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このスマホどうやら神様製らしいですよ  作者: 童貞スナギツネ
第二章 このすばらしいぼうけんしゃにしゅくふくを!
41/42

40日目 これはどうしても同じぐらいの個性で主人公になってもらおう

「えっとなになに? 新機能……パーティーか。」


一体どんな機能なんでしょう! 果たしてその全貌はいかに! デデン!


ほほう……なるほどなるほど。つまり仲間のステータスが見れるアプリ!


聞くだけでなかなかに便利そうな機能じゃないですか!


「なあなあ! フーリルくん、サンカくん! 仲間として、パーティとしてのお願いなのだがステータスを見させて頂いてもいいだろうか!」


「勿論アニキにならいいっスよ!」


「えと、私もいいですけど……すぐに見せるのは手段が……」


ふっふっふ、甘いなサンカ。 俺を侮ってもらっては困るぜ待ったくぅ……


この瞬間こそあのテンプレの使いどころ! 人生で1回は使いたいテンプレ的セリフTOP50000に堂々たるランクインを果たしたアレ!


「ええ~い、控えぃ控えおろう! この紋所が目に入らぬか! ですね! マスター!」


むふふ、完璧である。やっぱりロマンだよね! 実は私とってもすごい人でした! みたいな。


「どうしたっスか、急に。 πのアネキをかざして……おお! すごいっス! さすがアニキっス!」


「えっと……これ……私たちのステータス?すごい……」


ふふふ、そうだろう。そうだろう。アニキはすごいのだ! 偉大なのだ! 存分に敬ってくれよな。ハッハッハッハ!!!


(あれ? よくよく考えたらすごいのこれ私じゃないですか? なんかおかしくないですか? ねぇ、マスター。)


ぼきゅことばわからにゃい。


「ステータスってあんまり見れるものじゃないから……とってもすごいです! 流石はπ……さん?」


「πお姉ちゃんと呼んでもらって差し支えないですよ。」


うわっ! 急に差し込んできた! 全部台無しだよ! なんという欲望に忠実なAI! 人よりよっぽど人らしいぞ! なんて変態なんだ!


(でも羨ましいんでしょう……ねぇ、マスター?)


くっ、殺せ!


俺だっておねえちゃんって呼ばれたい!!! ずるいやずるいや! くそぉっ……なんで俺にはこんなスティックがぶら下がっているんだ……いっそ切ってしまおうか!


「オレッチも長いあいだ見てなかったんでいい機会になるっス! これでお互いの能力を確認してより強固なパーティーにしようってことっスね! さすがアニキ!」


お、おう


そ、そこまで考えていなかったようないたような……ハッハッハ! そうだ!俺はアニキだからな! そこまで考えていたに違いない!


無意識にそこまで思考しているとは……自分が恐ろしいよ。


きょ、きょうこなんてむつかしい言葉まで使いこなせるんだからね! わーい! アニキってすごーい!


「それではお互いのステータス開示たーいむ! まずは俺のから!」


名前:わたなべ しょうた Lv3 

年:17歳

種族:人

状態:なし

体力:43       スタミナ:28  

力:6         魔力:8    

知恵:5       魔力量:28   

物理防御:7      魔法防御:2   

素早さ:12      運:72     


スキル:初級魔法Lv2、スライム召喚Lv3 、基礎剣術Lv3、基礎弓術Lv1、魔弓Lv1、初級釣りLv2、隠密Lv1、毒耐性Lv1、草類採取Lv1 ↑New


名前:フーリル カード Lv6

年:16歳

種族:人

状態:なし

体力:68        スタミナ:20  

力:6         魔力:3    

知恵:0        魔力量:2   

物理防御:5      魔法防御:5  

素早さ:24       運:38     


スキル:隠密LvMax、草類採取Lv5、初級釣りLv9、初級トラップLv2、家庭料理LvMax、フーリル流料理Lv3、短剣術Lv2、心眼Lv2   


名前:サンカ ソーキュ Lv8

年:15歳

種族:獣人

状態:なし

体力:36        スタミナ:20  

力:3         魔力:25    

知恵:22        魔力量:64   

物理防御:9      魔法防御:22  

素早さ:10       運:7     


スキル:初級魔法LvMax、基礎魔法理論LvMax、基礎魔術理論LvMax、基礎魔導理論LvMax、魔法構築Lv1


うわっ・・・俺のレベル、低すぎ・・・?


えっなに、みんなそんな高いの!? というか俺が最年長でレベルが一番低いのね! 何この恥ずかしい感じ……拗らせ過ぎて本業の人に御高説をたれていたかのような感覚……いっそ殺して!


「み、みなさま。おレベルが高いのですね……。」


「えっ、えっと! 私なんかスキルが勉強ぐらいしかなくて……お二人の方がとてもすごいです!」


「オレッチなんかよりアニキとサンカさんの方がすごいっスよ! アニキはレベルの割にステータスが高いっス! サンカさんもそれだけMaxがあるなんてなかなかできることじゃないっスよ!」


というか……


「サンカって獣人だったのか!!!」


「えっと……あの……一応……。」


おうふ……フードの下にはそんなモフモフ垂れ耳ちゃんが……カワイイの権化かよ……


なんだいなんだい! そんなのずるいじゃないか! おどおどケモ耳って犯罪なんだぞ! 可愛すぎる違反で逮捕するぞ!!!


(なんという妹レベルですか……カンストですよカンスト!!! 最高ですね! 庇護欲くすぐりまくりですねマスター!!!)


おうふ……まもってあげなくちゃ……お兄ちゃんって呼ばれたいね……。


そしてフーリル……


「ていうか知恵0ってなんだ!!! というかフーリル流料理って!!! もう流派作っちゃってんじゃん! 上手いわけだよ!」


一人だけとんでもない個性発揮してるよ! なんだよ! おい! 異世界転生者より個性強いってどういうことなの良さ!!!


なんか転生したし主人公的な感じでこれから大冒険が始まると思ってたら俺がモブだった……?


ば、馬鹿なッ!? この俺が主人公じゃない……だと!?


この物語はフーリルの料理物語だったわけだ……できらぁ!


同じぐらいの個性で主人公になってやるって言ったんだよ!


え!! 同じぐらいの個性で主人公を!?


「でも、これでお互いの能力をしっかりと把握できましたね! これでより一層団結して冒険者として頑張っていきましょう!」


ふむふむ・・・そうだよな!


お互いの事を知ることができた! なんか行けるような気がするな俺くん!


「よっしゃあ! 明日はそれぞれの強みを生かしてまたクエストじゃ! だから今日は……おやすみゅぅぅぅぅ……」


「アニキ……あっ!! また弓触ってるじゃないっスか!!! 急に寝ないでくださいっスよ!!! 」


ふわぁぁぁ……世界が落っこちていくぅぅぅぅぅ……



「いやぁ、昨日は私めの不注意で申し訳なかった……。」


へーこらへーこら、すみませんすみません! 反省の極みでごぜぇまする……。


今日はクエストで名誉挽回させて頂く所存でありんす……。


「えっと……じゃあ今日はどんなクエストを?」


「ふむ………。 フーリルくん、君は何か意見はあるかね。」


「オレッチっスか!? そうっスね~………。 パ、πのアネキ! πのアネキならきっと完璧な答えを出してくれるっス!!!」


「………シャットダウンをしています。 ただいまシャットダウンをしているのでわかりません。」


あっ! きたねコイツ! 逃げやがった!!!


クソぅ……よくよく考えなくても結局お互いの事知っただけで方向性をちゃんと決めてなかった……なんか知っただけでやった気分になっちゃったよね!


そういうのって……あるよね! しゃあなししゃあなし!



「うーむむむ……どうするかー。」


行き詰っております。非常に行き詰っておりまする。我々パーティーの指針決定が大変難航しておるのでございまする。


「アニキ! そうっス! こんな時こそミッションっスよ!!!」


おおお! さすがフーリル! いいこと言うぜぇ! 本当に知恵0かぁこいつぅ~! 俺の見立てじゃ10000は硬いね! そうそう、こういう時のためのアプリだからな! 使わなあかんでぇほんまぁ!


「………パーティーの役割分担を決め、指針決定を行う?」


それで迷っているんでしょうが!!! どうすればいいかを教えなさいな!!!


まったくぅ! 碌でもないよ! これは知恵0だね! 許さんぞ、フーリル!


(どんな手のひら返しですか。腕にドリルでも移植したんですか、マスター。)


「あらぁ、アンタ達が噂の新人冒険者?」


「そうだぜ! 俺たちが最強と名高いチキンへ・・・・・ッズ・・・・・。」


ゴ、ゴリ……。


「ちょっと付き合ってもらうわよぉ……。」



えっ、なに、怖いよ。


なんで一緒にクエスト受けさせられてるの……。もしかして……殺される!?


クエスト中の事故として東京湾に沈められるよぉ!!!


異世界ってどっちの方向に東京湾があるんだ!!! 今すぐに東京湾から逃げなきゃいけないんだ!!!


「それじゃあ、私が直々にアンタたちに指導をしてあげるからぁ、覚悟しなさいよお。」


「ふえっ?」

先週投稿できませんでした!ごめんなさい・・・まぁそんなときもあるよね!

結構書いてなかったから若干忘れ気味ですたい……間違いがあったら教えてくれると助かりまする!

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