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エメラダ、パル様とお喋りするの回

「アハハ~そんな事が会ったのか~んで?その先生を潰すの?それとも……クレア・グリーン・フォン・グレゴリア?」

いやいやパル様それは辞めましょうか!?潰すとか凄い物騒ですよ!?

いはパル様なら闇討ちとか余裕でやりそうですけど!?白昼堂々と正面から襲っても勝ってそうですけどね!?

「パル様それは、物騒ですし、相手が可哀想ですよ。」

「そうかなぁ?エメを困らせたんだからそれくらい甘んじて受けてもイイぐらいだと思うよ?」

いやいや!?パル様よく考えて下さいよ!いくら元は貴族ですけど、今は平民なんですよ!?

むしろそう言われて当たり前の身分なんですよ!?

「ダメですってば!本当にパル様は過保護なんですから!私はもう16なんですよ!?自分の事くらい自分で出来ますよ!」

「知ってるよ。でも、心配なんだよ。愛しいエメにしか、過保護にならないよ。」

ポッやっぱりパル様はかっこいいや!最高に恰好いい!この世の誰よりも恰好いいし優しいし天才なんだ!

「ところでエメは部活入るの?」

「部活ですか?特に予定は有りませんよ?パル様は入ってるんですか?」

なに部だろうか。パル様の事だから引く手数多だったんだろうけどね。

いいなぁ~この学年唯一無二の王太子様が居られるから学年次席には構ってられないんだろうな……

「ミステリー文学研究部。良ければ来てよ。僕が部長なんだ。」

まさかのマイナーな部活でしたか!?

まじですか!?パル様が立てたとか言わないで下さいよね!?

もし、パル様がミス研の創立者様だったら、来年ヒロインの攻略対象じゃないですかぁ~

「僕が造ったんだ!面白そうでしょう?真珠さんや、タクト君、ザクロ君とルビーちゃん、孤児院の子は大体入ってるから!今は瑠璃ちゃんとか、ロッテちゃんも勧誘してる途中だから、エメが入ってくれたらみんなはいると思うんだけど?」

まさかのミス研創立者様でしたぁぁぁあ!!

ヒロインの攻略対象様でしたぁぁぁあ!!

おのれぇヒロイン覚えてろよ!絶対にパル様は渡さないんだからぁ!

「あっ!ところでさ?保健室の天使って知ってる?昨日保健室行ったんでしょ?」

「保健室?どんな話ですか?」

なにそれ、いきなりヒロイン登場?

ヒロイン登場後2日ぐらいのイベントだろ?

パル様との出会いイベントでもある。辞めろぉぉ!絶対ヒロインにパル様を攻略させないんだからな!

パル様の為なら悪役でもなんでもなってやる!!あれ?悪役になりたく無かったんじゃ……いいもん!パル様の為なら悪役になるもん!王太子様とか知らないし!

「昨日から噂なんだけどね?女の子が保健室のベットに寝てたんだって。その子が身じろぎ1つしないから不思議に思って近づいた生徒がいるらしいんだけどね?その子が今まで見たこともないような美しい容姿なんだって。」

「へぇ。どんな容姿なんですか?」

桃色の髪に陶磁器より白いきめ細やかな肌に薄く桃色に染まった頬、形のいい桃色の唇だったりしませんか!?

「エメラルドグリーンを思わせる緑髪に、白くそれでいて不健康な感じは全くと言っていい程しない陶磁器の様な肌。軽く結ばれた桜色の形のいい唇僕が知ってる人で思い当たるのってタダ一人なんだよね?意味分かるよね?エメラダ……」

うげぇ……まさかの全校生徒の注目の的!?発見した生徒がエメラダを知らなかった事が幸いかな!?

「ええっと……知りません!クルーブ先生が倒れてきてキャパオーバーして倒れてなんていません!!きっと人違いですよ!?」

「なに、自滅しちゃってるんですか!本当にエメラダは可愛いですね。将来僕のお嫁さんに来てくださいね。」

はい!喜んでと答えたい所だけど、ヒロインにパル様が攻略されないか心配で、心配で……

「パルシアン様は恰好いいですね。

はい。喜んでパルシアン様に嫁入りしますよ。」

「じゃあその前に邪魔物を排除しないとね……王太子様ってどうやったらボロが出るかな?」

ひゃぁぁ……パル様が怖いです!

流石ミステリアスなヤンデル先輩ですねとしか、言いようがないけど……

王太子様が可哀想だよね!?

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