22/31
チャプター22
五人は地下街に来ていた。
美波が想像していたより、被害は少ない様だった。
しかし、相変わらず人は居なかった。
「で、薬局は何階ですか?」
拓哉が前頭を歩く左海に聴いた。
「えっと・・・ここが何階だっけ?」
左海が逆に拓哉に聴いた。
「地下三階です」
拓哉が答えた。
「三階か・・・」
左海が確認する様に呟いた。
「薬局は地下五階だ」
左海が言った。
それから、五人は黙々と歩いた。
時々、左海が足元に気を付ける様に促した。
それから、順調に五階まで下りてきた。
薬局を見つけて中に入る。
棚は倒れ商品はぶちまけれていた。
この中から、消毒液と包帯を探さなければならなかった。
「よっしゃ、探すか!」
左海が手を叩いた。
しばらく、探していた。
包帯は見付かったが消毒液が中々見つからない。
「どこだ・・・」
翔が唸った。
「あった!」
美波が消毒液を片手に言った。
「ナイス、美波ちゃん!」
左海が美波に駆け寄った。
里花の治療にはそう時間はかからなかった。




