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愉快な人たち
その日の朝街はサイレインで満たされていた。
「この街で人が死ぬのはいつぶりでしたっけジェームズ。」
「7年ぶりだな。それとお前はもっと尊敬しろ!!まず言葉の前にサーをつけろ!!」
「ジェームスが起きないから、わざわざ家に入ったんじゃないですか。窓空いてましたし。」
「俺の家では靴を脱いで入れ!!」
「ハイハイ、それにしてもまさか四人も死ぬなんて、ここは事件少ないことが新人に人気だったのに。」
「五体満足なだけマシだ。」
「さすがマイアミからきた人は違いますね。」
「とくに海の中で何日も使ったやつは悲惨だな。全身が膨らんでだな」
「後この事件の学校は日本人留学生がいるそうですよ。ぜひオタク文化について語りあいたいですね。」
二人ともいい年して変な意地の張り合いを続けるのだった。
ちなみにジェームスが好きなのはオタク文化ではなくタタミ文化である。そしてかれの寝室はタタミである。