人きりで出かける。つまりデートをしてるのをみたとして、なんとも思わないの?」
「そ、そんなの嫌に決まってる!」
「ならどうしてそんなことをお兄ちゃんにしてきたんですか?お兄ちゃんが今までどれだけ傷ついたかわかっていないでしょう?さっき私は言いましたよね?「自分がどれほどお兄ちゃんを傷つけたかを理解した上で話し合って」って」
「うっ…」
「あなたがそんなことをしたせいで、お兄ちゃんがとても傷ついてきたというのに、さんざん曇らせて、挙句好きだと分かり合えたらそれで恋人になってOK?そんなわけがありません!あなたのせいで今までどれだけお兄ちゃんが泣いてきたと思ってるんですか!!そんな傷つけてきた人とお兄ちゃんがくっつくのを許してくれるほど、私が優しいと思ってたら大間違いです!今の私にとって、あなたほどお兄ちゃんにふさわしくない女なんていません!ですが!これからは行動で示してください!私を納得させるほど、お兄ちゃんにふさわしくなるまで付き合うなんて認めませんから!!!返事は!!!?」
「はっ、はいぃ…」
「わかったんならいいです。ただ、今すぐ付き合えるよう死ぬほど努力しろとは言いません。だから、これでも使って今から出かけてきてください。タカちゃんと私からのお祝いの気持ちです」
そう言って由香はさんざんブチギレたあと、なんか勝手に付き合うことを認めないとか、どこぞの父親みたいに叫んだあと、近くの遊園地のペアチケットをくれた。
孝宏と由香からの贈り物って言ってたから、2人は俺らがこうなることを見越して用意してくれてたんだろう。
ほんとうに、2人はどこまでも優しいんだ。
俺たち2人に背を向けて、由香はこう言い残して公園を去っていった。
「お兄ちゃんを泣かせたら承知しませんから」
という一言だけ。
ほんと、どこの父親だよ…あと、普通は男の家族や友人じゃなくて、女の家族や友人が男に向けていう奴だろうが…
でも、由香がこうして少し変化球な祝福をしてくれて、本当は心から嬉しく感じていた。
「ありがとう」
とだけそっと呟いて、俺と絵里はそっと公園を後にした。
◆◇◆◇◆
教会の鐘の音とともに、純白のヴェールで身を包んだ俺の最愛の人がゆっくりと歩いてくる。
その人が俺の隣に並び、俺たちはそっと向き合う。
そして—————
「うん!流れは完璧だよ!!あとは明日の本番に向けて、もう一回通すだけだよ!」
「おつかれー!一旦休憩入っていいよ!」
「うーい、ありがとー」
そう言って、タキシードをきた俺とウェディングドレスをきた絵里は近くの座席に腰をかける。
今は、明日の高校最後の文化祭で、うちのクラスがやる劇であるラブロマンスのラストである結婚式の部分の練習が終わったところだ。
あのあと、しっかり由香にこれでもかというほど色々指摘されて、一年半近く時間をかけて恋人になることができた。それ以降、絵里はほんとにずっと俺のそばから離れなくなり、自然と俺と絵里が付き合っていることが周りに知れ渡った。
最初は色々言われたけど、いつのまにかクラス公認バカップルになっていて、今でもたまに祝福されるようにもなっていた。
そして、まさか、この劇が決まった時に、ヒロインが絵里で主人公が俺になるとは思ってもみなかった。
主人公は孝宏がやると思っていたけど、そこは絵里の彼氏である俺がしっかり務めろとのことで、満場一致で決定してしまった。
まぁ、こうして劇の中でとはいえ、一足先にプチ結婚式を体験できるとなるととても嬉しく、結構ガッツリ練習を楽しんでいた。
隣に座るウェディングドレス姿の絵里はとっても綺麗で、また惚れてしまいそうになる。
そう思いながら見つめていると、視線に気づいた絵里がこっちを向き、微笑みながら口を開いた。
「明日は文化祭本番だね。気合い入れなくっちゃ」
「だな、失敗はできないな。せっかく任されたからには最高の演技にしような」
「うん!そして、もう数年したら、今度は本当の結婚式があるんだから、それに向けていっぱいがんばろーね!」
そう言って再び立ち上がってこちらに向き直り、笑顔で俺を見つめてくれる絵里は、やっぱり最高の彼女だと思う。
そんな笑顔に応えるため、俺も全力の笑顔で、絵里に答えた。
とりあえず、こんな感じで完結です!
不満があったら申し訳ございません。期待に応えられるよう、今後は工夫していきます。
あと、おまけとして、もう一つだけお話をの投稿しますんで、そちらも楽しんでくれると嬉しいです!




