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パル兄様と逃亡

あれから数日たった今日、

エメラダは大好きなお兄様とパル兄様と市街地で遊んでいたのに……

「ふぇっ……ぱるにいちゃま……エメこわいよぉ……」

なんでか、鎧を纏ったガチムチに攫われてます。

「大丈夫だよ。エメラダ……そうだ!新しい呪文試して見ない?逃げれるかもよ。」

パル兄様は呪文を試したかったようです。

「じゅもん?あたらしいじゅもんかんがえたの!?エメもしりたい!」

呪文逃げれる様な呪文なら将来絶弾イベントの時に逃げれるかも!

「うん。今日エメラダの4歳の誕生日だから、プレゼントしようと思っててね?嬉しい?」

パル兄様からの贈り物なら例え黒魔術に使った蛙でも喜んで受け取るのに!

「うん!だってエメぱるにいちゃまだいすき!」

「ふふありがとね。これはねもしかしたら自分も巻き込まれるかも知れないから目を瞑って唱えないといけないよ?」

ふーん目くらましか。縛られてるから逃げれないよね?

「でも……ぱるにいちゃま?エメたちぐるぐるまきだよ?」

縄抜けぐらい楽勝だがな。

「縄抜け出来る?」

出来るよ。だってハイスペック悪役令嬢だもん。

「うん!エメぱるにいちゃまにほめてほしくてがんばったよ!」

「うん。偉いね。無事逃げれたら甘味園のブラウニーを食べに行こうか。」

やった!甘味園のブラウニー大好きなんだ!

お屋敷を抜け出してきたかいがあったね!

『光魔法フラッシュ』

これは、パル兄様が考えた魔法で、多量の魔力を欲する上位魔法。

パル兄様は天才なんだ。

ハイスペックどころではない。

「抜けれた?魔力は大丈夫?魔力を沢山使うから十分注意して使ってね?それだけ、『光魔法フラッシュ』は危険なんだよ。」

「あい!エメまりょくたっくさーんあるよ!」

「そう?じゃあ行くよ?」

「「光魔法フラッシュ!」」

その途端ピカッ!って稲光みたいなのが走って辺りが真っ白になった。

「じゃ!甘味園まで競争だよ?

エメラダが勝ったらブラウニーを2個にしてあげるよ。」

やった!絶対に勝つもんね!

「ふふん!エメかてるもんね!」

まだ魔力は余裕だから身体強化を使えるもんね。

「ふふん!ぱるちいちゃまさきいくね?」

「チョッ!?エメラダ!身体強化はズルいよ。」

えっ?魔法使っちゃダメなんて聞いてないもんね!

ブラウニー2個欲しいから真面目に走るもんね!

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