狐少女の勧善懲悪!Twitte name 早見春流@uiharu_saten
稲荷神社の神様を狐だと勘違いしていたことで、神様の怒りに触れた主人公、那須野大地は、異世界の妖狐族の娘〝初〟として転生させられてしまう。
人里離れた山奥の狐の里で暮らす妖狐族には神の遣いとして退魔の力が生まれつき備わっており、初にはその他に巫女として邪を祓い浄化する能力があった。
ある日、妖狐族と敵対する妖狸族の少女が傷を負った状態で里を訪れる。
話を聞くと、人間に妖狸族の里は攻め滅ぼされ、命からがら逃げてきたという。
優しい初はその少女に力を貸すことを誓い、幼なじみで退魔刀使いの船、結界使いの少女桃、そして助けを求めてきた妖狸族で秘薬作成の技術を持った少女紫と共に、人間の街「オエド」へ向けて旅に出た。
しかし「オエド」では悪鬼羅刹妖怪修羅が跋扈し、人心は荒廃し、賄賂不正の横行する地獄の様相を呈していた。
獣人が特に嫌悪されていた「オエド」で、初たちは妖を祓うことで人心を取り戻し、獣人への心を開かせようと奮闘することを決意する。
だが、邪を祓うごとに「オエド」を裏から操ろうとするとんでもない黒幕の姿が浮かび上がるのだった…