10. バブリー
今回はステータスなどの設定を覚え書き。
ぶっちゃけてしまえば
作者の息抜き回
みたいなもんです。
本日は、ユウキ様の現在のステータスをご覧いただこうと思います。
勇輝「はあああ? そんなモンまであるのかよっ!? マジでゲームじゃねぇか!」
……はいはい。スルー、スルー。
勇輝「扱いが雑ぅ!?」
ノア「まあまあユウキ様。ただのステータスですから、箸休めだと思って気楽に参りましょう」
勇輝「もうちょっと言い方あるよね!? 俺のステータスだよ!?」
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名前:ユウキ
性別:男
年齢:18
種族:人間族
ギルドランク:F
職業:見習い剣士< LV5 > 見習い格闘士< LV3 > 見習い魔法師< 火:LV2 >、<風:LV2>
体力量 :160
魔力量 :800
物理攻撃力 :220
魔法攻撃力 :720
敏捷力 :120
物理防御力 :110
魔法耐性力 :110
スキル
【桧山流剣術】
【桧山流体術】
適正魔法
《火》
《風》
異世界者
ハリオベルに選ばれし者
【ステータスオールアップ 】+100、【魔力の加護】連続魔法、【属性の加護】火、水、風、雷、土、光、闇
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ローズ「これは素晴らしい。さすがはユウキだ」
エル「ハリオベルの能力ってこんな風になっているのね」
太田「いや、たぶんだが、これでは能力の半分も解放されていないだろう。ステータスオールアップが+100になっているが、こんなチンケなものでは無い筈だからな」
勇輝「それは俺がもっと強くなればハリオベルも強くなるのか? こいつが俺を認めてくれた、みたいな」
太田「そうだな。そう言う風に考えていいだろう」
勇輝「そのうちハリオベルも喋りだしたりしたら面白いんだけどなー」
エル「それはどうかと思うわ」
ノア「でもこれでは読者の方には分かり辛いでしょうから、比較対象に一般兵士のデータをご覧下さい!」
勇輝「ノアがまさかのデンパ!?」
太田「……お前はファンタジーに浸かりたくないなんて言う割には、そういう言葉が出て来るな……」
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名前:非公開
性別:男
年齢:19
職業:護衛兵士(下級剣士< LV18 >、見習い槍士< LV3 >)
体力量 :103
魔力量 :4
物理攻撃力:72
魔法攻撃力:2
敏捷力 :22
物理防御力:40
魔法耐性力:30
スキル
回転斬り、2段攻撃、牙突
魔法
なし
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ノア「あくまで一般兵士のステータスですが、本当に特色がないお方ですね」
ローズ「この人物が誰かはわからないが、一般兵士ならこんなものだ」
勇輝「では更に! ローズのステータスをどうぞ! ついでにスリーサイズもね!」
ローズ「……ユウキ、明日の模擬戦は全力で相手をしよう」
勇輝「いやいやいや! だってこんなステキなお姉様のことは知りたいじゃん? 気になるじゃん?」
ローズ「そ、そこまで言うなら、基本ステータスだけなら許可しよう。べ、別にステキなお姉様という言葉が嬉しかった訳ではないからな?」
エル「ローズがまさかのツンデレ属性っ!? 侮れないわね……」
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名前:ローズ・A・デューベル
性別:女
年齢:非公開
職業:上級剣士< LV78 >
ギルドランク:A
体力量 :352
魔力量 :180
物理攻撃力 :358
魔法攻撃力 :120
敏捷力 :320
物理防御力 :300
魔法耐性力 :291
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勇輝「うは。こりゃすげえ」
ローズ「いや、私なんてまだまだだ。数値的にはこの倍を目指している」
勇輝「そこまで行ったらドラゴンとかも一振りで倒せそうだな」
ローズ「それは流石に無理だ。せいぜい追い払うのが関の山、だろうな」
勇輝「ドラゴンってそんなに強いのかよ」
エル「私ももっと頑張らなくっちゃね」
勇輝「無詠唱ばりの速度でノリとボケの速さを磨くんだな」
エル「そうそうそう。私ってばノリツッコミをしないと魔法威力が半減しちゃう体質だから困っちゃうの〜、ってそれなら普通に詠唱した方が早いわよ!」
勇輝「……いや、結構どっこいどっこいの速さなんじゃね?」
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では次に、金銭についてお勉強しましょうか。
ノア「ユウキ様が住んでいたニホンと、このユルドとの金銭価値の違いを知っておかなければ、苦労しますからねー(主に読者の皆さんが)」
勇輝「なんかチラッとデンパっぽいものが聞こえた気がしたが気のせいだよな? うん、きっと気のせいだ」
ノア「うんうん、気のせい○ポっ!」
勇輝「なんでそれを知ってんだよっ!?」
ノア「何の事か、わからないク○っ!」
勇輝「ていうか色々とマズイ事になるから止めてっ」
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日本通貨(円)=ユルド通貨
10万=白金貨=大金貨2枚
1万=金貨=大銀貨2枚
1000円=銀貨
100円=銅貨
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勇輝「ふむ。10万円の白金貨ってのが一番高いんだな。なぁエル。例えば日本円にして1000円の銀貨一枚なら、何が買えるわけ?」
エル「実は私もちょっとわからないのよね。私達がいた時代の貨幣価値とは違ってるみたいだから。ねぇローズ、教えてくれる?」
ローズ「ああ、お安い御用だ。まず、私が装備しているこの鎧一式なら白金貨100枚だな。そしてこの剣だが、これは50枚位だったはずだ」
勇輝「たっけぇ! てかもうちょっと分かりやすい、参考になる物でたのんます」
ローズ「ふむ。それならばあの山手に見えるあの家だが。あれ位なら白金貨100枚あればお釣りが出るだろう」
勇輝「まさかの家よりローズの装備の方が高いの!? てか、あのお屋敷が1000万で買えるの!?」
エル「ちょ、ちょっとローズ。それはいくら何でも高くて分かりにくいわよ」
ローズ「む? そうか。では、ちょうど通りがかったあの毛並みの良い白馬なら」
勇輝「ちょ、ちょっとまって。さっきから全部高い物ばかりなんで……。えーっと、じゃ、じゃあエルの着ているワンピースなら?」
ローズ「こういうのに興味があるのか? ユウキはもっとガッシリとした方が似合うと思うが」
勇輝「そういう意味じゃねえよ! あくまでも参考ね!?」
ローズ「そうか。私にはよくわからないが……たぶん白金貨12枚あたり、か?」
勇輝「はあああああ!? そんなたっけえの? これ」
エル「あ、それでわかったわ。じゃあ私達がいた時の約10倍くらいね。それならあの小さな家が白金貨100枚っていうのも頷けるわ」
勇輝「なんかもう、よくわかんなくなってきました……」
エル「そうだ! こういうのはオータさんに聞けばいいのよ」
勇輝「その手があったか! おーい! オヤジ!」
太田「なんじゃ? そんな潤んだ目をしてからに」
勇輝「だれがチワワだ! ってそうじゃねぇよ! ユルドと日本との貨幣価値を教えてくれ。白金貨一枚でどれくらいの物が買えるんだ?」
太田「おう、そんなことか。よし。じゃあまずはこの瓶に入っている転送薬だが、これはだいたい大金貨1枚で作れるから、白金貨で2つだな。そして」
勇輝「こらこらこら! ちっこいオッさん! もっとわかんねぇよ! っていうかそれって結構高いんだな!?」
太田「だからチビはないわい! まぁ冗談だ。真面目に答えると、日本とそう変わらんぞ? パラムの果実水が1銅貨だからな。白金貨1枚でコガラシ亭のステーキなら100回食べられる。つまり日本円でいえば一食1000円だ」
勇輝「なるほど……。やっとわかったのはいいが、俺の周りってお金持ちばっかりなんだな」
エル「普通よ、別に。ユウキのいた所なんてヒコーキ、だっけ? 空を飛ぶ乗り物があるんでしょう? いつかプレゼントしてね?」
勇輝「どんだけバブリー発言なんだよ!」
お読み頂きましてありがとうございます。
このような書き方はこれっきりですので、お許しを。
勇輝の魔力数値が高い!のには秘密があるのですが、
それはまだ先のお話。