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第四話

 王都ランゲンの東門をくぐり、街道を正面にした時、左側に位置する森。悠司とシロノの2人はそこに足を運んでいた。まだ日が昇りきっていないため、森の中は涼しく風もそこそこ吹いているので快適と言えるだろう。


「さて、早速探すか」

「…」


 首を鳴らしながら言う悠司にシロノが黙って頷く。それから適当に木々の間を歩き始める。時々足元を確認して草が群生している場所を探す。薬草を探す時の基本は草の群生している部分を見つけるか、森の中で日当たりのよい場所、もしくは山の傾斜の緩いところを探すのがセオリーである。悠司もセオリー通りに草の群生している場所を探しているのだ。場所によってはこのセオリーが通じないところももちろんあるが、ルーンロードを中心にした広い範囲でこのセオリーが通じるので基本的にこの方法が一番安定する。


「…あそこなら良いか」

「…」


 森の中を歩くこと十数分。森の中から街道が見えなくなったあたりで草が密集している場所を見つける。それを見て悠司は1つ頷くとそこに向かって歩いていく。


 草の密集地帯に着くとおもむろにしゃがんで草を多少雑ながらも確認していく。半径にして4メートルほどの範囲で草が生えているが、これだけの中から目当ての物を見つけるとなると、それ程慣れていない悠司では多少時間がかかる。そのままの体勢で動きながら探すこと3分。草を2つ引き抜いて立ちあがる。


「やっと見つけたぞ。さて、お前にもこれと同じものを探してもらうことになる。説明を聞き逃すなよ」

「…」


 見た目的にはそう変わらない2つの草だが、片方は普通の雑草でもう片方は薬草である。その違いは、薬効成分はもちろん、口に含んだ時の味なども違う。しかし、この場合は口に含んでしまうため仮に毒草だと酷い目に遭う。だが、見てわかる違いもちゃんとある。薬草の葉の先端は良く見ないと分からないが2つに割れているのだ。また、薬草は根っこごと取った方が傷みにくく、品質も良いとされている。植え替えればそのまま栽培も可能である。


 一応薬草にも種類があるが、ここでは割愛する。これをなるべくわかりやすいようにシロノに説明する悠司だが、反応がほとんど帰ってこないため、理解しているのか分からないがそのまま薬草探しに入る2人だった。












「えっと…?騒音の調査だったか。依頼者に直接話を聞かないとだめそうだな」


 俊紀は1人住宅街となっている場所を歩いていた。一応依頼者の家のメモは貰っているが、何せ時代設定が中世なので正確な位置が乗っているわけでもない。大体の位置を見極めた後は周りの人に話を聞いて特定するのだ。なお、このように特定が困難なため、薬草の採集は悠司とシロノの仕事となっているが、配達は俊紀の仕事である。


「依頼者の家はこの辺のはずだな。少し周りの人に聞いてみるか」


 独り言をつぶやきながらメモに書かれている場所からそうは慣れていない場所を歩く俊紀。軽く周囲を見回し目に止まった人に近づいていく。


「すみません、少し良いですか?」

「ん?何かな」


 茶色の短髪の男性、特徴はこれと言って無く典型的なモブのような顔立ちである。その男性は特に俊紀を怪しい眼で見るようなことも無く丁寧な対応をしてくる。


「この辺に最近騒音が酷いと言ってギルドの方に依頼を出した方が居るはずなんですが、その方の家の場所を知っていますか?」

「う~ん、どこだったかな。確かに近々依頼を出すと言っていた人は居たが、詳しくは覚えて無いな。この通りだったと思ったけど」

「そうですか、ありがとうございます」


 俊紀は男性にお礼を言うと、その場から少し離れ話を聞けそうな人を探す。次に話しかけたのは多少歳の言った女性である。うわさ好きの近所のおばちゃんのような立ち位置で、ALOにもこの類のNPCは多数存在した。


「この周辺でギルドに依頼を出した人って知りませんか?」

「ギルドに依頼を出してる人?心当たり無いわねぇ…。それよりも貴方、知ってる?最近、亜人種の大陸で行方不明者が出てるらしいのよ。向こうにも魔物が大量に発生したのは確認されてるんだけど、人が居なくなったのが確認されたのはその後なんだって。森も多いから隅々まで探せてないだけだって向こうも言っているみたいだけど、誰も居ない村もいくつか見つかってるみたいだし、魔物にやられたしては少し行方不明者が多いと思わない?」

「は、はぁ…」


 この手の多少黒い感じのする噂をどこから仕入れてくるのか不思議なものではあるが、今の俊紀にとっては依頼をこなす事が優先事項となっているのでそこまで真面目に考えることはせず、適当に話しを切り上げて他の人を探すことにする。朝早いこともあるせいか、人通りが少なくこれから仕事に向かう人もいるため、話を聞ける人は少ない。最初の男性に話を聞いてから40分が経過しようとしたとき、後ろから声をかけられる。


「あの…」

「えっと、俺ですか?」


 振り向くと、後ろには肩ほどまである髪を頭の右側で括った若い女性だった。緊張しているせいか、それとも他の事情があるのかなんとなく震えているようにも見える。


「あの…、ギルドから来た人…って言うのは貴方でしょうか?」

「はい、この辺の家に住んでいる人で何か騒音がすると言う依頼が出ていたので、それを引き受けてきました。依頼人さんで良いですか?」


 不安そうな顔でギルドから人が来るのを予想していたと言うことは、この人が依頼人だと言う可能性が高い。そう考えた俊紀は念のために引き受けた依頼の内容を話して、目の前の女性に確認を取る。それに対して目の前の女性はゆっくりと1度頷き、口を開く。


「はい。…あの、解決してくれるんですよね」

「ええ、余程の事が無い限りは解決するつもりです。場合によっては日を跨ぐ位に時間がかかることもありますが、今日中に何とかするつもりですよ」

「ありがとうございます…。私の家があそこなんですが家の掃除をしているときとか、家の中が静かな時に壁の向こう側から聞こえてくるんです」

「分かりました、では家には近づかずに外で時間を潰していて貰えますか?」


 そう言って、自分の後方俊紀から見て左側にある素朴な家を指差す。彼女の声からは明らかな不安が滲みでているので恐らく結構前から悩まされているのだろう。女性の話を聞いた俊紀は軽く考える素ぶりを見せると、万が一何か危険性のある物が出てきた場合の事を考え、女性が家に近づかないように注意する。それを聞き、女性は頷くと広場の方へと歩いて行った。


「さて、何があるのやら…」


 1つ呟くと女性の家の屋根に飛び乗り、屋根の上から家の裏側を覗く。特に変わった様子は無く人1人何とか通れるくらいの間があいているだけだ。しかし、実際に騒音が起きるということを聞いているのだ。何かしらなければおかしい、そう判断した俊紀は屋根からその隙間へと跳び下りる。


「見た目特に何も無いな…、この家を狙った誰かが嫌がらせでもしているのか?」


 思いつく原因もしくは可能性を呟きながら周囲をくまなく観察する。家の壁、地面、あるいは空気まで。それでも無ければとにかく目立ち難いところや空中まで。魔法も駆使して原因を究明する。


「…ん?」


そして、探知魔法でここら一帯を音響探知すると一部音の通過の仕方が不自然なことに気がつく。常人では気がつかない程の極めて小さな違和感。逆に言えば何かが巧妙に隠されていることになる。


 俊紀はそれを感じ取るや否やその違和感のある部分へと感覚を頼りに手を伸ばす。すると何かが手に引っ掛かる感覚がある。そのまま自分の手に目線をやると空中に空いている小さな穴に指先が引っかかっている。そのまま手を下げるとその穴は広がり俊紀が通れるくらいの隙間があく。この状態に俊紀も渋い顔をする。


「どっかで同じようなことをした気がするなぁ、これ」


 などと呟きつつも、その足はその隙間内へと入って行く。そして、くぐり終わると目の前の光景にため息を吐く。


「やっぱりか、時々居るんだよなぁ。こういう街中にも勝手に自分たちの遊び場作るのが…」


 広がる光景は緑生い茂る床に咲き誇る数多の花。その空間の中央と思える場所にはテーブルが小さな置いてあり、それを囲むように同じく小さな椅子が少なくとも10は置いてある。そしてそこに座っているのは、トンボや蝶のような形をした羽を持つ人型の生物、妖精だ。


「わわ、人間!」

「どうやって入って来たの?」

「おかしいなぁ、ちゃんと隠してあったのに」

「また閉め忘れたんでしょ!」

「そんなこと無いよ!」

「…さて、少し話をしようか」


 俊紀を見ると揉め始める妖精たちを静かにさせる俊紀。俊紀が喋ったことで恐怖を覚えたのか身を寄せ合って振え始める妖精たち。そして、その様子を見て俊紀が苦笑する。


「…悪戯しに来たわけじゃないからそんなに怯えないでくれないか?」

「なら良いんだけど、用が無いなら早く出てってよ!」

「お菓子持ってない?」

「そうだそうだ!」

「いや、そういう訳にもいかないんだ」

「私たち悪いことしてないよ?」

「皆でお喋りしてただけ~」

「はわわ、本当に人間だ」

「まあ少し話すから聞いてくれ」


 一言喋るたびに騒ぎ始める妖精を制し、妖精たちが黙ったところで話し始める。


「君たちがこの空間を作っている場所は俺と同じ人間の家のすぐ近くなんだ」

「それで?」

「恐らく君たちが原因だろうけど、その家に住んでいる人がどこからか騒がしい音が聞こえて不気味に思っていてね」

「あー…」

「ここから出て行け、とは言わないけどできるだけ静かにしてくれると助かるんだ」


 俊紀が話をし終えるとリーダー各と思える妖精が思い当たる節があるのか口を開く。


「んー…、えっと、最近ね良く入口を閉め忘れる子がいて、多分それで私たちの遊んでる音とかお喋りとかが外に漏れちゃってるのかな」

「なるほどね、原因はわかってるのか」

「気をつけるようにいつも言ってるんだけど…ねぇ?」


 話を聞く限りでは原因は一応自分たちでもわかっているらしい。しかし、妖精は楽しいことがあるとそれを優先してしまうため、入口を閉めるという何の楽しみも無いことを忘れてしまいがちなのだ。だからこそ今回のこれが起きているのだろう。


「家の人にも君たちが近くにいることを伝えておくから、これからはできるだけ静かにね」

「はーい!」

「また来る~?」

「今度はゆっくりしようよ!」

「でも人間って苦手」

「それよりも入口閉めないと」

「外に出なきゃ良いんじゃない?」

「果物取って来れないじゃん」

「じゃあ、俺はもう帰るよ」

「じゃーねー!」


 原因を突き止めるのに約30分、妖精たちの説得にたったの5分と言う短い時間でほぼ解決したのだった。この妖精たちの遊び場、正式にはフェアリーガーデンと言うのだが、このフェアリーガーデンが家の近くにあることを広場の近くにある喫茶店でケーキを食べていた依頼主に伝えると次の依頼の場所へと移動するのだった。


 余談だが、この約3日後に興味本位でフェアリーガーデンから出てきた妖精がこの依頼主の家に侵入し、妖精たちを発見した依頼主がケーキを出すと仲が良くなり、依頼解決後もしばしば起こる騒音を気にしなくなったのだった。











「…どうするか、これは」

「採り…過ぎた?」

「ああ、完全に過剰だろう。多くて困ることは確かに無いが、流石にこれだけあるとな…納品したところで怪しまれるかもしれないしな。どうしたものか…」


 シロノに薬草の見分け方を教えたところまでは、まだ悠司は間違っていなかっただろう。しかし、彼女から目を話してしまった隙にいつの間にか彼女の背丈と同じくらいまで積み上がった薬草があったのだ。しかも、それら1つ1つが丁寧に、根っこごと取られており品質もかなり高い。


 これだけの量を同じ品質で集めるのは俊紀でも可能ではある。しかし、その場合は探知系統の魔法を使わなければ不可能である。素の観察眼ではシロノの方が上だと言う事になる。


「まあ、取ってしまった物は仕方が無い。俊紀が戻ってくるまでギルドで待機だ」

「…」


 悠司の言葉に黙って頷きその場を後にした2人だった。











 東部の住宅街のとある家。敷地を囲う壁の側面には人が1人通れそうな大きな穴が空いており、今にも崩れそうである。それを見て困ったような顔を隠せない1人の男性と、その横には俊紀が顎に手を当てて空いた穴を眺めている。


「で、一体何があったんですか?」

「実はですね、結構くだらない話しなんですが、簡単に言うと作業に使うために持っていたハンマーがこの壁にあたってしまってですね…」

「なるほど、それでこの穴があいてしまったと」

「簡単に言えばそうなります」


 話しを聞きながら敷地内に入り反対側からも観察する俊紀。壁の状態をある程度見ると依頼主に顔を向け口を開く。


「ところで、この壁を直すための資材はありますか?」


 この壁のみならず、基本的に大半の建物がこの国で作られる白煉瓦でできている。資材が足りないと言うのであれば買ってくるか、作るしかない。買う場合は多少金銭的に厳しいため難しくなるが、作る場合は多少面倒なもののほとんど金はかからない。


 幸い、作るにしてもこの白煉瓦は型にはめて焼くだけ、という簡単な作業のみで、ALOでも建築スキルを伸ばすプレイヤーには嬉しい代物だったのだ。俊紀は学者スキルを伸ばすために試行錯誤していた時期にこの白煉瓦を大量に作ったことがあるため、品質はともかく作れないことは無い。


「ええ、一応用意はしてありますが、足りますかね…」

「どうですかね…、直すと言うなら1度壊してからの方が早いですし」


 と、俊紀に応えると家の裏側から台車のようなものを使い白煉瓦を持ってくる。その量は縦10列、横3列に2段積み上げたものが3台。外壁を修理するだけにしてはやけに多いが、かといって余らないかと言われると少し怪しいラインである。まず、煉瓦の大きさが縦に約14cm、横に22cm、高さ10cmとやや小さめであること、それから壁の高さが180cm、厚さが約30cmもあるのだ。更に言えば中途半端に崩れた部分を残すくらいなら形の残っているところまで崩してから作りなおした方が早い上、見た目も良くなる。


「これなら多いくらいですかね。とりあえず穴の上下は全部、左右は煉瓦2つ分ほど崩しましょう」


 と、気軽に言い放つと1つ息を吸い、構えをとり、何箇所かに打撃を加える。この打撃のみでは壁に変化は見られないが、次に依頼主の持ってきたハンマーを手に取り壁を強く叩く。すると、穴の開いていた部分の周囲約20cmが切り取られたかのように綺麗に崩れる。この崩れた場所に扉を作ってしまってもいいのでは依頼主の男性は考えるが、入口は別の場所に設けてあるので大人しく壁を直してもらうのを待つだけだ。


 壁の幅に合うように煉瓦を削り、組み立てて行く。奥行きに2つ横に3つ並べそれを残っている壁と同じ高さまで積み上げる。もちろんセメントのようなもので煉瓦同士をくっつけるのも忘れない。このセメントのようなものは削った煉瓦を更に細かくし水やその他様々なもの混ぜて作ったものなので白煉瓦とほぼ同じ色をしている。そのため、近くでじっくり観察するならまだしも、遠目からでは違いは大して見られないだろう。


「まあ、こんな感じですかね。素人の仕事じゃこれが限界です。納得いかなかったりするなら職人さんに頼んでください」

「いえ、引き受けてもらっただけでありがたいです」


 2時間ほどかけて多少荒い作業を終えると、依頼主に完了したことを伝えギルドに向かって走って行く。もともとこの壁も依頼主が数年前に自分で作ったものなので最初から作りは悪かったりもしたのだ。今回崩れてしまったのはそれに加えて古くなっていたからだろう。依頼主からお礼の言葉を受け取り多少気恥ずかしくなりながらもギルドへと急ぐのだった。











「遅かったな」

「悪い。で、そっちは?」

「…」

「失敗したのか?」

「ある意味失敗かもしれないな」

「ある意味?」


 ギルドに俊紀が入ってくるのを確認すると自分たちの座っている席に誘う。俊紀が椅子に座ると悠司に対して確認をとる。2人が失敗してしまったのであれば、これから別のところに薬草を採りに行かなければいけなくなるので俊紀の表情には若干の焦りが見える。そして出てきた悠司の言葉に首をかしげる。


「こういうことだ」

「おいおい…」


 悠司が薬草をテーブルの上に出すと俊紀が思わず唸る。何にしても量が多すぎるのだ。受付には見えないようにしているとは言え、流石にこれだけあると多少目を付けられてもおかしくないのではと焦りを感じる。また、これを見た時の悠司と同じことを俊紀も考えたようで少し考える素ぶりを見せると、何かを思いついたのか唸るのを止め顔を上げる。


「そうだな、依頼分だけ運んだらそこから4割は貰ってしまおう。残りは納品すればいいんじゃないか?」

「それでも結構な量があるぞ」

「いや、でもそれ以外に方法は無くないか?」

「まぁ、それもそうだな…」

「じゃあ、決まりだ。そろそろ昼になりそうだから配達行ってくる」


 どことなく早口でいいたいことを言い終えると俊紀が依頼で要求された分の薬草に加え、多少余計な分を含めて袋に入れてギルドを飛び出していく。悠司はそれに苦笑すると大体4割ほどを自分の魔法で作った鞄の中に入れると残りをカウンターに持っていく。それを見た受付嬢が驚いた様子を見せるが、今回の担当はベテランのようで慣れた手つきで薬草の品質と数を確認していく。


 約30分後、薬草の鑑定を終え、換金して金を受け取ったところで俊紀が戻ってくる。そこでさっきと同じ場所に座り、駄弁り始める。


「で、今日はこれからどうするんだ?これから昼食にしても、時間も結構余ってるだろう」

「そうだな、昼食の時に決めるとしようか、ところでいくら受け取ったんだ?」

「そもそもが安いからな、細かいのは省くが大金貨19枚と金貨が8枚程度だ」

「確か大金貨が10000Gだから約20万位だな」

「この世界なら大分大金だ」



 そのまま2人は適当なことを話しながらギルドの2階の食堂で昼食を取ろうと階段を上って行くのだった。

私は建築に関しての知識は持ち合わせていないので大分おかしな点があると思いますが、温かい目で見守ってください。

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