表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/97

ひぃっ!

ヒナも、西条日向の時に、5種類の武道で合わせて25段の猛者です。

 お!

 ランガとスーガはきちんと3人を助けたな。

 それに、ヒナとリンの方も終わったみたいだし、ハクガ達も、気を効かしてオークを1つの所に集めているな。

 それなら、遊ぶのは止めるか。

 俺は刀を居合の構えで対峙する。

 オークジェネラルも何か察したのか、渾身の一撃を振ったが、俺はその一撃を躱し、オークジェネラルの腕に着地して首を狙い一閃!


「破っ!」


 俺は、居合の勢いのまま、オークジェネラルから離れ背を向けたまま着地して納刀する。


 チン


 納刀する時の音が周りに響くと同時にオークジェネラルの首が身体から離れて地に落ちた。


「レキ、やったね。」

「お見事です、レキウス様!」


 俺がオークとハイオークとオークジェネラルを異空間収納に仕舞い終わった頃には、マリ、リラ、ラナも落ち着いたみたいで、リンの周りに集まっていた。


「リン。皆の所に戻ろう。」

「はい、レキウス様。」


 一応は、他に囚われた者とか、誰かの物かもしれない品は無いかを確認したが、何も無かったから、オークの集落の中央にクロードが大穴を開けて、シュナに家屋等を完全焼却して貰い、ハクガが風を操り灰を穴の中に入れた後、セイルが出した水で地表を濡らして穴の中に洗い流した。

 その後、クロードが土を操り埋めた。



 黒猫人族の集落に戻った俺達は、集落の中央に台座を作って、そこにオークジェネラルから抜いた魔石を置き、クロードが張った結界の要石になる様にした。

 この結界は、簡単に言えば異世界モノに出てくるエルフの結界と似た様な効果を持つ。

 集落に辿(たど)り着けるのは、俺達や黒猫人族か、もしくは、俺達以上の存在のみだから、幾ら俺が召喚出来るとはいえ、神たる玄武の結界を破る者が居るとは思えないけどな。

 その後、結界の範囲内少し手前の木々等に間隔を開けて飾りを付け、結界の境目が分かる様にした。

 多分だけど、まだ逃走中の黒猫人族は、この森にくるだろうから放置だな。

 流石に、黒猫人族については、俺の独断で動くのは無理だから、ゾフィーネさんと相談だな。

 旅の途中とかに黒猫人族が居たら保護してこの場所に連れてこよう。

 後、俺の考えた事を話して、集落復興する迄に必要な食糧の一部として、日数分のオークを置いた。

 それと、腐るといけないから、セイルとクロードの合作で氷室を作った。

 オマケとして、クロードが地下の水脈を操作して枝の様に細い水脈を造り、集落の下を通る様にしてそこに井戸を作った。

 これで(しばら)くは自給自足で頑張ってください。

 連絡とかは、「彼女ら」に任せよう。


 調査結果という形で言うのなら、元々、森にはオークの集落が出来ており、それを黒猫人族が森で暮らす事で、歪みが生じたのが原因、という所かな。

 ……と、いう報告を領主館に戻った俺達は、ゾフィーネさんだけ応接室に来て貰い話した。


「まさか、幻とまで言われた『黒猫人族』が森で暮らしていたのが原因だったなんて。」

「まあ、そんな訳で、襲撃等の心配が無い様に処置しているが、良い意味で彼らを保護したい。協力して欲しい。」

「分かりました。私に出来る事なら協力します。」

「ありがとう。それで、表向きは貴女の補佐としてメイドを2名付けますので、それでお願いします。後、護衛としても使えますので、危ない時は守って貰ってください。」

「レキウス様、ありがとうございます。」


 とりあえずは、ゾフィーネさんにも黒猫人族の今後を考えて貰うとして、次はオークを使って売名行為をする為の話を始めた。


「……という事でお願いします。」

「分かりました。村を廻り、規模に合わせて、オークを配っていきます。」


 お題目は何でも良いけど、要するに、「新しい領主が来ました。今までお疲れ様でした。これからもよろしくお願いします。」という感じでオークを配り、支持を上げよう、という考えだ。

 因みに狩ったオークは全部で113匹だ。

 それと、ハイオーク2匹と、オークジェネラル1匹だ。

 その内、ハイオークとオークジェネラルと、オーク5匹は手元に残した。

 オークは食用肉としては高級品に入るからな。

 オークの魔石はゾフィーネさんに預けて判断を任せる事にして業務上の話が終わり、その日の夕食はBBQになった。

 ヒナやリンにハクガ達も旨そうに食べている。

 使っている肉はオークの肉だからな。

 そして、俺は腕を振るった。

 実は、前世では料理が趣味の1つだったりする。

 ヒナに上目遣いでお願いされて作ったのだが、この事が後になって、後悔する事になるなんて、俺は夢にも思わなかった。


 その日の夜、俺達は領主館に泊まるのだが困った事になった。

 俺が居る部屋は領主用の部屋で、その部屋の中に扉があり、その扉の向こうの部屋にはゾフィーネさんの部屋なんだよね。

 しかも、その扉には鍵が無い、という。

 ……ヒナが包丁を持って部屋に乱入しそうで怖い。


 ギィ!


「ひぃっ!」 


 中の扉が開いた!?

 本当にゾフィーネさんが入って来たらどうしよう。


「レキ、起きてた? 私とリンは、ゾフィーネさんと色々と話してて、そのままゾフィーネさんの部屋で寝る事になったから。」

「……わ、分かった。」


 ど、どうやら、ゾフィーネさんの部屋でヒナとリンが入って女子会みたいな事をしていたみたいだな。

 ……こ、怖かった。



 翌日は、来た(つい)でに、都市を見て廻る事にした。


「なあ、オレ達と組まねえか?」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ