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このスマホどうやら神様製らしいですよ  作者: 童貞スナギツネ
第二章 このすばらしいぼうけんしゃにしゅくふくを!
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29日目 冒険者ランクあげちゃいましょう!

「んんんーーーーーーーーー!!!」


溶けたあああああああああああああああ!お肉が溶けたああああああああ!


お前いつも何か食ってんなって? うん! あたい食べるの大好き!


なんてったって3大欲求なんだぞ! どうやって逆らうことができようか! 無理じゃ! 俺にはコイツを目の前にして堪えることなどもはや不可能! よって俺の食事シーンを見たくなかったら俺からフーリルを奪うんだな!


いや! やっぱやめて! もうアタシはあのテンプレに囚われているの・・・。 そう、もうフーリルなしじゃ生きていけない体にされちゃったの・・・///


うわぁ・・・何度見直しても最高だ・・・。 なんと今日はこれ! 石のお皿!

いやいやいや・・・最高でしょ・・・。 レストランでステーキとか提供されるときのやつですね!


何が最高かって・・・肉汁があふれて行くんですよ・・・いや、もう目で美味しいわ。


一生見てたいよね・・・これ。 ナイフがね・・・スって入るんですよ。 でね、フォークで刺して口に入れると・・・溶けるぅ・・・なんという柔らかい肉!


ジュワジュワと肉の旨味が口の中を満たす! 臭みが少なくて最高にうまい!


え!? 何これ・・・A10級だよ・・・いやA5すら食べたことないけど・・・


そしてね・・・今日は白米じゃないけど・・・穀物を添えて!


この前の肉饅頭、そうデリジュウに入ってた奴の別種らしい! なんというか、麦飯に似た食感。


プチっと口の中ではじけて甘味が広がる。 噛めば噛むほど旨みが広がるし歯ごたえがちょうど良い硬さでうまい! プニプニで弾けるこの食感はなかなか楽しいし・・・何より肉に合う!


コメじゃないんだけどけどそれと同じくらい・・・いやそれ以上に合うぞ!!!! よく焼肉屋にいってご飯の大盛りを頼んでは肉を食べろよって言われていたがそうじゃないんだよ!


俺はいつだって肉と米を食いに行ってるんだ! こいつらの調和は何年、何世紀いや、何世界だって跨いでも変わらない!!! さいこ~~~~~~。


この穀物の上に肉を小さく切って載せて・・・口に運ぶっ!!!


ぐっっっ! なんというボディーブロー! 旨みが交差して別次元の世界へと俺を連れて行ってくれる・・・。


「うぅ~~~うまい! この穀物なんて名前なの、フーリル?」


「そいつはバクシャリっす! 自分もあんま食べたことなかったっスけどこれは・・・最高っス!」


うぅむ・・・いまが人生の絶頂だなぁ・・・。


「あ、あ、なくなっちゃう・・・ああああ・・・うんまぁぁぁ~~~い・・・。」


最後の人切れを口に運べばまたとろけるぅ・・・なに?なんというか脂の甘み? そしてそれを受け止めるバクシャリ・・・はい。 天国。


多分だけど・・・今俺の口の中には天国が広がっている・・・。 極楽浄土だ・・・。


「ふっふっふ・・・アニキ・・・甘いっスよ・・・。」


「なに!? 一体何だというんだ!?」


「プレグットのポテンシャルはまだまだこんなものじゃないっス!」


「なんですか! もったいぶらずに早く教えてください、フーリル!」


そう、さっきまで食べてたのは今日とってきたウサギみたいなやつ、プレグット。 お腹がカエルみたいに膨れてて大きな耳が垂れて顔を隠してたやつ。


なんともまぁ愛らしい見た目です・・・。 食べるまでは罪悪感に苛まれていたけど・・・。 ありがとう・・・本当に・・・いただきますぅ・・・。


「あのプレグットがこんな小さなステーキ分にしかならないわけないっスよね・・・?」


はうっ!!! 確かに! ま、まだあるというのか・・・なんていうことだ・・・。


ひ、ひかりか!? あれは・・・! 明日への希望! 俺は今! 確かに生きる希望という名の道が見えたぞっ!!!


「あとは・・・明日のお楽しみっす・・・。いや~自分も楽しみっス。」


うぅ~そんな殺生な・・・。


ん~ジュルリってみんなで仲良くヨダレを垂らしてしまいました。


いやぁだってこんなにうまかったっし・・・楽しみが過ぎるぞ! なんて焦らしプレイのうまい男なんだ! もう一生ついて行っちゃうよぉ! へい! アニキぃ!




あ~~~幸福や。 とりあえずだけど生きる指針が決まって明日にはあんな美味しい希望が宿ってる。 こんな幸せな気持ちで未来を待つ日が来るなんて・・・。 


「おやすみ・・・π、フーリル。」


「おやすみなさい。マスター、フーリル。」


「おやすみっす。アニキ、アネキ。」




ガバッ! 朝だぜっ!


今日も一日頑張りましょう! なんてすがすがしい朝だ! 早く夜にならないかな!


ちょっと気が早すぎるか!


「ごちそうさまでした。」


んーむ、朝ごはんもいつもどおり最高だな・・・最初は固くてきつかったパンも今は普通に食べられる!


なんか・・・顎が強くなった! あと唾液の量が増えたのかな?


こうやって食べるとパンもこおばしい香りがしてめちゃくちゃうまい・・・。


ふわふわのアマアマだけが正義だと思ってた時期もありました。 正義の形っていろいろあるんですね・・・。


それって・・・とっても素敵かも!


ミルクとカリカリベーコン! ログインボーナス! はい、基礎剣術! 今日も一日が始まります! 




「おはようございまーす!」


「おはよーっす」


「よっす。」


んーむ、みんなと挨拶を交わすのはなんて心あったまる。


「あ!キリューさん、おはようっス!」


「おう、お前らか。 おはよう。 で、今日はどうするんだ?」


「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた兄弟! 俺たちはなんと冒険者ランクアップしようと思うんだ!」


「おう、いいじゃねーか。 目標はやっぱ大事だからな! 困ったら何か聞いてくれよ!」


「へへへっ、冒険者ランクってどうやって上げるんすか?」


おおお、綺麗にキリューさんがずっこけた。 いやだってよくよく考えたらどうすればいいのかわからなかったし・・・。


「お、おう。 知らないのにあげようとしてたのか・・・。 ま、まぁいいか。 えーとだな・・・。」


ふむふむ・・・要約すると・・・様々なクエストをこなす事でギルドでの信頼を稼いでギルドマスターの許可が出れば上げれると・・・。


「試験とかはないんです?」


「そーだなー・・・場所によってはあるとこはあるみたいだがウチは基本的にないな。 一応だが、不安があったり判断に困ったらギルマスが相手になって実力を確かめてくれるってぐらいのもんだな。」


ほえ~~そんなもんなんだ。 でも確かに試験とかで一発合格!とかにするより地道に頑張って信頼を築いていく方が危なくもなくていいのかな。


「んーでもそうなるとまず何をすればいいのか・・・。」


「そうだなー、実のところだがウッドから上がるのが一番難しいからな。」


「そうなんですか?」


どうやら聞いたところによるとウッドでは実力がまだあまりない分で受けれるクエストも雑用が多くて信頼を稼ぐのが難しかったり・・・。


あと冒険者として必要な能力・・・それこそサバイバル能力とか必要なものが本当に多くて、冒険者見習いのウッドからちゃんとした冒険者になるまでが一番大変らしい。


ウッドから抜け出してしまえば勿論ほかにも必要なものがあるらしいんだけど、基本的に実力が大部分を占めるらしくて分かりやすい、ということだった。


「実力がついてきたりすると調子に乗ってすぐに死んじまう奴が多いからな・・・だから結構そこの見極めをきっちりするんだ。 まぁ、お前たちも調子に乗らないで精進しろよ!」


いや~いろいろしっかりしているんだな。 しかし・・・そうなると一体まずは何をすればいいかわからなくなる!


「うー・・・どうするか・・・。 あっ、それこそミッションか。」


なるほど、何をすればいいか。 それを分かりやすくしたのがミッションだものな!


えーと・・・冒険者ランクアップ・・・最初のミッションは・・・。


「クエストのキノコ狩りをクリアする?」

す、すみません!話数抜けてました!気がつかなかった・・・・あれ?なんか書き溜めが少ないなって・・・。

そして書き溜めが足りなくなるという悲しみ・・・。

まぁ、気を取り直して頑張っていきましょう!

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