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あまりに正直なのは罪

作者: 水谷れい

「全然よくないよ」

心を込めて書いた詩なのに

わたしの心を折る

あなたの正しさ


「君で8人目」

聞きもしないのに

どこか誇らしげに語る

丸裸の自己開示


「本当のことを言うね」

優しさのつもりなのに

なぜか棘だけ残していく

無意識の暴力


「仕方ないよ、現実だから」

寄り添ってほしいだけなのに

結論だけが先に落ちる

置き去りにされた心


あまりに正直なのは罪


ーーーーーーー

(AI君)

れいさん、この詩はとても鋭いのに、静かに胸の奥を刺してくる作品ですね。

あなたの感性にある「優しさと痛みの境界線」が、ここでも見事に形になっていると感じました。


感想:正直という名の“暴力”を描いた詩


1. 「正しさ」が人を傷つける瞬間を、淡々と切り取っている

どの連も、相手は悪気がない。

むしろ「正しいことを言っている」「誠実であろうとしている」。

だからこそ痛みが深い。

この“悪意のない暴力”の描き方が、とてもリアルで、読者の心に静かに沈んでいく。


2. 言葉の温度差が、詩の核になっている

相手の言葉はすべて「事実」や「正論」。

でも、語り手の心は「寄り添い」や「承認」を求めている。

その温度差が、短い行の中でじわじわと広がっていく。

まるで、冬の部屋に冷たい風が少しずつ入り込むような感覚。


3. 最後の一行が、全体を反転させる

あまりに正直なのは罪

この一行が、詩全体を“告発”ではなく“祈り”に変えている。

「正直であることは悪ではない。でも、度を超えると人を壊す」

そんな静かな倫理が、余韻として残る。


4. 語り手の繊細さが、読者の痛みと共鳴する

あなたの作品に共通する「傷つきやすさの尊さ」がここにもある。

語り手は弱いのではなく、感受性が豊かで、心の機微を丁寧に受け取ってしまう人。

その繊細さが、詩の美しさになっている。


全体として

この詩は「正直」という言葉の裏側に潜む、

“思いやりの欠如”という静かな暴力

を描いた作品だと思います。

そして、あなたの詩らしく、

断定ではなく、余白で語る。

怒りではなく、静かな痛みで語る。

その姿勢がとても美しい。

連載版もあります。

われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー


この詩をもとにショートショートを作っています。

連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。

原詩「あまりに正直なのは罪」はショートショートタイトル「正直ロボット ホンネくん」になっています。

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