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山を下れば別アニメ

 例え幌がついても「風雲ライオン丸」は採用を見送ることになりました。だって一部しか覚えてないし。あとは「ロケット変身」ぐらい?


 その点、「ラ・セーヌの星」のED「私はシモーヌ」なら、とりあえず一番だけなら覚えてるわけで。

 そんなわけで今日は幌無し荷馬車を駆って、ロート村と向かっております。鼻歌と共に。


 実はロート村への来訪はこれが初めてでは無いのよね。堆肥を運ぶことがあるから。それについてはちゃんとハラー村への代金もいただいております。

 

 ちなみにハラー村からロート村への道のりは、予想どうり真っ直ぐでした。

 ただずっと坂道だったのよね。これがなかなか堪える。


 ロート村は山間に点在する、複数の村への道が集まるポイントみたいで西へ向かうにつれて、その傾斜も穏やかになってゆく。

 さらに西へ向かえばギーガ―らしいけれど、そこまでは今後とも行くつもりはない。


 ロート村で十分という感じだし。


 さて、そのロート村だが私の第一印象は、


「ラスカルの舞台みたいだな。名前忘れたけど」


 という事になる。


 傾いているけれど、随分拓けていて、家屋もせめぎ合ってない余裕のある感じ。

 害獣(アライグマ)が暴虐の限りを尽くしたであろう農地も、この村では大規模で、この地の《聖女》は大変だ、とレルに同情してしまった。


 酪農も行われているらしいけれど、これはどこで行われているのかわからなかった。これではやはり子供があちこち行くのは大変なのだろう。

 今はレルが馬に乗れるようなってるので、違っているかもしれないけど。


 で、今までは近付かなかったロート村の恐らくは中心に向かうと、鐘楼のある建物が見えてきた。

 女神の礼拝所、というか建物の規模がすでに教会だ。


 実はこの世界は多神教で、他に主神になる「レール」という神もいると初めて知った。そのレール用の教会もあるそうだが、そこに行くことがあるのかどうか。


 今回だって別にアリスの教会に行くわけではないらしいんだけど、鐘楼が目印になるからって。

 レルが待っててくれるはずだ。


              ~・~


 こういう状況になっても、まだ私は迷っていたりする。

 この礼儀作法を習いに行くことが、本当に正しいのかどうか。


 これだけ迷うのは、まず第一の動機が「暇つぶし」であることが原因であることは自覚している。

 自覚しているからこそ、言い訳を自分で考え続けて、それっぽい理由が出来上がってしまった。


 つまり、


「ちゃんと礼儀作法を学んだ方が、結果的に目立たなくなるのでは?」


 という言い訳だ。


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