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夜の飲み屋で

作者: YZK

ビールを飲んでいる。ハーフのカップル。サラリーマンの一座。ホールには舞さん。働き始めて数ヶ月。てんてこ舞い。ハイボール、カシスウーロン、ハートランド入りましたー!アサバさんはね!そういうところが良くないと思うんですよ!サラリーマンは咆哮する。ハートランド3つ入りましたー!


海外ビールを取り揃え世界の料理を食べられる。それがウリの店。2品目のフライドポテトはアンチョビがきいている。器が大きいんだか、小さいんだか、よく分からない部分があって、あと、あれもある、先輩らしさというか……彼女の話をニコニコと聞いている彼氏。


あのー、予約したシバタなんですけど。若い女性が3人。オーナーがキッチンから声をかけ、舞さんが席へ通す。女子会は始まる。


のわりには、アサバさんめちゃめちゃ眠そうなんだよね、ミーティングの時。男は相槌しながらジャケットを脱ぐ。ちょっと、食べるの早すぎじゃない?オーナー。ペース早いと俺が追いつかないからゆっくり食べてよ。


そういう感じがいい。チェーン店では味わえない特別。


イギリスのビールを頼む。思い切って高いもの。一本目はチェコ、二本目はメキシコだった。ああ。うまい。うまいなぁ。このビールおいしい。こないだの本当にありがとう。彼女がお礼をする。少し訛っている気がする。ハーフなのは関係あるのだろうか。しかし、おいしいなぁ。しあわせだ。


軽快な音楽。本日はこの中にお誕生日を迎えた方がいます。女子会のテーブルへ舞さんがケーキを持っていく。ハッピーバースデー・ディア・ケイコさん。場のみんながケイコさんを祝う。平和がここにはある。


舞さんがサラリーマンの集団に声を掛ける。ラストオーダーのお時間なんですけど、どうされますか?延長もできますよ。まだまだ海外旅行し足りないんじゃないですか?

拙文、拝読頂きありがとうございました。

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