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このスマホどうやら神様製らしいですよ  作者: 童貞スナギツネ
第1章 れ:ぜろからはじめるいせかいせいかつ
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8日目 伝説の始まり

それにしてもいろんなクエストがある。薬草の採取、魔法薬の材料採取、魔物調査の助手、承認の護衛。

ふむふむなるほどこれはこれは完璧なテンプレをありがとうございます。


「えーっと。ポポノタンを3個取ってくるクエストは・・・。」


「そんなものはありません。」


「なん・・・だと!?」


まさか・・・テンプレが通じない!?ここで簡単なクエストと見せかけて出現するドラゴンを倒して俺の英雄伝説が始まるんじゃ・・・。


(そもそもそれ死亡フラグですし。)


なんてことだ・・・。これでは異世界における俺による俺のための俺だけのハーレムを築けないではないか。


これは致命的だぞ。


異世界に置いてハーレムがないというのはつまり焼肉において肉がなく、豚まんにおいての豚もなく、ヤムチャがヤムチャしないような世界だということだぞ・・・。


(なんておそろしい・・・。つまりギャルなのにDTをカワイーって性的にいじめてくれないそんなひどい世界だということではないですか。)


クッっ!あんまりだ!なんてところに連れて来てくれたんだよ神様!


(確かにこれにはマスターに同意です!いくら私がAIであったとしても心のDTが泣いてます!心ちんつまり心のおちんぽ様もシナシナですよ!)


「んーそうっすね。日帰りならこんなのどうっすか!」


「おお、いいじゃねぇか。それぐらいならお前らでも出来そうだ。」


「うす・・・もうそれで大丈夫っす・・・。」


「どうしたんすか急にテンション下がって!一体アニキの身に何が!ハッ!まさか!暗殺されたんすねアニキ!そういえばここに入る前に暗殺者がどうのこうのって・・・ちくじょおおおおうちのアニキを殺すだなんて一体どこのダラがァァァ」


「いや明らかに息してんだろ。どんな思考でそうなんだよ。」


「それじゃあ、いくかぁ・・・。初めてのクエスト・・・」


「「「えいえいおー。」」うわぁぁぁぁんアニキィィィィィィ。」


「いやだから死んでねぇだろって。」


「いやーみんな強面だったけど意外といい人たちだったなー。」


「うぅ。惜しい人を亡くしたっす。アニキも生きていればきっとみんなよりもっと強面のいい人になれたのに。」


「えっ!?おれ死んでるの!?どうりでさっきからえっちなエルフのお姉さんに逆ナンされないわけだ・・・。」


なんてことだ・・・くうぅう・・・生きてる内に合法ロリ母性ドワーフの膝枕にありつきたかったぜぇ・・・。


(あっ、それいいですね。私も膝枕がいいです。)


「アニキは火葬と土葬のどっちがいいですか?」


「んー。海に投げ捨ててマーメイドの餌葬とかない?」


「了解したっす!じゃあ明日にでも捨てに行きますね!」


「いやいやそもそも死んでる時点でそんな風に意思疎通取れませんからね。」


「ハッ!確かに盲点だったっす・・・。つまり今いるアニキは・・・?」


なんてことだ・・・なかなか事件は難解になってきたぞ・・・。歩くコナンドイルと言われた俺にならこの完全犯罪も解けるはずだ・・・考えるんだ。


(コナンドイルも普通に歩けると思いますけどね。)


「わかった!わかったぞ!俺は死んだことに気づかずに成仏することのできなかった哀れな生霊なんだ!ホラーゲームのテンプレで見たことある!」


「な、なんて可哀想なアニキィィィ。この世界はなんて残酷なんだァァあんまりだぁぁぁああぁぁ。」


「いや普通に生きてますけどね。」


「え?まじ。ラッキー。」


「よかったスねアニキ。」


「急に軽くならないでください。情緒不安定なんですか、そうですか。」


ふふっ俺はフットワークが綿菓子並みに軽く、さらに軽薄すぎて風に飛ばされそうとまで呼ばれた男よ!常人にはついてこれまい!


(軽くて軽薄というとんでもない二重苦ですね。もはや普通の狂人ですら周回差つけれますよ。)


「そういえばギルドの人達はみんなπのこと特に触れてなかったけど、なして?」


「ああ、私の存在が公になればそれこそかなり問題になってしまうので基本的に認識阻害の魔法を行使しています。私のことをスマホとして認識できるのはマスターとフーリルとライネの3人だけでございます。」


ほへーめっちゃ便利じゃん。あれ、でも門番の人はすごいもの持ってるとか言ってた気がする。


(あれは持っていてもおかしくないものへと認識が置き換えられており私ほどではないが珍しいものを持ってるといった認識に書き換えられた結果です。)


俺もその魔法欲しいな。みんなにかわいい子犬に見えるように偽装して銭湯行きたい。ちゃっかり女湯に入って可愛がられながらワシワシといろんなところ洗われた後に谷間に挟んでお風呂に入れてもらいたい。


「あ、そういえば今から何しに行くの?」


「スライムの退治っすよ!スライム!」


!!!!こやつ・・・分かっておるわ・・・フフフ、スライムほどどう転んでも美味しいモンスターもおるまいよ。


俺はこのテンプレを知ってるぞ!スライムと戦う過程でツンデレ美少女の服だけが溶けてエッチな感じになるか、突如人型に化けたスライムにおニンニンがいじめられる奴だって!


俄然やる気が沸いてきたぜ!異世界での初の討伐クエスト!えっちなテンプレ目指してレッツゴー!

5日目!もうここまで来たら常連と言っていいいレベルですね。

毎日投稿か・・・何もかもみな懐かしい・・・。

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