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エメラダに友達が出来るの回

「春うららかこの様な日に私達1年生が学園に入学出来たことを心から感謝します。入学生代表、オーパル・レヴィウサ・オブ・エルドラド。」

学年首席だと名声だかい王太子様の

典型的な入学宣言の元締めくくられた入学。

私達は物語の舞台である学園に入学してきました。

「こんにちは。貴女はどうしてそんなにあっつ苦しぃーベールなんてかぶってるのかな〜?」

「久しぶりですね。ルビーお姉さま?」

「アハハ〜バレた?久しぶりだね。エメ。元気〜?」

去年入学したルビーお姉さまが早速構ってきました。ルビーお姉さまはなんでも去年の美術コンクールやらで国王賞……一番淒い賞を取ったとやらで学園で有名な人なので皆さん注目しております……

「ルビーお姉さま久しぶりです……真珠は?」

「ルビーお姉様久しぶりですわね。いかがお過ごしでしたか?」

「ルビーさん、お久しぶりです。

お変わりはございませんか?」

「ひっさしぶり〜!パル兄は?」

「少々お待ちなさい。そんなに一変に質問したらルビーお姉さまが困りますよ?」

「久しぶりだね〜真珠は武道場、パル兄は、多分図書室で、エメの入学式だから、エメを探し回ってる頃だと思うよ。

私は変わってないし、元気に過ごしてた。あと、エメありがとね!」

いつの間にかルビーお姉さまは某歴史人物の如く多勢の話を聞き分けるお人になってました……

「そう……武道場行ってくる。」

「ならいいですわ。」

「随分淒いスキルを身に付けましたね。どうやって?」

「えぇ……パル兄来るのか。なら待っていよう。」

「瑠璃ちゃんいってら〜ところでロッテは変わってないね。んーなんか、コンクール関係で友達に問い詰められてたら自然とね(笑)だってパル兄は昔も今もエメコンだもんね(笑)」

「エメコンってなんですか!?パル様は素晴らしい人なんです!!」

「有り難うエメ……大きくなった。」折角可愛い顔なのに隠してちゃっ勿体ないよ。あっ……でも隠してないと減っちゃうね。どうしよっか?

「ひゃぁっ……」

びっくりしました!後ろからギュッてされたと思ったら愛しのパル様が抱きついてるんですよ!?なんの御褒美ですか!?それとも私に萌え死ねとの神からの御達しですか!?

「可愛いねぇエメ……大丈夫?誰にも穢されてない?」

「もう!パル様は過保護なんです!私ももう15なのでなんでも出来ます!」

「ねぇ〜エメ?いい加減周りに人がいる事にきずかないかな?イチャイチャするなよ馬鹿っプル。」

イチャイチャしてませんってば!

「パル兄久しぶりっす!パル兄の活躍聞いてるっすよ!毎年学年総合首位、去年の武術大会では、文句無しの一位かつ、最年少での総合一位、素晴らしいっす!」

「早くクラス発表見に行きませんか?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「エメだけ1組だね?なんでだろ?」

「ホーンと俺等全員2組なのに。」

「まぁ……エメは総合2位でしたし、実技も魔力も、有りますから学園的には将来文官にでも成って頂き卒業生である事をアピールして欲しいんでしょうね。その為には王太子様に、近づける必要が有るんでしょうね。」

「エメ……苛められたら瑠璃が助けたげるから……早く言う!」

「貴女みたいな人が1組なんて気に食わない人が沢山居るでしょうが……辛かったら何時でも2組にいらっしゃい。この、わたくしがぎゃふんと懲らしめてやりますわ! 」

「辛かったら言うんだよ?僕が学園内で作ったコネをフル活用して、エメを辛い目に合わせた人を消したげるから。あと、皆も辛い目にあったら言ってね?」

あぁ!エメはいい家族を持ちました!そして、絶対に辛い目に合ってもパル様だけには頼らないと決めました。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「はいはい!静かに。自己紹介して、頂戴。では……エメ!エメ・アーロンから!」

はぁ?私から?なんで?

「エメ・アーロンです。有名なルビー・アーロンやパル・アーロンの妹です。宜しくお願いします」

ルビーお姉さまやパル様の兄弟だと言っておけば誰も苛めたりしないでしょう!なんて立ってルビーお姉さまやパル様には媚を売っときたい人達ばかりでしょうから。

「今朝、挨拶をしたので知ってる人も居るだろうがオーパル・レヴィウサ・オブ・エルドラドだ。まぁ仲良くしたいと思っている。」

偉そうだな……何様だよ……はいはい。王太子様だろ。知ってるよ。

「クリスタ……クリスタ・エメロード・フォン・エルソラです。仲良くしましょう。宜しくお願いします」

微笑みの貴公子だとか名声だかい攻略キャラだな。えっと……常に笑顔な腹黒副会長だったかな?

「クレア・グリーン・フォン・グレゴリアですわ。数年前に居なくなったエメラダ様の代わりにと、養子縁組にりましたわ。」

あっそ。悪役令嬢兼ヤンデレ王太子様の御守り頑張ってね。

「高湖院光。宜しく。」えっとヒロインの先輩の後輩役だったかな。

まぁヒロインの親友ポジションが彼女。

「シャルル・サン・フルールですの。クリスタ様の婚約者ですので、クリスタ様には手を出さないで頂けますか?」えっと悪役令嬢その2だっけ?クリスタの婚約者で、エメラダの手足。

これがゲーム開始時二年生……ヒロインの同級生が出揃ったかな?

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「おぃ。エメラダ!今まで何処に隠れてた。探し回ったんだからな!」

うげぇ……早々にニゲタソウト思ってたのに。

「殿下!彼女は別人ですわ。名前が違うでしょう。」

「そうですよ。勝手に決めつけてはなりませんよ?」

「クリスタ様!庶民などに話しかけては穢れてしまいますわ!」

げぇ……王太子様が構ってきたらキャラ達がやって来たわぁ嫌だわぁ。

「エメ……コッチ……早く、先生呼んでた…… 」

「えっ?先生?呼ばれてないよ?」

「そう?折角だからお茶しない?」

高湖院さんのお陰で、逃げ出せそう……

「はぃ!喜んで!」

「ん。早く行こう?それでは、お先に失礼致します。」

わぁ……高湖院さん綺麗にお辞儀したなぁ……

「はぃ。それでは、王太子様、グレゴリア公爵令嬢様、エルソラ公爵令息様、フルール侯爵令嬢様、お先に失礼いたします。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

カフェにて

「高湖院様有り難うございます!」

「別に……高湖院じゃなくていいし、様付もいい。」

わぁイイ人だぁ、私は、元はグレゴリア公爵令嬢でも、今は孤児院出身の庶民だ。高湖院様に助けてもらえる様な立場じゃない。

「ですが……目上の人なので……」

「私が偉いんじゃない。お父様とお母様が偉いの。だからただの光。」

素晴らしい人だ!エメラダに見習わせたいよ。

「では、光様で……えっと……私の部屋でお話しませんか?少し重要なお話したいです。」

「ん。良いよ。告白?」

「アハハ……誰に告白するんですか!」

「好きですっ!って私に?」

意外と光様は軽口をいう人だった様で(笑)瑠璃ちゃんみたいだって思ったのは秘密!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

in Eme's room

「どうして、私を庇ったんですか?」

「ん?困ってたから。それに……エメ偉い人の娘。」

えっ?なんでバレた?誰にも言ってないし……そもそもいう気ないし、

知ってるのは孤児院の人達だけだ……

「えっ?なんで……?」

「エメラダなんたらさんの名前が出た時びくって身じろぎした。」

まじか!ポーカーフェイスだったのに!?笑顔を崩さなかったよ。

「それにエメラルドグリーンの髪してる。」

結い上げてるし、ベールかぶってるから見えないはず!?

「ゆっ…結い上げてベールかぶってるから見えないはず…」

「やっぱりね。」

釜かけられたぁ~!?まじか!

「だっ!誰にもバレてないですよね?」

「王太子薄々気がついてる。」

えぇ一番面倒な人じゃないですかぁ!

コンコン「エメ?入るよ?」

瑠璃ちゃん登場!?瑠璃ちゃんと光様って似てるからどっちがどっちか分かんないよ!?いや!顔は似てないんだけどね!?声とか、喋り方とか似てるよ!?

「瑠璃……久しぶり……」

「久しぶり光。」

えっ?えっ?えっ?何が起こった!?まさかる瑠璃ちゃんと光様は知り合い!?

「エメマヌケ。」

「本当だ。」

「えぇ!だって!いきなり友達と姉妹が久しぶりとか会話を始めるんだよ!びっくりするよ!?」

本当だよ!

「光……話し方変わった?」

「アハハ~バレたん?」

いきなり関西弁に変化!?えっ?えっ?えっ?

「友達……だったから……分かるよ。」

「そ〜か。そ〜か。そないしても瑠璃痩せたな(笑)ちゃんと食いよんか?」

「何が起こったんですか!説明して下さい!」

まぁ……瑠璃ちゃんの昔の友達だったってくらいかな?

「婚約者の妹。」

「瑠璃の婚約者やった人の妹やねん(笑)」

……思いもよらぬ関係でした。

「エメ~瑠璃~カフェで入学おめでとう会をしよう!ロッテも誘ってきたよぉ~後は、兄様達とかも誘おうよぉ~ 」

「ルビーお姉様!?廊下を走るなどはしたないですわ!」

カオスだ……カオス……

「ありゃ? エメ友達出来たのか!良かったなぁ~じゃあお友達さんも参加する!?」

「光……エメの友達?」

「そやで!やや!?かの有名なルビー先輩では無いですか!エメとはどう言ったご関係で!?」

「エメ貴女友達造れたのね。よかったわ。」

「私を、誰だと思ってるの!?」

「えっ?貴女人間だったのかしら?雑草食べて木に登る様な人だったから猿だと思ってたわ。」

猿!?人間ですらないよ!?

「アハハ~さっさとカフェ行こう!カフェ!」


王子様のお名前を少々変更しました。

題名を少々変更しました。

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