表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ〜何かに触発されて〜

天才、埋もれる。

作者: 海堂直也

 天より授かりし、生まれ持っての才能。


 他を圧倒し、時にそれは神の御手、悪魔の所業と呼ばれ、常人には理解の及ばぬ結果を導き出す。そう、凡人には理解など出来ないのだ……


 読者諸君。もしも君が、他人と共有出来ない何かがあるなら、それは君自身が、その分野において“天才”であるという事に他ならない。


 ゴッホ・ゴーギャン・シューベルト・メンデル・エドガーアランポー、彼等しかり。時代の先駆者は異端であり、真の天才は孤独なのだ。


 誰に習うでも無く、努力のたまものでも無い、その分野において真理を授かり研鑽に勤しむ。承認欲求などと呼ばれる下らない心理に踊らされず、孤高であれば良い。人には其々、理解し難いモノがあるのだから。


 他者に理解を求めるなど、愚の骨頂。それを押し通して、いがみあい、争うのだから。


 理解されぬ部分に共感も賞賛も要らない、ただそれは、未来への遺産。


 時代が追い付く時、君の才能は凡庸となる。


 理解されぬモノを研鑽する喜びを、かつての天才が教えてくれたのだから。



生きている間に……正直、そう思いますが、命の紡がれ方、在り方を自分に問う作品になりました。《フランダースの犬》のネロとか、本当に不憫でならない。けど、ネロを馬鹿にする人は居ない。むしろ彼の様に清く正しく生きるべきだと学ぶもんです。 


後世に何を遺すか。って、結構大切よね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >時代の先駆者は異端であり、真の天才は孤独なのだ。 本当にこれに尽きますよね〜。 周りが「異端」「天才」と距離を置いてしまうのか、本人が「話が合わない」「理解し合えない」と遠ざけてしまうのか…
[一言] 他の方々のコメント見て、 これ以上の感想書けないな、と 感想書くの躊躇ってましたが再読。 というか多分5、6回ぐらい読み返してます(笑) 作品中の 真の天才は理解されない 感想の返信に記…
[一言] 天才の苦悩ですね。 自分には理解できないものでも、少なくともそれを理由に否定することはしないようにはしたいなぁと思います。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ