りあじゅう になりたい
べ、別に名前を考えるのがめんどくさくなったわけじゃないんだからね!!
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ここには何もないけれど
いっぱい人がいるの。
おとうさまがよんできたの。
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「草原の次は海か・・・」
ヴァカはそう、呟いた。
「魔力が回ってるって・・・異世界人なわけないって・・・どういうこった・・・」
ヴァカはそう呟いてるが、周りには誰もいないのでただの壮絶な独り言である。
「異世界にきて俺の迷子能力が高くなった・・・のか?魔力を使ってでも俺は迷子になりたかったのか!?なんか新たに俺の性癖ががががが」
・・・あえて何も言うまい。
ちなみにこのヴァカが海と言っていたが、具体的にどんな場所かというと言うとすごく・・・甲板の上です。
「てか、ここにゃ誰もいないのか?」
「オーイ」
「ん?」
甲高い声が聞こえた。
「オマエウマソウ」
「クワセロ」
「亀が喋ってて・・・可愛いな・・・」
特徴:甲羅が硬い。頑張って剥いだら武器にできる。ただし肉食。全長3mほどですが何か?
「ちょっと持って帰りたいな・・・」
「コイツ、ヘンタイダ」
「デモニクタベタイ」
亀の表情はわからないが、甲羅の中に少しずつ首を入れている様は亀好きにはたまらない。だが、ここは船の上。亀は海の中。持って帰るのは諦めろ?
「・・・肉食?3m?そんなもの亀好きの俺には関係ない!!たとえ海の中だろうとも、俺は亀を持って帰る!!」
「ヤッパリヘンタイダ」
「ニゲロー」
お前の世界で鼈的存在だ。水中じゃものすごく早い。諦めろ?
「だが断る!!ってさっきから頭ん中でうるさいぞ?」
あ、そういや自己紹介がまだだったな?お前についた唯一のチート機能のナビゲーションだ!!どうだ!驚いた?あ、あとちゃんとお前も自己紹介しないと名前がヴァカになるよ?いいの?
「・・・チート機能がしょっぺぇ・・・orz」
・・・これからもよろしくなヴァカ!!
「名乗るからその名前だけはお許し下さい!!」
・・・土下座する人初めて見た。後さっさと名前・・・
「俺の名前はウルトラストr」
これからもよろしくなヴァカ!!
「な!?お、俺の名前はヴァカだってって・・・あれ?」
と、いうわけでヴァカに決定!!
「な!?おい!!あ!!そういや亀は!?」
いや、お前周りをよく見ろよ?
「・・・なんだ、また迷子か・・・」
そこでなんでドラゴンの呪いという発想が出てこないんだ?ここは異世界だぞ?
「フハハハハ!!そんな発想がでてくる頭を俺が持っているとでも?」
独り言ウゼェ・・・
「お前が話しかけてきたんだろうが!!」
お前って言葉は元は敬語だから別に何も言わないけど名前言ったんだから覚えてもいいんじゃないかな?
「・・・ナビゲーション?・・・メンドくせぇわ!命名:ナゲー」
おk
「いいんだ!?」
もっとひどいネーミングセンスの奴が過去にいたからね・・・
「んじゃ、よろしくってなんか根本的な解決が一切出来てない気がするけどま、別にいっか」
雑だな・・・あ、あと、心の中で会話できるから別に独り言喋らなくてもいいよ(笑)
【こうか?】
流石に飲み込み早いね。んじゃ、異世界の旅をお楽しみください。俺はちょっと寝る。
【え?唯一のチート機能n】
うるさいなぁ・・・チートでも眠いんだよ?ヘルプって言った時と気分が乗った時に解説入れつつ実況っぽいことしてるからじゃあ、おやすみ。それとヴァカももう寝たほうがいいよ?
異世界に飛ばされてからの時間経過:2時間と45分
ちょっと次回予告でもしてみるか・・・
次回予告
ひたすら独り言をほざいているヴァカに愛想を尽かしてしまったチート機能ナゲー。湯けむり温泉でを沸き起こるなぞの触手の魔物。そしてヒロインが洗われる・・・乞うご期待!!
※なお、この次回予告は多大に変更される恐れがありますがご注意ください。