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それでも、生きたくて・・・  作者: 会原 夏武
10/31

チャプター10

真冬の太陽が不気味に崩壊した町を照らした。

鳥が一匹逃げ遅れた様に飛んでいた。

美波はマンションの光景が忘れられなかった。

母さんが死んだ。

最初は美波にショックを与えた。

泣いて泣いて泣きまくった。

母さんに、謝っておくべきだったのか・・・

美波には分からなかった。

美波はいつからか、母さんに逆らうようになっていた。

いつも文句ばっかり言っていた。

顔を見るのも嫌だった。

いつも

勉強

勉強

勉強

勉強

勉強

それから

美波にとってはそれが一番の苦痛だった。

最期はどんな事を思ったのだろう。

きっと娘の事が憎かっただろう。

けど

美波は美波なのだ。

誰がなんと言おうと。

鳥が鳴いた。

泣いている様にも聞こえた。

仲間とはぐれたのか。

鳥が電柱に止まった。

一瞬目があった気がした。

逃げろ

と言った気がした。

建物から煙が上がっている。

突然、地面が揺れた。

「うわっ」

翔が悲鳴をあげる。

かなり大きい。

目の前のビルが横に倒れて、美波達の道をふさいだ。

後ろを振り返ると地割れしていて、通れなくなっていた。

揺れがおさまった。

皆、ただ途方にくれた。

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