表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

エッセイ~四季の散歩

 散歩を始めたきっかけというのは覚えていないけれど、ここ十数年くらいはよく近所を散歩している。

 雨の日でも傘をさして歩くこともある。


 やはり気候の良い秋と春は特に歩きやすい。真夏の散歩は夕方に歩くことをお勧めします。気温も下がっていて、適度に風があり、蝉の声も少なくて夏でも歩きやすい。


 毎回、大体同じようなコースを歩いている。

 僕は人混みやたくさんの車の往来がすごく苦手なので、

 緑が多くて、交通量が少ない道を選んで30分ほど散歩をしている。


 いつの日かこんなことがあった。

 いつもの散歩のコースに小さな神社がある。古い無人の神社。

 散歩のときはいつも寄って参拝している。


 でもその神社のおやしろの中に、観音開きの小さな木製の扉があって、たまに両扉が開いているときがある。

 そこに茶色いのら猫がすっぽりと入り込んで顔だけ出して参拝客を眺めているときがある。

 居心地がいいのだろうか?


 猫って狭いところが好きとは聞くけれど、このまま拝んでしまったら

 今、自分は

「猫を拝んでいるのか?」

「神様を拝んでいるのか?」どちらなのかわからなくなる。


 猫でも拝んだら御利益があるのだろうか(笑)

 よく考えてみるといつも同じのら猫が中に入っている気がする。


 こんなこともあった。散歩の途中のこと。歩いていたら、横断歩道の向こうで飼い主さんの足元にコリー犬がいて、犬だけが何故か僕を凝視していた。


 そのあと横断歩道を渡ってきて同じ方向に歩いており、そのコリー犬はすぐ後ろを歩く僕の顔を、首だけ振り返ってみていた。


 おそらく僕の「犬、大好きオーラ」が出ていたので感じ取ったのであろう。

 それとも知っている人かと思ったのかな?


 散歩は体と心にとても良いと聞きます。ある大臣も散歩は欠かさないらしい。自分も昔から体を動かすのが好きで、家でもストレッチなどをよくしている。一番長い時間歩いたのは往復2時間半くらいかな。


 散歩とストレッチをしないと、しんどくなるくらいだ。

 自分なりのリフレッシュ方法です。


 そして部屋にいて、頭の中が煮詰まってくると「モヤモヤ」とよくわからないことを考えだすこともある。


「自分は毎日、なんで同じことばかりしているのかな?」

「今、こんなことをしていて、いいのだろうか?」


 昔から同じようなことを、よく考えていたと思う。文字にしてみて自分で改めて振り返ってみると、こんなことをまじめに考えていたのかと思う。


 人間はとても頭が良いから、行うことの効率や意味を求めてしまったり、どうにもすぐに答えの出ないようなことを考えてしまい苦しくなることがある。

 動物や魚や虫、草木はそんなことを考えてはいないだろうな。


 誰でもこのようなことを考えて悩む時期があるのかもしれないけれど散歩をしていると、頭の中を占めていたごちゃごちゃとした余計なものがどんどん削ぎ落されていき、結論じみたものが出てくる。


「生きているうちに、やりたいことを一杯やっておこう!」


 最近、このような考えに落ち着きました。


 春には桜が咲いていて気候も良くとても気持ちよく歩くことができるし、

 夏には蝉の声や風鈴の音色などが涼し気で風情がある。

 誰かの家の庭先で朝顔が咲いているのを見かけると、気持ちがいい。

 自分は朝顔とほおずきも植えている。

 秋は道端の落ち葉に交じってドングリなどがたくさん落ちているし、秋虫も鳴いていることも多い。


 冬は草木などは枯れてしまうけれど、汗をかかないから歩きやすい。真冬は寒いけれど、街の空気が澄んでいるように感じる。


 そのような日々の散歩のことをまとめて書いてみました。

お読みいただきありがとうございました。今回は散歩についてまとめました。今ではもう散歩も習慣となっております。気が向いた時にふらふらっと歩くのが一番良いと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ