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本当に酷い転生あるあるだったな。

現地人的には奴隷は身近な為に売買については特に何もなかったりします。

 本当に酷い転生あるあるだったな。

 まあ、日向との邂逅は感謝しているが。

 後、何が終わってないんだ?

 ヒナには四方将神も含めて全部話したし、屋敷の皆には1度、四方将神の4人を紹介したしな。

 それから、あの4人には不便だから、名前を付けたんだよな。


 白虎は、「ハクガ」

 青龍は、「セイル」

 朱雀は、「シュナ」

 玄武は、「クロード」


 ……と、なった。


 俺は神殿を後にして、王都を散策していると、多分、奴隷商の馬車が目の前を通り過ぎた。

 何故か、その中の黒髪紫眼の獣人族と目が合って、そして、その馬車は何処かに行った。



 オークションだが、俺は買いたい商品が買えないのは嫌だから、こっそり夜に王都を出て狩りや近辺やそれなりの遠方に生息する盗賊共を潰してアジトのお宝を没収して充分な軍資金を荒稼ぎして確保した。


 ……ヒナには呆れられたよ。


 勿論、自身の力の確認や四方将神の力を見る為でもあるけどな。

 まあ、白金貨500枚もあれば買えるだろう。

 後、子爵になったから、門番とメイド等が必要と言われたから、これもオークションで良いのが居たら買って欲しいと言われて購入しようと思う。

 しかし、元日本人としては奴隷には抵抗あるけど、きちんと貴族や平民の感覚があるから不思議な感じだ。

 奴隷と言えばアレだけど、言い換えれば社会的な最後のセーフティラインとも言えるよな。

 それに、奴隷の中には、自業自得の者も居れば、家族を守る為や救う為になった者や、冤罪でなった者も居るから、しない善よりは、やる偽善かな。


 オークション会場で受付を済ませ、渡された仮面を俺達は装着する。

 俺と一緒に同行しているのは、ヒナと執事のゴハスとメイド長のアンナだ。

 因みに、この仮面だけど、貴族や商人同士、プライベートまで干渉するのは止めようという意味らしい。

 まあ、お互いに叩けばホコリが出るからだろうな。


 そんな訳でオークションは始まり、最初は物品からで名高い冒険者が引退するから手放した武器や防具から始まり、ダンジョン産の武器や防具や魔道具に、貴重な薬草、前世でもありがちな名画やアンティーク等も出されて、一応は王都のオークションだなっと思った。

 後、大金貨とか白金貨を使わず、金額の表示は全て金貨となっていて、例えば金貨10000枚とかになる。

 これは、お互いに聞き間違いを防ぐ為だ。


「レキウス様、何か買われないのですか?」

「ゴハス。俺って平民から貴族の養子になり、竜退治で俺自身が貴族になって、更に、異例の早さで子爵になっただろ?」

「はい。」

「そんな俺が子爵になった途端に、オークションに参加して、あれこれ買えば、他の貴族に嫌われないか?」

「そうですね。その公算は高いと思われます。」

「そうだろう。」

「流石です。」

「いや。これからも、そうやって俺に意見等を言って欲しい。」

「畏まりました。」


 そんな事を話していると、特に欲しい物は無く前半は終了した。

 俺は気分転換にオークション会場を彷徨(うろつ)いていると、この後に出品予定の奴隷が集められている場所に出た。


「あの娘も可哀想になぁ。」

「そうだよなぁ。」

「噂じゃ、婚約していたのに、痴情の(もつ)れの結果、責任を取らされて貴族籍を外されて追放され、人拐いに会い奴隷として売られたらしいな。」

「しかも、冤罪の可能性も有るとか。」

「……おい! 何を話している! さっさと持ち場に戻れ!」


 先程まで話していた2人は持ち場に戻る為に走り去り、上の立場の者だけが残ったみたいだな。


「まあ、オレとしても同情するが諦めてくれ。」


 俺はそっと見ると、檻に付けられた番号と中に居る奴隷の外見を確認出来た所で俺は、この場から立ち去った。


 この後、何ヵ所か廻り、会場に戻り、軽く食事を皆と済ました頃に、オークションの後半が始まった。


「さあ、オークションの後半が始まります。ここからは、全て奴隷となります。先ずは犯罪奴隷からです。」


 この世界の奴隷は、3つに分ける事が出来る。


 1つ目は、犯罪奴隷で、戦犯や重犯罪を犯した者がなるから、使い潰す事が前提となる為、結構安い。


 2つ目は、借金奴隷で、そのまんまの意味だが、内容は様々で、自己破産した馬鹿や、恋人や家族を助ける為に借金して返せなかった者や、騙されて借金を背負い奴隷になった者や、金に困って強盗等をした者も、此処に含まれる。


 3つ目は、特殊奴隷で、簡単に言えば「訳有り」で、戦争で負けた側の武将やその家族や、貴重種の獣人族や、冤罪の可能性が有る貴族の娘とかだたな。

 基本的には、貴族は、大抵は内容を問わず、奴隷になって売られる時は、この「特殊奴隷」に入る。


 それとオークションでの奴隷の出し方は、先に男性が、後に女性が出される。


 犯罪奴隷の出品は終わり、次は借金奴隷で、運良く農家と商人の家族が居たから買う事にして、2つで金貨31枚で落札し購入した。

 それと、親の借金の形に売られた三姉妹を金貨28枚で落札し購入した。


 最後は、特殊奴隷だ。


「さあ! いよいよオークションの目玉である特殊奴隷の出品をいたします。皆様、奮ってご参加ください。」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


この世界の奴隷法は、とりあえず、見え見えの方法で殺さなければ罰則はありませんし、最低限の衣食住が義務付けられているだけです。

後、奴隷は物扱いになります。

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