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このスマホどうやら神様製らしいですよ  作者: 童貞スナギツネ
第1章 れ:ぜろからはじめるいせかいせいかつ
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13日目 異世界生活はじめましょう

「ふわぁー。」


「おはようございます、マスター。」


「おはようっすアニキ!朝飯できてるっすよ!」


窓から入ってくる光がまぶしいのう。うーむ、まさか夢じゃなかったとはな。とうとう異世界に来て二日目に突入してしまった!

元の世界に未練はある・・・あるものの・・・まずは異世界ライフを満喫だよねっ!

もしかしたらラール的な魔法でビューンって帰れるかも知れないし。


(魔法の名前を業界人っぽく言わないでください。)


何を言う。著作権的な配慮だ!侵害でもしてみろ・・・異世界まですっ飛んできて訴訟起こされそうだろ・・・。


「冷える前に食べちゃってくださいっす!」


「おう。ありがとう。いただきます!」


んーむ、ベーコンとスクランブルエッグとパン。なんと完璧な朝ごはん。よく海外の映画とかで見る奴じゃないですか。しかも牛乳付きですよ。

コヤツ!なかなかの主婦力ではないか・・・出来るなっ!


「はうはうほのはんはたいっふねぇ。」


え、ナニコレ噛み切れない。かったぁ・・・グヌヌヌヌヌヌヌ・・・あっ!歯が歯が痛い!ダメなやつ!これダメなやつ!


「ふっふっふ、アニキ、甘いっすよ!硬いのならばミルクにつければいいのです!」


なぬっ!?こやつっ!天才か・・・!まさにコペルニクス的転回・・・この発想ができるやつがこの世界に何人いるって言うんだ・・・恐ろしいやつだぜ。


(コペルニクス的転回からさらに180度回してそうな発想ですね。)


ハムハムハムハム・・・っ!!!このベーコン!うまい!なんだこの旨み・・・噛むとジュワッと口に広がる肉肉しさ・・・良きかな・・・。


「うまいぞフーリル!お前をお嫁さんに貰う人は幸せものだな。」


「そ、そんなことないっすよぉ・・・えへへ。」


「なんですかこの空間。なんで少女漫画してるんですか。どこに少女がいるんですか。」


ふーむ、この卵もなかなか卵の味がこゆくてうまい。なんというか全体的にワイルドでパンチの効いた味がする・・・朝ごはん界のモハメドアリや~~~。


「ぷはっ!御馳走様でした!美味かった!ありがとう!」


いやぁ朝ごはんからまんまんまんぞく。


(一本満足!)


ハッ!ってそうじゃない!一日の始まりってことは・・・わかるでしょ?πちゃん。


(何ですか急にやらしいですね。パンツの色なら教えませんよ。)


お前パンツ履いてないだろ!どういうことなんだよいったい・・・なんで一日の始まりにパンツの色を聞くような奴だと思われてるの俺は。


(マスターが知りたい情報を私に搭載されたスパコンで演算した結果そうなったので間違いないですよ。)


なるほど・・・確かにそうだったのかもしれない・・・。πちゃん・・・今日のパンツの色教えてくれよぉ、ハァハァ。


(黒のレースです。)


えっ可愛い。めっちゃエッチじゃん。結婚しよ。


(申し訳ございません。私にはそのような機能はついておりません。)


急に機械っぽく喋るなやん。なんで結婚しようとしたら元のAIっぽくなるの。ひどくないですか?レベル上がったんだから恋人になって寂しさ紛らわせる機能ぐらいあってもよくよくよくないですか!


(友達からならいいけど・・・?)


えっ、何その感じ。クール系のやつじゃん。友達から両思いになっていく心の変化まで味わえちゃう一粒で二度美味しいタイプのやつじゃん。このAI優秀すぎ。


「アニキー今日もクエストに行くんで準備ヨロシクっすよー。」


「了解じゃー。」


そうだそうだ。夢じゃなかったと分れば生活があるのだ!金を稼がなきゃ生きてはいけんぞ!


ということで・・・スキル獲得お願いしまーす!


(なるほど、そういうことでしたか。それじゃあ今日のログインボーナス行ってみましょう!)


さぁ何が出るかな・・・


カシャン


ノーマル!なんてこったい・・・朝からテン下げだよまったく!なんだいノーマルって!レアはどこだいレアは!


「スキル:基礎剣術Lv1を獲得しました。」


ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおやったああああああああああああああ。


そうだよね!異世界と言ったら魔法の次は剣術ですよね!ノーマル?そんなものは関係ありません!本当の価値ってのはね・・・もつ人の心に宿るんです。


剣術といえば男のロマン。鍛えていけば抜刀術やら最強の二刀流だとか13kmだとか・・・楽しくなってきた!


「フーリルまだか!早く!早く行くぞぉ!」


「なんて熱い手のひら返し、でもそんなところも好きですよ!やはり魔法剣士は基本でしょう!」


「なかなかわかっておるじゃないか。そうなのだそうなのだ夢なのだよ。これはまさにそう!目玉焼きの乗っかったハンバーグ、カレーライスにトンカツくん!最強の組み合わせ!」


「お待たせしましたっすアニキ!」


どうやらフーリル君も準備万端なようです。もちろん私だって身も心も準備万端。せっかくの異世界ですからね!一日目を終えて、とうとう異世界生活としての一歩を踏み出したわけです。

昨日なんてのはお試し期間。今日からまさに異世界で暮らしていくのです!

さぁ二日目も頑張っていきましょう。


「今日も一日頑張るぞい!」


「さぁ今日も冒険に向かって!」


「「「レッツゴー」」っす!」

とおとお十日目!一本十日目!ハッ!

なんというか折り返し地点っぽさがありますよで10って

頑張っていきましょう

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