悪意の吹き溜まりなどについて
*悪意とは?
瘴気の通称。
瘴気は人々が無意識に持つ悪意を元に生まれ、発生する。
つまりは人々が生きるうえで持ってしまう『負の感情』、マイナスエネルギー
が源とされる。
多くの人々は人が生きる限り消えないと見ており、故に立ち向かい続ける。
*悪意の吹き溜まり
人々が生きるうえで持ってしまう『負の感情』が行き着く先。
人の心の中にとどまりきれずあふれ、浄化し切れなかった『思念』のたまる場所。
別名『虚炉』とも呼ばれる。
ここに集まったマイナスのエネルギーが人々を脅かし、時に生物を変化させる。
この事が判明したのは三勇者の活躍によるものである。
現在、この悪意の吹き溜まりはどこに出るのか大まかながら神官などによって
察知される。
故に悪意があふれる前に神官や巫覡、魔術師などによって浄化されている。
濃度の濃い物になると、有力な巫覡や魔術師の家系によって管理されている。
*浄化について
この悪意を浄化するのは、神官たちなどの祈りの力による。
または、酒と塩でも代用が可能であるが、専門職の人々には若干劣る。
ただ、魔物と化した場合は討伐を持って浄化となる事も多々ある。
時に浄化し切れず、大量の魔物と化す場合がある。
そうなると冒険者達がチームで対処にまわる。
また、『場所』が汚染された場合、浄化するべく『祭』を起こす場合もある。
この場合、神官たちによる儀式を経て冒険者を初めとする人々が演舞を披露したり、
酒や料理を飲み食いしプラスのエネルギーを大量に生み出す事で行われる。
※神官たちによる儀式のお陰で一般人が踏み込んでも影響をさほど受けずに済むレベルにまで
おちつくものの、数日立てばまた汚染されてしまう。
故に『場所』に対するプラスのエネルギーの補充が必要不可欠となる。
*悪意の影響による物
冒険者達が対処する魔物の多くが、この『悪意』の影響を受けて普通の生物が変異したものである。
また、それによって変質した土地によって発生した物である。
時にニンゲンが変質する事もあり、その際は軽度の場合は生存できるものの重度の場合、
完全に変質し、浄化後死亡という事もありうる。
その他、悪意によって汚染された物の所為で疫病が流行る、死者が魔物になる、なども
起こっている。
*悪意によるニンゲンの変化
軽度の場合は体の変質も軽く、浄化すれば元通りである。
重度の場合、魂まで汚染されてしまい【意志】すらも奪われる。
そうなると、もう浄化しても死亡してしまう。
冒険者でも慢心から悪意に汚染されることもあるため、注意が必要である。
もしかしたら、小説ではごく普通に『瘴気』ってしちゃうかも……。