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休日の存在に物申す

 で、約束の休日である。


 この「休日」というのも、私に言わせれば随分作為的に感じる。

 だって七日ごとに巡ってくるんだから。まるで日曜日そのもの。


 この「日曜日」についてはあまり突っ込んだことは確認してない。だって聖書とか持ち出されたらヤクいっしょ?


 それに「日曜日」があっても取り立てて困ることも無いので、触れないことにしている。

 都会ではどうだかわからないけど、ハラー村では決まった休みがあるのは、働く上でも有効なんじゃないかな?


 もっとも農業や酪農で、きっちり休めるかといわれると難しいのかもしれない。

 でも、大手を振って休むことが出来る日があるのは、精神衛生上よろしいんじゃないだろうか?


 実際、今回もオットーおじさんは小麦をパウルおじさんのところに持って行って、帰りには小麦粉を持って帰る用事があるようだ。

 パウルおじさんは風車の管理もしているらしい。初めて知ったけど。


 何だか色んな部分でちゃんと設定されてるなぁ、と感心してしまった。

 となるとやっぱりこの世界は普通の異世界なのだろうか?


 普通ってなんだよ? というツッコミは甘んじて受けたいと思う。


 ……なんてことを馬車に揺られながら考えていたら、割とすぐにパウルおじさんの家に着いたようだ。

 馬車だけど文明の利器力を感じる。ミサトばりに。


 何となくアルムおんじの家を想像してたけど、どっちかというとパウルおじさんの家はペーターの家の方が近いかな?

 それほど村からは離れてなくて、丘の中腹にポツンと家がある感じが。


「お~い! 来たぞ~!」

「待ってたー!」


 とおじさん同士で、きちんと到着する前に挨拶を交わし合っている。

 この辺りは何とものどかだ。


 フランちゃん、それに私も申し出た「お手伝い」というのも、名目だけのようで、袋からこぼれてしまった小麦を拾うだけ。


 小麦粉はそういうわけにもいかないから、拾ったあとはパウルおじさんの奥さん、エッダおばさんに温かいミルクをごちそうになるだけで終わってしまった。


 ちなみに、この家には三人の兄弟がいて、今も仕事をしているのだろう。姿は見えない。

 村で三人を見かける時は祭りの時ばっかりなので、あんまり良い印象が無かったけど、ちゃんと仕事はしているみたい。


 「日曜日」なのになぁ。

 出来れば、軽い作業であって欲しい。今日も放牧されているので、そうはいかないのだろうとは思うけど。


 ……ああ、羊ばっかりじゃないのか。


「それでフランちゃんたちは、どうして?」


 エッダおばさんは、私たちがここに来た理由を知らないらしい。

 というか、電話みたいな通信機器は無いみたいだから、それは当然か。


「あのね。ジョーちゃんが……なんだっけ?」


 フランちゃんが、年に相応しい見切り発車と丸投げを発揮した。


 さて、私も本題に取り掛かるとするか。

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