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ドキドキ!?ワクワク!?英雄トーク!

息抜きのお話し会


 情報交換という名の雑談を終えた。なんだかんだで向こうも死にかけてたらしい。お疲れ様っす。

 それと、タカシの家では伝えきれなかった、レベル5で使えるようになる『終末世界攻略サイト』の『トーク』や『ショップ』機能について適当に説明した。


 人数はかなり増えたけど、ショップ機能のおかげでご飯は何とか一週間は大丈夫かなといった具合。

 あと、流石にレベル差については疑問を持たれつつある雰囲気。隠す必要もないけれど、なんか気まずい。


 こんな感じかな。


 今はちょっと寝させて欲しいと言って自分の部屋のベットに寝転んでいる。何故眠くもないのにそんな嘘をついたかと言えば、終末世界攻略サイト…長いな。まあいいや。に集中したかったから。


 「ステータス」



――――――――――――――――――――――――

《残り利用可能時間は45分です》


  『トーク』  『ショップ』  『質問』  

 

  『トレード』  『カメラ』  『メモ』 …

――――――――――――――――――――――――


 お、なんか機能増えた?カメラとメモは初めて見た。それに残り時間とかも出んのか。確か魔石一つで1時間か…まあ使えるだけ有難い。感謝を忘れずに。


――――――――――――――――――――――――

『トーク』


《フリートークルーム 現在参加人数5人》


《キートークルーム 

 No.1 現在参加人数4人

 参加条件 スキル『英雄』の所持》

――――――――――――――――――――――――


 お、キートークルームが建ってる。参加条件は英雄のスキルか。多分前に話した三人か、まだ話したことのない英雄さんだろう。


 まずはキートークの方に顔を出してみようかな。前に話した三人がいる可能性が高い。


――――――――――――――――――――――――

 《水柳(狂戦士LV10)さんが参加しました》


 水柳:こんにちは

 

 牧原:どーも


 護創院:こんにちは


 水柳:職業(ジョブ)とレベルが出るようになったんすね


 田中:そだねー


 田中:てかお久です


 牧原:死んだんじゃねって話してた


水柳:生きてまーす!死にかけたけど


 虎屋:よろしく。まず聞きたいんだけど男?女?


 田中:何か出会い厨みたいできもーい


 水柳:男ですけど。何かあるんですか?


 虎屋:男には、ここじゃあ一つ守らなきゃいけねぇルールがある。それを教えとく


 田中:別に気にすんなー


 牧原:これ全員に言ってるからね。まじキチ


 虎屋:このトークルームに!美波様がいらっしゃる時は!下品な事を言うな!喧嘩するな!未来様に話しかけるな!未来様のお願いは全部聞け!他にも!


 護創院:もう既に四つだが


 水柳:その美波様ってどなた様です?


 虎屋:よし!よくぞ聞いてくれたな!お前は良い奴隷の才能がある!


 虎屋:なんと!美波様は!あの超大人気、国民的、国宝、伝説、最高の!


 田中:うんち!


 牧原:あほ!なのだぁー!


 虎屋:は?邪魔すんなや


 虎屋:死ね死ね死ね死ね


 水柳:なのだぁー!が良い味してる


 虎屋:死ね死ね死ね


 田中:うんち!も良くない?


 虎屋:死ね死ね死ね死ね死ね


《美波(狩人LV6)さんが参加しました》


 虎屋:で、話変わるんだけど。みんなの地域はどんな種類の魔物が出現するのか気になるんだよね〜。教えてぷりーずみー!


 水柳:こわい


 田中:うわぁ…


 美波:どうしました??あ!初めましての方がいますね!こんにちは!


 水柳:こんにちは


 美波:はじめまして!英雄に選ばれた人たち同士、力を合わせて頑張りましょー!


 水柳:こちらこそよろしくお願いします


 虎屋:後で二人で話さない?水柳サン


 牧原:最初からこんな感じの人だから気にしたら負け〜


 護創院:そろそろ真面目な話しないか…?


 田中:そだね


 牧原:おん


 美波:賛成です!お話ししましょう!マジメに!


 護創院:ではそう言う事で。とりあえず簡単な自己紹介と現在の状況でも


 護創院:私の職業は軍師でレベル7だ。現在は京都で知り合いと魔物を狩ってレベル上げと食料確保中


 田中:じゃあ次は俺。職業は剣士のレベル9。今は北海道。家で飯、以上


 水柳:僕の職業は狂戦士のレベル10。新潟です。家族と友だちと合流して今は家です


 牧原:魔術師レベル7。広島。休憩中。


 虎屋:鍛治師レベル9。東京。美波様との合流を目指して移動中。


 美波:職業は狩人でレベルは6です!仕事はアイドルやってました!今は東京です!よろしくお願いします!


           ……

           ……

 護創院:質問機能で自分のアビリティを質問したらどんな効果か教えてもらえる筈だ。だか、アビリティが何なのかと言うことは答えがなかった。


 水柳:人魚?とも戦いましたね。ちなみにキモかったです


 虎屋:通りかかった病院は明らかに異常な雰囲気だった。他の奴も調べて欲しい


 田中:俺もアビリティについて聞いた。絶っっ対聞いといた方が良いマジで


 牧原:あー。病院は確かに変だった。何か数年放置したみたいに蔦とか生えてたし

 

 美波:人魚さんかぁ〜!新潟日本海近いもんね〜私も会ってみたいなぁ


 田中:てか他の英雄はまだここ顔出してないの?まだ6、7人くらいでしょ?


 牧原:っすねー。残りの10人ちょいはどうなのやら

          ………

          ………

――――――――――――――――――――――――


 まっちゃん?の呼ぶ声が聞こえる。


 「お…い…おーい朱鷺起きろー飯だぞー」


 あ、寝てた。やっべ。今何時だ?2時?


 「ぁ、ああ。飯?なに?」


 垂れそうになった涎をすする。危ない。まだうとうとして頭が回らない。話はどうなったんだっけ?


 「飯はカップラーメンだぞ。おれはU◯Oの焼きそば。残りはペ◯ングだけ」


 全然ペ◯ングの気分じゃない…。いま猛烈にピザ食いたい。


 「ちょ待って今すぐ行くから」

 

 飯食ったらまた開こう。次は質問機能でアビリティについて聞いてみよっと。


 回らない頭をどうにか使いながらこれからの予定を立てていった。


虎屋さんは悪い人じゃないんです。ただの厄介オタクなんです…。

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