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飾り気のない君が好き!

「化粧とかしないの?」

 彼女はいつも一つに束ねた黒髪にすっぴんだ。飾り気がなく、色付きリップすら使っていない。つい深く考えずに口に出すと、少し離れて隣を歩く彼女がちらとこちらを見た。

「……したほうがいい?」

「え?」

「化粧」

 首を回すと、じっと自分を見ている彼女と目が合った。いつもの真顔だが、こんなに見つめてくるなんて珍しい。少し唇を歪めている気がする。

「……怒ってる?」

「違うけど、派手な方が好きかと」

 それは、そうなら挑戦してくれるとか、そういう。まじまじと彼女を見ると、気まずそうに目を逸らされた。白い素肌のおかげで、頬が赤いのがよく分かる。良いかも、すごく良いな、すっぴん。

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