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レキウス=フォン=レイロード子爵様ですね?

やっぱり、「アレ」は外せません。

 目的地の町「アスカロカ」が見えて来た。

 馬車の中に居る3人も緊張が解けると良いな。


 (さかのぼ)る事、数10分前、貯金箱(ためたおたから)を取りにアジトに向かった俺達は、ヤエに制圧をやって貰ったら上手く行き、何も無かったら回収だけだったんだが、今回は違った。

 盗賊達は、捕まえた人達を売る気が無かったみたいで、悲惨な状況だった。

 対応をヒナとリンに任せて、俺は、居残りの盗賊共を拘束して準備して待っていると、洗浄(クリーン)で綺麗になり、こういう時の為に用意した服を着た女性達が出て来た。


 女性達には、首から上はお金に換えないといけないからダメだけど、首から下は何をしても良いよ、と伝えると、(あらかじ)め出して置いた盗賊が使っていた槍や剣を、それと用意した松明(たいまつ)を使って、女性達は恨みを晴らした。


「物」になった盗賊共から、換金に必要な首から上を専用の袋に入れてマジックバッグに仕舞って後処理を済ます。


 恨みは晴らしたが、生きる気力が湧かない女性達は、俺達の指示に従うが、絶望した顔をしていて静かだった。

 それでも、一応は助けたし、生きているから頑張って欲しいと俺は思う。


 ……やるか。


 一旦、馬車を停めて、俺は女性達に聞いてみた。


 ……結果、女性達はまだちょっと表情に陰があるけど、明るい表情になっている。

 まあ、復元再生(フルリバース)で、身体を「綺麗(・・)」にしたからな。

 口裏も合わせたし、誓約魔法で封じたから大丈夫だろう。

 そして、記憶は残るから辛いだろうけど、再起出来る切っ掛けは出来たから頑張って欲しい。


 女性達は、売られる予定だった為に無事(・・)だった。

 そういう事にした。


 そして、到着した町「アスカロカ」で、盗賊共の換金を済まして、3人に金貨1枚ずつ渡して別れた。


 とりあえず、俺達は宿を取り町を散策した。


 ……すみません。

 一部のテンプレを有料化してください。


「なあ、オレらが優しく言っている内に、服と靴以外を置いて立ち去れや、ガキ。」


 問答するのも面倒臭いと思った俺は、周りの野次馬達に聞いてみた。


「すみません。このボブゴブリンに人族の言葉を教えた偉い人が、今、何処に居るか知りませんか? 首輪が無いみたいなので保護して欲しいのですが……」


 そう言ったら、笑い出す者、青くなる者が居る中で、俺達に絡んだボブゴブリン3人が顔を赤くして腰の剣を抜いた。

 勿論、罪状を更に重くして正当防衛を成立させる為に、右腕に3cm程の切り傷を作った。

 ……良し!

 正当防衛成立!


 30分後には、詰所で俺が貴族である事を暴露して、最大限に罪状を重くしてから、詰所を後にした。


 ……だって、ヒナの悪口を言ったからだ!


 ヒナもそれが分かっていたから、黙っていた。


 さて。

 気分直しに甘味処で、軽く食べてから町の散策を再開したのだが、詰所の誰かが告げ口をしたみたいで、町の領主の使いが現れた。


「レキウス=フォン=レイロード子爵様ですね?」

「そうだが、貴方は?」

「私、この町の領主『ラーキ=スータ=アスカロカ』の執事をやっております『クロユ』と申します。是非、お話がしたいとおっしゃっております。もし、宜しければお時間を頂けないでしょうか?」


 一応、ヒナとリンを見たら頷いていた。


「分かった。」

「ありがとうございます。それでは、この馬車にお乗りください。」


 規模が「町」だから、高くて子爵位までかな?

 俺はそんな事を考えながら、執事のクロユに案内されて、応接室で待っていると、息を切らした細身のオッサンが礼儀作法を無視して入って来た。


「不躾に申し訳ないが、レキウス=フォン=レイロード子爵御本人ですな?」

「ああ。」


 俺が返事を返すと、身体の力が抜けたのか、少し乱暴に俺達の対面に座った。

 因みに、ヒナとリンは俺の後ろに立っている。


「……先程までの無作法をどうか許して頂きたい。」


 暫く経つと落ち着いたのか、目の前のオッサンが自己紹介から始めた。


「私が、この町の領主の『ラーキ=スータ=アスカロカ』で、爵位は男爵です。それで、実は、折り入ってお願いがあります。」

「話だけは聞きましょう。」

「ありがとうございます。」


 内容は、ありふれたテンプレだが、現実だと笑えない悲劇だった。

 スタンピードの可能性が発生しているらしい。

 まだ、最終確認待ちの為、町にお触れを出していないらしくて、町に住む人達は普通に生活しているが、いざ、スタンピードが発生した場合は、間に合わない可能性が高い為に、対応に苦慮していた所に、竜殺しの俺が来た、と言う訳だ。


 ……まあ、通過点的な町だから、強い冒険者とかが居ないのだろうなぁ。

 勿論、領主として、何もしていない訳もなく、近辺の強い冒険者達には冒険者ギルドを通して召集しているらしい。


 そして、領主は泊まっていって欲しいと言われたが、貴族として動くと色々と面倒になりそうだから、冒険者として依頼を受ける形になり、宿屋の名前を教えて、領主館を後にした。


 今日中に分かるらしいから、明日の朝、領主館に行ってみようと思う。


 宿屋に帰った俺達は、武器や装備品を確認して、宿屋の夕食を頂き、順番に部屋の風呂に入り、就寝した。


 因みに、脱衣場でばったりがヒナとリンで有った!

 偶然、隙間から見えたけど、ヒナも成長しているな。

 ……まあ、最後の記憶が、6才の頃の川遊びだから当たり前と言えば当たり前か。


 翌日

 俺達は朝食後に、領主館に行ってみると、スタンピードは確定みたいで内容は、推定でゴブリンが300匹、オークが80匹、オーガが15匹との報告が来たみたいだ。

 そして、召集した冒険者達は、今日の昼頃には到着する予定らしいから、それまで待つ事にした。


「……お前が、竜勇者(ドラグブレイヴァー)か!」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


主人公が見たのは、さくらんぼでは無く、手で隠しきれなかった下側1/3だけです。



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