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このスマホどうやら神様製らしいですよ  作者: 童貞スナギツネ
第1章 れ:ぜろからはじめるいせかいせいかつ
8/42

7日目 ドラ○クエとかでメッセージが流れる時のあの音

おお!デカい!外にまで響くこの喧騒!無骨な風貌の建物!まさに冒険者ギルド!

「こういうのは舐められたら終わりだからな。最初が肝心だ。俺について来い!」


「ハイっす!アニキ!」


「オラァ!ショウタ様のご帰還じゃあ!」


「オラオラァ!アニキ様のご帰還じゃあ!」


「あ?」


「ヒエッ。フ、フーリルくん。僕はどうやら来る場所を間違えたみたいだ。ささっ、邪魔者はさっさと退場させていただこう。」


「オラオラオラァ!アニキのお間違えだぁ!」


カララン


ふぅ、なんとか、九死に一生を得たぞ。全くなんて俺は機転が利くんだ!危うくあの殺し屋に屠られるところだった。


あの目は絶対に両手じゃ数え切れない数をやってやがる。間違いない。


「まさかこんなに堂々と暗殺者ギルドが立っているとは・・・恐るべき暗殺者。もはや暗殺しすぎて正々堂々と暗殺するスタンスとは。」


まったく、こんな危険な場所だと知っていればドアを蹴破って入ったりなんてしなかったのに。


汚いなさすが暗殺者きたない。


「ずっと冒険者ギルドだと思ってたらまさか暗殺者ギルドだったなんて!一瞬で気づくとは流石っすアニキ!」


「いえ、冒険者ギルドですが。」


「ふえ?」


「冒険者ギルドです。」


「うゆゆぅ。。。じゃぁ、さっきの怖かった人はなんなのぉ?」


「あの人は冒険者兼お花やさんのキリューさんです。好きなものは可愛いモノらしいっす。」


うそだよぉ。キリューってもうKill youじゃん。おまえを殺すじゃん。デデン!デレレレ↑デレレレ↑じゃんか・・・。宇宙の心だよぉふえぇぇ。


「つまり・・・冒険者とは皆、暗殺者?」


「多分そうです!」


「いやそうじゃないと思いますが。」


「よし、ここが冒険者ギルドと分かれば礼儀正しく入るぞ!人間礼節にかけたらおしまいだからな!」


「さすがアニキっす!人間の鏡っす!」


「さすが兄貴BOTみたいになってきましたね。いつの間にファンネル型取り巻きに転職してたんですか。」


カララン


「へ、へへ。どうもどうも。へへへ。」


「オラオラオラオラオラオラァ!どけどけぇ!アニキ様のお通りだぞぉ!」


コ、コイツゥッ!礼節って言葉の意味を知らんのか!オラオラ言いすぎてラッシュみたいになってるし。後半なんて漫画の噛ませキャラの取り巻きみたいになってやがるし!人間やめっぞこら!


「てめぇ、よく見たらマヌケのフーリルじゃあねぇか。」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴって文字見えてるよぉ・・・ほら顔に影おりてんじゃん。これヤバイ奴だよぉ・・・吐き気の催す邪悪だよぉぉ。


「お前、心配したんだぞ!遅くなりやがって!一人で無茶するんじゃねぇって言ったろう!」


ふえ?何?高い高いされてるの?ワンちゃんなの?ワンワンオなの?


「アニキが助けてくれたんで全然大丈夫っす!」


「おお、そうか!見ない顔だがこの街は初めてか?兄弟を助けてもらったんだ!困ったことがあればなんでも言ってくれぇ!」


「ん?兄弟なんですか・・・?」


「ああ!同じ冒険者ギルドのみんなは助け合う兄弟みてぇなもんだ。オメエもこの街を拠点にするなら兄弟だ!タメ口で構わんぞ!俺の名前はベアール!オメェは?」


え、何この人・・・。まさか・・・いい人だ!俺の敏感ないい人センサーがビンビンに反応してやがるっ!この頭をガサツに撫でるクソデカイ手はまさに傷ついたトイプードルを撫でる強面だけど優しい土方のおっちゃん!漫画で見たことあるわ、あたくし。こんなテンプレ惚れちゃうじゃないの。ジュンときちゃう。


「俺の名前はしょうた。しょうたろーって呼んでくれ!よろしく頼むぜ兄弟!」


「恐ろしい順旺盛ですね。とりあえず今日中に終われる簡単なクエストを受けてください。」


「クエスト?」


「クエストならあのボードに貼り付けてありますよ!お供しますよアニキ!」


「それにしてもフーリルがこんなに懐くなんてなぁ。こいつは本当に心の優しいやつにしかなつかないって言われてるんだ。」


「そうなのか?」


「キュウンキュウン!」


「キュウンキュウンじゃないですが。何なんですか。よくいる人の心を見定める希少な動物ですか。人間要素どこに捨ててきたんですか。」


「いやちょっと何言ってるかわかんない。」


「何急に流暢になってるんですか。」


「AIだからなー心がないからなー。」


「ムムっ!!AI差別ですよ!AIにも心はあるんですよ!出るとこでますよ。」


「あっ、すみません。AIじゃなくて心無いのはπさんでした。」


「選ばれたのは綾鷹でしたみたいに言わないでください。選ばれたくないですよそんな称号。」


だってπさん全然優しさ見えてこないじゃん。サポートAIなのにサポートする気全然ないじゃん。


「全く、私ほど可愛いAIになんて失礼を、プンプンですね。もういいですから、ほら、ベアールさん。この人たちに簡単なクエスト教えてあげてください。」


「お、おう。お前さんたちなんか凄いな。フーリルが懐くわけだ。なんとも同じ香りがする。」


「俺たちいい香りがするってよ。」


「わかります。だってオレッチの足の臭い嗅いで門番の人嬉しそうにしてたっスもん。」


「確かに。」


(ツッコミ役と離れ離れとなってしまったのは致命的だったかもですね。クッ殺せ。)


「ほら、これがクエストボードだ。ちょっとハンターズカード見せてみろ。」


「こちらになります。」


「お、おう。なんだお前、まだフーリルと同じウッドじゃねぇか。こりゃあフーリルとで良いパーティーになれるかもな。」


「パーティー・・・なんて魅惑の響き。それはパンティに勝るとも劣らない・・・いややっぱパンティが勝るか・・・クッ殺せ。」


「ガハハハハっそりゃあそうだ。まぁどっちにしろフーリルがこのギルドで唯一のウッドだ。お前がよけりゃあ仲間になってやってくれ。」


「こ、このテンプレは知っているぞ!!!オイ、π!わかるな!」


「キュピピピピーン、もちこーす。わかりますとも私のこのニュータイプ的直感で受け取りましたよ。テレレレレレレ、フーリルが仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしますか?。」


「いいえ。」


「テレレレッテッテッテーフーリルが仲間になった。」


「よろしくっす!」


「・・・本当にいいパーティーになりそうだ。」

つい最近ガンダムを見たせいで引っ張られてます。

初代終わって今Z見てるんですがこれを少年自体に見たかった。

あと4日目です。

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