傍にいて
貴方は私の手の届かない場所へ
私を置いて行ってしまうでしょう
今でも遠く感じているのに
私の腕を払って行ってしまうのでしょう
ああ、嘆かわしや
ああ、なんと愚かなことか
貴方は私の最後の忠告さえも無下にしてしまうのね
思えば貴方はいつも私の言葉を聞いてくれなかったわ
私は貴方の未来が見えるのに
何も知らない貴方が可哀想に思えてきてしまうこともあったわ
それでも貴方をどうしようもない程に愛してしまったから
何としてでも見えてしまった未来を変えたかったの
貴方が遠くへ行ってしまう
私は貴方を止める術を知らない
どうか離れないで、傍にいて
その言葉さえも貴方には聞こえない
もう届かない
どうして愛を伝えられなかったのかしら
どうしてもっと強く止められなかったのかしら
自分の非力さを嘆き、怒り、憎み、絶望
それも貴方に届かない
どうか離れないで、傍にいて
今なら貴方に伝えられる
私と貴方はもう会えない
私の届かぬ場所へ行ってしまった
死神が私の目の前で貴方をさらっていった
最後に愛してると伝えたかった
貴方はありがとうと言って私から去って行った
届くならお願い、離れないで、傍にいて
また同じ夢を見た
繰り返し繰り返し貴方が死ぬ夢を見る
そうやって何度も繰り返しやがては私が死ぬ夢を見た
私は死神に勝ったはずだった
だけど、また同じ貴方が死ぬ夢を見る
ほら、貴方が死んで元通り
そんなのは私が許さない
そしてまた、同じ夢を見る
何度でも何度でも諦めないで挑む
それが例え、全て夢でも貴方へ伝える
どうか離れないで、私の傍にいて。




