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驚いた

作者: 竹仲法順

     *

 今回の芥川賞の発表があった翌日――今日なのだが――、新聞で見て、だ。お笑い芸人のM吉さんが受賞していて、一瞬本当かなと思ってしまった。その後でネットを見ていると、昨夜が彼の受賞で大騒ぎだったことが分かったのである。

 確かに芸人が受賞するとは意外だった。ノミネート段階で冗談半分で登場してきたと思っていたのだが、めでたくお獲りになったようだ。新風かもしれない。何かと古めかしい文壇という場に。

     *

 M吉さんが受賞された後、一連の関連ニュースを読んでいると、かなりの読書家で、純文学作品を本気でお書きになっていることが分かった。単なる冷やかしとかじゃなくて。だが、ある意味、新鮮。お笑いをやる際の感性で書かれると、何かとお堅い文学作品も面白くなってくる。下手に文章にこなれたプロよりも、返ってそういった異分野で活躍なさっている方の方がいいかもしれない。これから先、どんな作品をお書きになるのかは分からないのだが……。

 それに出版不況を打破するためなら、出版社サイドも何でもありだろう。M吉さんがいい実験台になるのかもしれないが、前述したお笑いの感性は活かせるかも?頑張ってほしい。もちろん、本が売れるのも芸人という知名度があって、ではあるのだが……。

     *

 いいニュースと並行して、決まってそうじゃないそれもある。ボクの大嫌いなA日のH道ステーションでF舘がM吉さんの受賞を小馬鹿にするような発言をした。F舘など連日公共の電波でいい加減なことを垂れ流す〝クサヨ〟キャスターなのに、今度は芥川賞受賞者を排撃するとは……。

 いっそのこと、国もA日とかM日を電波から締め出してしまったらどうだ?もう二度と、お前ら売国奴は出させないと。F舘など、典型的な反日勢力。早く日本から追放してしまった方がいい。あの連中だって、故国の方が居心地がいいだろう。永久に日本に来させないことだ。

     *

 最後に一言申し上げておくが、これからの文壇は幅広く面白い才能が活躍できる方がいい。旧来の新人賞派閥などの垣根を取っ払ってである。いろんな人たちの作品が集まると、旧弊がいいものへと化ける。そういった幅の広さ、奥行きの深さが必要。期待している。これから様々な才能が活躍していくことに。

 ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                              (了)


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