久し振りだな、智哉に苺花。
この話で、完結です。
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ありがとうございました。
「なっ!」
今までと比べて、遥かに圧倒的な「力」が漲ってくる。
コレなら……
「シホウイン、コロシテヤル!」
「サヨウナラだ、神埼。」
「ガアァアアアーーー!」
俺は、異空間収納から愛刀を出し、居合に構える。
そして、溢れる力を全身に、刀に巡らせる。
「……鬼神絶刀!」
……チン
「ガアァアアア……」
神埼だった化け物は、身体から首が離れ、倒れた。
そして、神埼だった化け物は、灰となり散った。
同時に、俺の愛刀も……
(またな。)
その声が頭に直接、聞こえた後、あの「力」は消えた。
あの「力」は一体?
そして、「鬼神」とは何だ?
この後、現場に居た全員と、隠れて見ていた皇帝と第1王女ベアトリス皇女とリリーシュに、誓約魔法を掛けて、話せる部分だけ話した。
その後、真城達は、暫く軟禁されていたが、体調不良を訴え、念のために、称号を確認すると、真城の「聖女」が「僧侶」に、半間の「拳聖」が「拳法使い」に、入谷の「大魔導士」が「魔法使い」に、北条の「聖騎士」が「戦士」になっていた。
更に、基本能力も軒並みダウンして、帝都の一般人レベルまで下がっていた。
コレは、何処かのひねくれた女神が「後始末」と言っていた。
俺は皇帝から、リリーシュの婿にならないかと言われたが、王国の貴族で、既に婚約者が居るからと丁重に断った。
すると、皇帝が、小さい声で、「爵位が上がれば降嫁出来るな。」と言っていた。
アリウスに、これ以上の叙爵を止める様に言わないと……
あれから、1週間も帝城にお世話になっているが、神埼が持っていた「アレ」は分からないままだった。
帝城にお世話になりっぱなしも悪いからと、帝城の騎士達と鍛練をしていると、リリーシュが、紹介したい人達がいると言って来た。
そして、中庭の用意された席に到着すると一言。
「久し振りだな、智哉に苺花。」
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