種族について
冒険者の街、ゼナンには多くの人が集う。
その為、見かけられる種族も多種多様である。
代表的な種族は『ヒト』『エルフ』『ドワーフ』といった者だが、中には『獣人』や『樹人』『鉱石人』なども存在する。
なお、混血は『ハーフエルフ』以外稀にしか存在しない。両親の種族が違う場合、高確率でどちらかの種族として生まれてくる。
傾向としては『父親の種族の娘』か『母親の種族の息子』が多い。また、混血となった場合は一代限りであり、子供は純血の相手と子をなした場合は相手側の種族となり、混血同士の場合は両親が宿す血のいずれかの種族として生まれてくるのが基本だそうな。正し『エルフ』の血は例外である。
『エルフ』の場合、多種族と子をなすと、かなりの確立で『ハーフエルフ』となる。
この世界の『ハーフエルフ』は大半が『外見は他の種族にかなり似ているが、耳は長い』『魔力がかなり高い』という特徴を持つ。
『ハーフエルフ』同士で子供が生まれる場合は、大半が『ハーフエルフ』となる。(外見はどうなるかそのとき次第)。
そして、多種族と交わり、その血が薄れたとしても、数代先で『エルフ化』という能力を持つ者が出てくる可能性がある。この場合先祖がえりのような物の為冒険者の異能力とは別となり、『エルフ化』能力でエルフになれる者は『ターン・エルフ』と呼ばれる。
この『ターン・エルフ』は例外なく戦闘能力に秀でている。
正し、エルフ化には暴走の危険が伴う上、体の能力を限界まで引き出す故、基本5分間だけしか使用できないようだ。
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・物語における主な種族について・
『ヒト』
外見は特に特徴のないが、繁殖力がやや強く技巧系能力も身につきやすい。
『エルフ』
長い耳と高い魔力が特徴。大半は魔術師向きだが、時折戦闘に優れた者もいる。
『ドワーフ』
男性はどっしりとした体格と、髭が特徴。女性は死ぬまで愛らしくちょっとぽっちゃりした姿。どちらも怪力な上手先が器用。
『獣人』系
基本、『ヒト』に近い体と獣の耳と尻尾を持つ。運動神経がよい。狩人向きな者が多い。
よく見かけるのは『猫獣人』、『犬獣人』、『狼獣人』、『虎獣人』、『羊獣人』など。
珍しいのは『兎獣人』や『馬獣人(別名:ケンタウルス)』など。
『樹人』
緑色系の髪を持ち、中には髪にきれいな花を咲かせている。魔術系に優れた人々。
基本、水と光があれば生きていけるが砂漠では暮らしづらい。エルフと仲が良い。
『人魚族』
鰭耳を持ち、水中で下半身を魚の尾びれに変えることが出来る。魔術系・戦闘系どちらもいる。
泳ぎが得意で、水中でも呼吸が出来るという特性がある。
『鉱石人』
髪は繊維状の鉱石で、体にも石が生えている。半数がカナヅチという噂がある。
手先が器用でドワーフたちと仲が良い。地中でも呼吸が出来るという特性がある。
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筆者は、過去に色々なプレイ・バイ・メールやプレイ・バイ・ウェブ、TRPGに参加していました。その影響でこんなふうに種族が……。今までの短編では種族的特長を省いていますが、『ヒト』じゃない者も実はいます。
趣味に走った結果がコレです。
まだ続きます。