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生徒会と後輩に追われる  作者: ひな
1/2

学校はクソはっきりわかんだね

つまりそう言うこと


始まっていきなりなのだが、俺は今生徒会室で縛られている。それも物理的に縄で、

あれ?俺のまともな学校生活はどこに行ったのですか〜

さてこうなったのには理由は…無いな。

生徒会室で捕まるようなことなんてしてないし、


捕まるまでの事を一旦考えてみるか。


朝起きて学校に向かった。

来て早々捕まった。←ナウ


何も無いね!


「何か考え事でもしてるのかい?」


「何で俺が捕まってるのかと言うのを考えるよね普通」


「知りたいかい?」


「どちらかと言うと帰れる方法を知りたい」


「それは無理かな、君を捕まえてって頼まれてるし」


「そんな物好きが居るのか。世の中も終わりだな」


「大丈夫、僕は生きてるから」


「正直、お前のことはどうでも良いんだけど」


「えぇ?そんな酷いこと言う人は初めてだよ」


「俺を拉致した奴に言われたく無い」


どちらが本当に酷いことをしてるのか自覚して欲しいところではあるが、さっさと教室に行きたい。

早く行かないと入学式に出れなくなる可能性があるので、


「あ、もしかして入学式の事を心配してる?」


「当たり前だろ。普通は拉致られる事もないから、こんな事を考える事はないけど」


「大丈夫、君が居なくても、入学式はやるから」


「とんでもないな、お前」


「一応生徒会だからね」ドヤ


「そうなんだ。めちゃくちゃ興味ないんだけど」


「お?そうなのか?私には興味ないのか?」


「その思考回路には少し興味あるわ」


「私に興味を持ってくれたようだね」


「なんかお前との、会話は疲れてきた」


「休んでも良いぞ?」


「オレ、オマエ、キライ」


「ワタシ、オマエ、キニナル」


「………」


「………」


何かこの人と居るのが、マジで疲れる。

もう今日学校来ない方が楽だったかもしれない。

あーもう何でこうなったんだろ。


「帰りたい」


「あったかい我が家が待っている?」


「何その分かる人にしか伝わらないネタ」


「分かりづらくても伝われば良いよ」


てか普通に誰かに電話すれば良いのか。

でもさ、手も縛ってあるから電話も出来なくね?

詰みましたと考えながら、左右に少し揺れてみると、

少しだけ縄が少しだけ緩くなって手も少しなら動かせるようになった。


これなら行ける気がする。

縛られた手首を頭の上に上げて、勢いよく腕を振り下ろして、腹部に、ぶつけてみる。

何処かで見た方法だが、本当に結束部分を破壊することができた。

よし逃げよう


「あれ?君そんな方法で取れたの?ある意味凄いな」

なんか感心してるんだけど、怖いな

そして俺はロープを相手に投げておいた


「じゃあまたな」


それは生徒会室から出てとりあえず職員室に向かってみる事にした。

俺を縛った奴が来るのが怖いので、職員室ならそんな事は流石にしないだろうと言う作戦


「とりあえず来てはないみたいだな」


少し走って逃げた所で、迷った。

何処なんでしょうねここ。

学校の地図って学生証とかに載っているが、残念ながら教室に行ってないので貰っていない。

気合いで行くか

本当に、今日は厄日かも知れないな。

寺とか言ってこようかな。


「先輩、ここに居たんですか」


「うわ…いきなり現れたな心臓に悪い」


「先輩が入学式に来てないから、探したんですよ?」


「うん、それはありがとうなんだけど、君は中学生のはずだよね?」


「そうですけど、うちの学校は中高一貫なので」


「そう言うことか、てか君ってこの学校だったんだ」


「私の、転校先は此処でしたよ」


この子は、2年前の親の仕事の都合で転校した子なのだが、まさか同じ校舎内でまた会う事になるとは思わなかった。

一緒にゲームしたりしてたので、今でもたまに通話したりしているが、本人に会うのは久しぶりな気がする

2年ぶりぐらいかな?


「よく考えたら、君が居るのおかしくない?」


「そうですか?それよりも入学式に行きましょう」


「てか入学式って何処でやってるの?」


「体育館です。ここから歩いてすぐだと思いますよ」


「ありがとう」


「あっそうだ先輩」


「なんだ?」


「これからも一緒ですよね?」


この子がそう言いながら抱きついてきた。

これを羨ましいと思ってる奴がいたら、首を出せ。

なんか目つきが少し怖いんだよね。

病んでる?俺は病むようなことしたかな?


「学校3年間は一緒だね」


「……………」


「とりあえず体育館に行こう」


「……はい分かりました…ナワカオウカナ」


なんか最後に聞こえた気がするが、私は何も聞いていなーい。知らなーい知りたくなーい


さて入学式をやってると言う噂の体育館にいるとなんと言うことでしょう、ちょうど終わってるではありませんか。

これにはリフォームの匠(オレ)もジャーマンスープレックスをやりたくなります。


冷静に考えるとそりゃ1時間くらい縛られてたらこうなるよね。

一応中学生(新一年)も一緒なんだな。

てかマジでなんでこの子今日いるの?


それで結局どうすれば良いんだ?

自分のクラスも分からない

隣に居るのは、少し怖い後輩

そして演台の上にさっきの生徒会の子

まだ救いなのはどちらも可愛い子という事かな。

中身は…察してクレメンス


「逃げるぞ」


「誰からですか?」


「今演台から走ってきてる子」


「あ、分かりました」


まだ体育館の中に学生が沢山いたので、その中に割り込んでいく。

こうすれば見つからないだろうと思っていたら、普通に走ってきてますね。


「先輩こっちに行きましょう」


「分かった」


俺らは逆にいっその事、演台の上に乗ってみた

理由は職員室の時と同じで、目立つ所では流石にやらないだろうと言う発想

そしてそこには、一年前に見慣れた人がいた


「あれ?長濱か?久しぶりだな」


「淀川先輩、ここで何をしてるんですか?」


そこには淀川先輩と言う中学の時の先輩と、周りに数人いた

追いかけてきたやつは流石にここでは、捕まえないで、端っこの方にスタンバイしてる


「どちらかと言うとこっちのセリフなんだが」


「俺と奏は、そこに居るやばい奴に追われてたので」


「あー篠川か、あいつはいつも良くわかんないことしてるしな」


「それで淀川先輩は何をしてるんですか?」


「私も生徒会に入ってしまったので、今日は入学式だから前に居たのさ」


「また生徒会やってるんですか?懲りないですね」


「淀川先輩ってそう言えば生徒会長になってましたよね」


「奏か、確かになってたな。よく覚えているね」


「それくらいは覚えてますよ」


そんな会話をしているのだが、めちゃくちゃ生徒に見られてる。

これはある意味、めんどくさい事になりそうだな。


「あ、長濱も、今年生徒会入るか?」


「もう2度と入らないです」


「就職の時とかに有利になるぞ」


「てか生徒会って選挙みたいな事で決めるんじゃないんですか?」


「この学校は何故か推薦制で、高等部と中等部で分かれて生徒会があるぞ」


「そうなんですか。まぁやりませんけど」


後ろの人がめちゃくちゃ困惑してそうな顔でこちらを見てくる。

これって俺が悪いのかな?


「淀川先輩後ろの人はなんですか?」


「右から高等部、林書記、東條生徒会長、五十嵐書記、だよ」


「それで淀川先輩はなんの役職なんですか?」


「俺は一応副生徒会長だよ」


「私的には淀川先輩が、副生徒会長になるのは世も末だと思います」


「奏、俺もそう思う」


そして周りを見てみたらクラスに戻るためのの移動はもう始めているみたい

俺も適当についていこうかな


「それじゃあ淀川先輩、あれどうにかお願いしますね」


「とりあえず捕まえとけば良いんだろ?」


「そうですね、ありがとうございます」


「貸し1な」


「恩は仇で返す派なので大丈夫です」


「長濱は変わってないな」


「まぁそう言う事なのでさいならー」


俺と何故か後輩もついて来たが、クラスに行こうとしたが、分からないのでまずは職員室に向かった。

昇降口のクラス分けを見ようとしたらもう撤去されてた。

行動が速いことは良い事だよ。たまに無能って言われるけどな。


「てか奏はいつまでついてくるんだ?」


「私が先輩といたら駄目なことでもあるんですか?」


「無いけどさ、てかそもそも何で今日いるんだ?」


「それは私が、中等部の生徒会だからですよ」


「…やっぱ世の中って終わってるな」

俺は隣に居る奏に見て言う


「私が生徒会ってそんなにやばいですか?」


「やばいね、てかさ入学式はちゃんと出席したのか?」


「え?先輩を探してたのでして無いですよ?」


「何かごめんなさい」


「え?私が勝手に探し始めたので別に先輩は謝る必要はないですよ」


この子やっぱり何か怖いよね

少し病んでるか、それとも相当なバカかどちらかだと思う


「職員室って何処にあるんだ?」


「先輩、知らないのに歩いてたんですか?」


「正直に言って、この学校の教室は一切わからないからな」


「今はスマホとかでも、学校の校舎内の地図が載ってますよ」


「便利な時代だな」


「後、職員室ならもう少し行った所を曲がった所です」


「そうなんだ。てか高等部と中等部は職員室一緒なのか?」


「同じですよ。中等部の先生が高等部の事を教える事とあるので」


「中学の免許と高校の免許どっちも持ってる教師は最強ってことか」


「そう言うことですね」


俺も取ろうかな教員免許、大学はどうせ行くことになりそうだし


「てか走ったら縛られたりしたら制服が汚れてるんだけど」


多分あの縄のせい、白い粉みたいなのもついてるし、放置されてた縄で縛ったんだろうな、クソが


「流石に変えの服はないですよ」


「まぁアルコールでもつけとけば何とかあるでしょ」


「確かに落ちたように見えますけど」


「クリーニング屋に出しとくわ」


そんな事を話していたら、職員室に着いた。

この学校がやばいなと思っていたが、ドアの前に大きく『職員室』という紙が貼られていて、教師も頭が行ってるんだろうな。

今から転校って出来ないかな?

もうここよりマシなら何処の国でも良いや。


「先輩、こっちに職員室の入り方ってありますよ」


「そんな物があるのか。この学校大丈夫?」


「さぁ?まぁ先輩はそんな学校後3年間過ごしてもらいますけどね」


「君ひどいこと言うね」


「そ!れ!よ!り!も!職員室入りましょう」


俺はドアをトントントンと3回ノックする

2回だとトイレのノックになるらしい

今日の教養だぞ覚えておいてね


「失礼します。誰でも良いので、来てください」


「先輩流石にそれで来る人いるんですか?」


そんなふざけた事を言ったら、一人の教師?な本当にドアの前まで来た。

これでラリってる先生を一人炙り出せたね。


「君たち何のようだい?」


「俺のクラスが分からないので聞きに来ました」


「変な奴だな、まぁ良い、名前を教えてくれ」


「長濱、莞爾です」


「ちょっと待ってな、今高一年生名簿表持ってくるから」


「奏、この学校って生徒数何名いるんだ?」


「中等部で約450名だった気がします」


「高等部は?」


「把握してないです」


「お待たせ、長濱、莞爾くんで合ってるよね?」


「そうです」


「1年2組になってるよ。階段を上がって四階」


「四階?…四階⁉︎」


「そう四階」


「毎日?」


「四階」


「本当に今から学校変えようかな」


「もう一度受験するんですか?」


「やっぱやめとくか。受験こそめんどくさい事はない」


「後3年間頑張ってください」


「人を殺すと刑務所って5年から10年か」


「いきなりどうしたんですか?」


「いや何でもない、小学生から高校生までの学生期間を考えたら刑務者にいるより長いと思っただけ」


「君たち、いつまでここに居るんだ?」


「いつまでもどこまでも」


「果てしない空~」


「君たち何か分かりずらい事言ってるな」


「夢はいつか終わると思います」


「達成したら終わるしな」


「いやさっさと4階行けよ」


「「ラジャー」」


俺と奏は4階まで駆け上がった。

あれ?、今思うと何でこの(オタンコナス)はついてきたんだ?

まぁもうこれ以上問題起こす方が不可能に近いから良いか。


「そういえば、先輩は何も持ってないですけど、鞄とかはどうしたんですか?」


「家に忘れた」


「初日なのに?」


「まぁ人間誰しも、失敗はあるよね」


「この学校に来た事ですか?」


「核心につくのをやめようか」


「あ、2組が見えて来ましたよ」


「着いたか、てか廊下側の窓が外から授業が覗ける感じの嫌な窓やん」


「授業参観とかここから見る親御さんいますよね」


「あそこでタバコ吸ってる親とか居るしな」


「先輩って本当に何歳ですか?」


「君の一個上ですが?」


「なら私が記憶ないだけで長生きしてたのか」


「どういっこっちゃ」


「まだまだネタの勉強が足りないですね」


「まだまだ勉強〜引越しのサカイ〜」


「明日の世のため、人の為〜」


「はい、まだまだ勉強〜引越しのサカイ」


「できることからコツコツと」


「はい、まだまだ勉強〜引越しのサカイ〜」


「1に勉強〜2に勉強〜」


そんな事を言いながら、踊る?遊ぶ?感じでいたら、ドアがドンと開いた。

そんな開け方していたら学校のドア壊れそうだな。


「……二人とも何してるのかな?」


「え?遊んでるだけですけど?」


「早く自分のクラスに戻りなさい」


「自分はここのクラスなんで大丈夫です」


「私はこの後やる事無いので大丈夫です」


「…こいつら頭狂ってるなぁ」


「あ、教師が言ってはいけなさそうな事言いましたね」


「うん、待てよ?お前が長濱、莞爾か?」


「そうですよ、」


「お前か、体育館で目立ってた奴だろ?」


「合ってるけどめちゃくちゃ嫌な覚え方してるじゃん」


「先輩って変な覚えられ方すること多くないですか?」


「もう(人生)ゴールしても良いよね」


「あかん、あかんで」


「もう疲れたよ。パトラッシュ」


「二人とも…仲良さそうで何より」


「それで、クラスでは今何をしていますか?」


「いきなりだな。今は明日の説明とかしかしてない」


「先輩どうしますか?」


「どうしようかな」


「はいろか、やめよか、考え中・・考え中って奴ですか?」


「あの会社ほぼ潰れた気がするんだけど」


「確かにもう見ないですね」


「もう二人とも帰って良いんじゃないか」


とうとう教師が呆れたのか知らないが、家に帰る事を提案された。

君は教師として大丈夫なのか?

俺は生徒としては大丈夫じゃないが、


「帰るか」


「そうですね」


俺と奏は来た道を戻り始めた。


「どっか寄って帰るか」


「まだお昼ご飯を食べてないので、何処か食べに行きませんか?」


「どこ食べに行こうか?」


「ファミレスで良いと思います」


「ファミレスね、了解」


そして奏と俺は、ガストで飯を食べて家に帰った。

そういえば学校の登校時間って何時なんだろうね。

まぁ細かいことは気にするな。


ネタが全て分かった人がいたらコメントしてください。


多分その人頭が俺と同じぐらいおかしい人なので

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