虹を越えた者について
なにげなく、参考資料程度に。
三勇者ネタ降臨! なんちゃって。
虹を越えた者
異界から来た化け物を退治するべく虹を超えて異界へと渡り、無事に戻ってきた3人の事。
*人魚族の軽戦士 バリエルディ・ローベント*
人魚族の青年で、トンファーやナイフを使って戦う事を得意としていた。
明るく、話す事が大好きで物語を趣味で書いていた。そのネタ帳を持ち歩いていたとも
言われている。
最初に異変を感じ取り予知夢として見たのは彼である(特殊能力は『未来予知』だったらしい)。
*ヒト族(?)の妖刀使い シモン・アーシュレイ*
見た目から一応ヒト族とされている美青年で、口下手だったらしい。
腰に帯びた妖刀『紫懇』を使い敵と渡り合っていたが、ニンゲンをその妖刀で
殺した事はないらしい。
特殊能力が明らかになっていない為、『妖刀制御』ではないかと考えられている。
*狼獣人の魔導士 サフィス・カーナイア*
狼獣人の少年で、当時最年少の魔導士。徒手空拳も得意としていたと伝えられている。
マイペースで温厚で、甘え上手な所がある。虹の向こうでも仙女たちに人気があったのは
その為であり、最終的にその1人を花嫁として連れて帰ってくる。
特殊能力は『意趣返し』といい、相手から与えられたバッドステータスをそのまま返す
という珍しいものであった。
*活躍について*
始まりは、異界『ラグナー』から赤銅の龍が現れ鉱山を荒らしたことだった。
それぞれその鉱山を調査中に出会い、紆余曲折ありながら共闘し龍を倒す。その際、
龍の亡骸が虹色の靄となって襲い掛かってきた為、おかしいと気づく。
調査とバリエルディの予知の結果『虹の向こうに異世界がある』『異世界から何らかの理由でこの世界への侵攻が始まっている』事が分かる。
3人は半年かかって虹の向こうへ渡る方法を探し出し、ついには渡っていった。
虹の向こうの異界『ラグナー』は自然あふれる世界だった。
だが、人々の悪意の吹き溜まりも多数あり、その影響を受けた龍たちがバリエルディたちの暮らす世界へと侵攻していたのだ。
人々の暮らしさえも脅かしていた『悪意の吹き溜まり』。
それを浄化し、生まれ出ていた悪意の龍たちを討伐する3人。
シモンはその際、数々の傷を負い一時は悪意に取り込まれようとしたらしいが、それを越え『龍魔』と呼ばれる存在となり人々を護る希望となった。
最終的には其々の世界で其々の住人たちが出してしまった悪意を浄化する、という仕組みにできるよう様々な神の前で願い、世界樹の前で術式を作り上げたそうだ。
ここで活躍したのはサフィールで、後に彼はラグナーの巫女と共に二つの世界の架け橋を作った。
異界『ラグナー』で5年過ごした彼らが元の世界に戻った時、周りは既に25年の時が流れていた。3人を待っていた人々の仲には姿を変えてしまった人もいたが、3人の勇者たちはゆっくりと元の世界にも馴染み、異界と何度も行き来していたといわれている。
なお現在はサフィールとその妻が作り上げたゲート魔術により『ラグナー』とタイムラグなしで行き来できるようになっている。
既にサフィールとバリエルディは亡くなってしまい、子孫達が活躍している。
ただし『龍魔』となったシモンは勇者から神と同列となり、生き神状態である。
普段は異界か神界に暮らしているが、人々を護るべく駆けつけてくれるそうだ。
今では時折人間に変化し、地上へくる事もあると言う。
読んでいただき有難うございます。
この『悪意の吹き溜まり』については後日書きたく思います
元ネタは某カメラで幽霊とバトれるゲームの世界観にある彼是だったりしますけどね。