表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/45

第一話

「くそっ、なんでこんなことに…」


 遺跡の外、森の中。チュートリアル用の遺跡の外は、というよりは、ゲーム内でチュートリアルを終わらせるための遺跡の前には森が広がっている。街から道が続いていてこの森の中にも続いてはいるのだが、通る人が少ないため、魔物がよく出るのはゲームのNPCからも説明をうける。遺跡をクリアするのが試練だ、と言われるが実際はこの森を抜ける方が大変だったりする。そして、そんな森の中にみすぼらしくはあるものの、一応衣服として成り立っている見ていると少しかわいそうな格好をして歩いている少年が2人。


 そのうち1人は誰がどう見ても明らかに不機嫌であり、今も足元の地面を必要以上に強く踏みながら森を進んでいる。そして、もう1人は何とかして友人である隣の少年を元気づけようと色々と言葉を連ね続けている。


「なあ、そろそろ機嫌直せって。ほら、風が気持ちいいし、森の中って心が落ち着く匂いがするだろ?それに夏だけど結構涼しいんだ、過ごし易いじゃないか」


 確かに季節は夏ごろ、本来ならば大半の人間が暑さによって怒るような気力すらもわかないだろう。中にはそんなこともない人がいるかもしれないが。それはともかく、普通ならばそんな暑さを過ごしていたところを気温的に言えば過ごし易い、むしろ快適ともいえる空間だろう。さらには、涼しい風と昼ごろだがそれなりの暗さを持っている森の中に差しこむ日差しがとても良い風景すらも目の前に広がっているのだ。こんな風景を自らの不機嫌1つで視野に入らないなどもったいないことこの上ないだろう。


「おい、今なんて言った?」

「え?過ごしやすい、って」

「もう少し前だ」

「風が気持ちいいし、心が落ち着く匂いがする、だったか?」

「なんかおかしくないか?」

「なんで?」

「だって、ゲーム内だぞ?いくらなんでもリアルに表現しすぎじゃないか?」


 ふと、先ほどまで不機嫌だった少年が自分の疑問をさっきまで自分を元気づけようとしていた少年に打ち明ける。こんな疑問を持ってしまうのも不思議ではないだろう。なぜなら、さっきまで彼らはゲーム、しかも、最近になってようやく普通に出回り始めたVRシステムを組み込んだゲームをやっていたはずなのだから。


 VRとは言った物の、何も現実にあるもの全てを再現できるわけではない。確かにアイテムにある回復薬等に使用されている原料の匂いや、料理などの匂いはなんとなく再現できてはいたが、森で薫る木独特の匂いや自然と優しく吹く風なんかは再現できてはいなかった。それを踏まえればこの疑問は筋の通ったものとなるだろう。


「…確かにそう言われれば、そうだな」

「まあ、今悩んでも仕方が無いかもしれないな…」


 自分の中のモヤを1つ解消したところで、再び歩を進め始める2人だが、やはりまだ機嫌が直ったわけではなさそうな様子に少し肩を落とす。と、そこで近くの茂みが音を立てて揺れるのを感じ取る。


「おい、何か居るぞ!」

「流石にこの装備じゃ不味くないか?」

「言ってる場合じゃないな、来るぞ!」


 装備が何しろ 序章(チュートリアル)の物なのだ、たとえどんなに弱い敵でもまともに攻撃を受ければそれなりの傷を受けるはずだと考え、不安になる少年と、流石は《学者》と言ったところだろうか、突然の敵の出現でも冷静に判断するだけの余裕はある。そして、茂みは左右に分かれ、そこから普通の人間が見たらまず叫び声を上げるだろう醜悪な顔、丸く、猫背になってしまっている背骨が己の小さい体を更に小さく見せ、その体には服と呼んでいいものかと迷ってしまうほどのボロボロの布をかぶり、何より人とは思えない植物よりも濃い色をした深緑色の肌をさらけ出した一般的なゲーム内では良く出てくるであろうあの魔物が姿を現した。


「…どっからどう見てもゴブリンだな」

「ああ、しかも俺らの知ってるやつよりも更にキモイ」


 まあ、実際一般的な感性を持っていればこんな魔物を可愛い、ましてはカッコいいなどと言う人間は居ないと言っていいかもしれないだろう。しかし、2人の会話は間の抜けたものであっても、真剣さを感じさせるのには、その醜悪なゴブリンの手に握られているものが原因だろう。赤く錆びついては居るものの、思い切り突き出せば人間くらい簡単にさせてしまえそうな少し大ぶりなナイフ。それを右手に握りしめこちらをじっと、見据えているのだ。しかも、その表情は口元は三日月形に歪み、目を細めてギラギラと光らせているのを見ればこちらを完全に襲うつもりであることが容易に想像できる。それが分かっているからこそ、こんな会話をしながらも神経の大半を使って警戒をしているのだ。


 そんな張りつめた空間で動いたのはゴブリンのほうだ。ゴブリンが舌なめずりをしながら飛びかかったのは杖を持ち、冷静に観察を続けていた学者、ではなく手に何も持っておらず、学者の隣に立つと身長が明らかに低い少年のほうだった。


「うわ、なんでこっち来るんだよ!?」

「いいから避けろ、動きは単調だ!」


 飛びかかられたことに恐怖を覚え、本人の感覚ではギリギリと言ったところで突き出されたナイフを避ける。その際、運の悪いことに恐怖に足を掬われ倒れこんでしまう。そして反応が遅いものの、避けられたことに気付いたゴブリンは避けられたことに怒りを覚えているのか、表情を歪め更なる一撃を繰り出してくる。


「ちょっと、やめっ、オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ!」


 叫び声を上げながら反射的に人間の一番大切な部位、頭を守ろうと腕を払うように振り上げる。迫って来るナイフが妙にスローに感じ、恐怖に彩られたその表情は次の瞬間驚愕に変わっただろう。なぜなら、突き出されたナイフが手の側面に当たった瞬間、ガラスか何かのように粉々に砕けてしまったのだから。


「え?」


 少年は、自分に何が起こったのか理解できず、眉は持ち上がり、目は見開き、そして口は半開きと言う何とも間抜けな顔で素頓狂な声を出し、腕を振り上げたままの恰好で固まってしまった。そして、ゴブリンもわかりづらくはあるものの、確かに驚きに染まった顔で自らの砕け散り、握りの部分だけになってしまったナイフを見つめている。その状態で何秒経ったころだろうか、ゴブリンがいきなり耳障りな声で咆哮を上げ、緑色の顔をこれでもかと言うばかりに真っ赤に染め再び飛びかかって来たのは。


「ひ、ひゃあっ!?」


 そして、完全に油断をしていた少年は甲高い声で叫びゴブリンに向かって力のまるで篭っていない拳を振う。そして、拳を振った本人は再び、近くで見ていた友人は初めてその表情を驚愕に染めた。半開きに何とも頼り無い拳は飛びかかって来たゴブリンの頭を砕き、抉り、破裂させる。そう、この少年は何気ない一振りでゴブリンの頭をトマトのように潰してしまったのだ。周囲には体液が飛び散りその飛散距離からとてつもない力で潰されたかがわかる。


「…お前、何した?」

「分からん、と言うかグロい」

「ああ、その割に精神的に何も来ないのがなんか…」

「そうなんだよな…」


 実際、生物の頭が破裂する所だけでなく、耐性が無い人ならば内臓などの生々しい物を見ただけで戻してしまう人がいるだろう。しかし、この2人は間近でこんなスプラッタな物を見ておきながら、少し引くだけで済んでいるのが異常なところだろう。


「でも、さっきのあれはなんだ?」

「…1つだけ過程を立てるなら、まあその…ゲームの中に入った的な?」

「どういうことだよ」

「さっきまでゲームやってて、それでもって現実味がありすぎるってことはゲームの中に入ったか、ゲームに非常に似通った世界に飛んできたかのどっちかじゃないか?」

「そう言われるとなんか否定できないのが…」

「まあ、ともかく、こっから先はゲームの世界に来たってことを前提に行動するか」

「確実なことは言えないが、まあそれでいいか」


 と、通常ではありえない力と見覚えのある生き物、そしてゲームをやっていて、ここまで来た道のりや先ほど出てきた遺跡などから、ゲームの世界であると仮定をしてこのさきの行動を続けることにした、この少年2人、俊紀と悠司だった。


 しかし、行動をする上でいちいち疲れないために有り得ないと思える現象を全てゲームだから、で済ませるためにこれを前提で行動するのであり、今後の行動方針を決めたわけではない。が、特に何か考えるわけでもなく、森の中を進んでいく2人。街から続いている道から外れること無く進んでゆけば無事に街に着くことはできるだろうが、歩いて行動した場合一体何日かかるのか分かったものではない。


「はあ、装備とか持ち物がそのまんまだったら帰還石で街まですぐなんだけどな…」

「そういうなって、逆に考えるんだ。さっき俺の力があれだけあったってことは?」

「まさか?」

「そのまさかだ」


 とある考えに行きつき顔を見合わせニヤリと笑う2人、そして2人が取った行動はただ走るだけだった。しかし、この世界が元遊んでいたゲームであることを考えればリアルでは考えられないほどの速さで走れるのだ。その理由は、プレイしていた、ALOの中でも、2人は攻略組と比べても遜色ないほどの実力を有しており、もちろんステータスも高い。敏捷性は本来戦闘で行動が素早く行える程度の恩賜だったが、現実らしきものとなっている今、移動速度はそのガチ勢と似通った敏捷ステータスに比例して格段に速くなっている。


「でも少しくらいはこの風景を楽しみたいところではあるな」

「ああ、やっぱり?」

「それに、ゲームと同じ身体能力とかだったとして、強敵とかが現れた時の為にスキルとか使えるかも実験していかないとダメだろ?」

「ああ、そういえば」


 俊紀の言うことも分からなくはない。確かにゲームと同じ身体能力だったとして、生きるだけなら何とかならなくもないだろう。しかし、この2人はゲーム内立ち位置で言えば冒険者、こっちの世界でも冒険者として活動をする必要は無いのだが、そこはやはり男である。どうせなら色々なところを見て回りたい、と言うのが2人の間で暗黙の了解かつ共有思想だった。なれば、必然的に魔物がいるこの世界では戦闘は避けられず、戦えるかどうかもしっかり確認しておく必要がある。


 その考えに至った2人の行動は速い。無論2つの意味でだ。魔物を見つけては色々なスキルを試していく。ALOの仕様上、メイン職業と、サブ職業の2つを取ることができ、解析や状況の把握を行っていた俊紀はメインとして《学者》を取っているだけで、戦闘面でも強いと言える。その強さは悠司とパーティー組むまでは1人で行動をしていたのだから当然と言えるだろう。そんな彼のサブは《武術家》。武器を使わない戦闘スタイルの為相手の間合いに踏みこんで戦うことになるものの、その一撃は場合によっては武器の威力を凌駕する。


 続いて、一見武器を持っていないように見える悠司だが、これは大きな間違いと言える。武器を持っていないのではなく、武器を持つ必要が無いのだ。その秘密は彼のメイン職業 (ウェポンサモナー)にある。名前でわかると思われるが、名前の通り、ウェポンサモナーとは、自分の使いたい武器を召喚することができるのだ。しかし、ちゃんと制限は存在する。最初に自分の使いたい武器を実際に見た、もしくは使ったことが無ければならない。ここから多彩な武器を満足に召喚できるほどになっている彼の努力が良くわかるだろう。しかし、こんなウェポンサモナーだが、はっきり言って単体のみではとても使えたものではない。


 そもそも、ウェポンサモナー自体存在が知られていないと言うのが1つ。もう一つはALOの仕様でウェポンサモナーが《召喚士》の派生進化職業であり、《召喚士》自体は魔法職であるのが原因だ。もちろん魔法職であるからには俊紀の職業《武術家》や剣などを使って戦う《戦士》のように武器をメインに使って戦うことはほとんどない。また、召喚士を取ったプレイヤーは普通は使役する魔物を召喚するため《召喚士》の後の派生進化は《上位召喚士》になるのだ。しかし、何を思ったのか悠司は普通の発想ではありえない武器を召喚すると言う行為に出たため《ウェポンサモナー》になってしまったのだ。


 しかし、ウェポンサモナーの面倒なところはこれだけでは終わらない。これ単体のみでは使えたものではない本当の理由はこの職業になって武器を召喚するだけではウェポンサモナーは成長しないのだ。では、成長させる方法は武器のスキルを上げなければいけないという点がある。それに武器を召喚して手に持っただけでは扱うことはできない。武器を扱うためにはそのための職業と、武器に対応したスキルの習得が必須条件となる。そのため、悠司はどのような武器でも扱えるようになるため、全種類の武器を使える物理職の《バトルマニア》を取っている。この《バトルマニア》派生進化スキルだが、今はこれの説明は割愛する。


 色々と面倒な道を歩いてきている2人だが、順調に自分の使いたいスキルがどの程度使えるのかを確かめてゆく。そして、その結果は、


「何も問題はないな」

「ああ、武器もスムーズに自分の思い描いたように出せる」

「ラグもないのか?」

「ん?そういやそうだな」

「むしろゲームの時より強くなってるじゃねーか」


 自分の繰り出せる攻撃を一通り試した後互いにゲームと比べてどうだったかの確認をする。魔法職である悠司に至っては、ゲームないでは処理をするためのわずかなラグが現実の世界となったことで無くなったことに気がついた。それもそうだろう、むしろ現実にもなってラグがあったらそれはそれで問題があるだろう。こっちの場合は研究さえすれば無くなるかもしれないが。


「で、これからどうする?」

「そうだな、まずは街を目指して見るか」

「ん、了解」


 スキルの使い勝手の確認も終わり、とりあえずの行動方針を決める2人。確かに今この現状では食料も無し、日が暮れた時にゆっくりと寝れるような場所もないため、選択としては間違えてはいないだろう。だが、


「でもさ、俺らって街入れるのか?」

「いや、入れるだろ」

「学者だろ?今の状態で本当に入れるか考えてみろよ。街には門があるし一応衛兵もいる。で、仮に通行料とか身分を証明できるものを出せ、って言われたときに俺ら何もないぞ?」

「あ…」


 もちろん、この2人は通行証どころか、自らの身分を示せるものも金も一切持っていない。強いて言うならば自らの来ている衣服くらいだろうか。明らかにおかしい恰好をしている人間を街に易々といれてもらえるほど、この世界は甘くはないだろう。


「まあ、何とかしてみるか…」


 半分くらい諦めたような呟きを漏らす俊紀に多大な不安を抱えつつも自分も打開策があるわけではないので黙ってついていくことするのだった。


 歩いてどれほど経っただろうか、この歩いた時間の間にすでに1回日が落ちて現在は日が昇り始めている時間である。ちなみに、夜はどうしたのだと思うだろうが、一応ここはゲームの時の世界とほとんど同じと言っても良い場所なのだ。ゲーム内でもなんだかんだで野営をすることはあったため、食事も食材となる魔物を捕まえて食べたので空腹はしていない。睡眠の方も寝る側と見張る側で交代して役割を果たしたため十分な時間とは言えないが何とか寝ることはできた。しかし、


「あー…、地面で寝たせいで体が痛い…」

「そうだな、ALOじゃそんなこと無かったから全く視野に入れてなかった」


 と、些細な問題はいくつか出てきていた。実際食事だってただ肉を焼いてその辺にあった香草をちぎってかけただけのはっきり言って味らしい味はないものだったのだ。しかし、この世界では簡素だろうが味がなかろうが食事にありつけることに感謝することになるのだが、それはまた後の話。


 さて、遠目にだが街の門が見え始めてきたころ、2人はふと足を止める。


「なあ、悠司」

「どうした?」

「あの街ってさ、アレだよな」

「そうだな、ゲームそのまんまだな」


 最近のプレイ状況では全くと言っていいほど、訪れなくなったALOで最初にお世話になる街に懐かしみを感じつつ、自然笑みをこぼす悠司。ゲーム内で最後に立ち寄ったのがリアル時間で約1年半前、クエスト上、どうしても立ち寄らねばいけない用事が出来た時のことだ。だが、今はそんなことは対して関係ないので思考の端っこに置いておくだけにしているが。


「で、何か案があるんだったな。じゃあ任せたぞ」

「おう、ヤバそうなときはフォローよろしく」

「はいはい」


 自信満々と言った感じの俊紀に昨日まであった不安はどこへ行ったのかと問いたくなる位に信頼を置いている悠司。もしかしたら信頼しているのではなく、もはやどうなろうが知ったことではないと思っているのかもしれない。もしそうならば自分のことだろうと突っ込みが入るところだろう。


 そして、街の門前。門は開いてはいるものの、予想していたように衛兵が居る。また、しっかりと仕事をしているようで、1人1人しっかりと身分の提示を求めているのがわかる。そして、俊紀と悠司の順番にが来てしまった。


「…また随分と貧しい恰好をしているな…、まあいい。さて、何か自分の身分を証明できるものはあるか?」

「いえ、ありません…。俺達はここから少し離れたところの出身で冒険者志望でこちらに向かっていたのですが…」

「どうした?何かあったのか?」

「魔物に襲われたときに落としてしまったんです…。ついでに荷物も逃げるときに全て捨ててきてしまって…」


 日本の現代社会ではまず通じることはないであろう理由を衛兵に伝えるが、何しろここはファンタジー。魔物だって実在すれば、確実に逃げのびるために荷物を捨てることも無いわけでは無い。よって、衛兵は、


「そうか、お前らも大変だったな…、良し、少し待ってろ、冒険者志望だったな。今冒険者ギルドの人間を連れてくるからその人に案内してもらってくれ」

「はい、ありがとうございます…」


 そして待つこと約5分。さっきの衛兵が戻ってきて、その隣には整った装備をした女の冒険者がついてきていた。年齢は俊紀達と余り変わらないだろうか、多少長めの金髪のポニーテールが風になびく度に日光を反射してその綺麗な髪をより一層綺麗に見せる。そして、その髪に劣らないくらいに綺麗な青い目がその少女を美しく見せる。


「じゃあ、こいつに連れて行ってもらえ。俺はまだ仕事があるんでな」

「宜しくお願いします」

「あ、はい。こちらこそ」


 そして、その少女に連れられて2人は門をくぐり街の中に入ることに成功したのだった。


「…フッ(計画通り…)」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ