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おすすめは「狂戦士」

初投稿です。

文字数はこれから増やしていきたいと思います。

よろしくお願いします。


「あっつ」


 つい口にしてしまう。暑い。最近の悩みはこの暑さと身長が170から伸びる気配がないことだ。どちらも割と深刻だ。


「先生〜!なんでクーラー修理しないんすか〜!」


「そっスよ〜!死人でますって!てかもう俺死んでる〜!」


 この教室の温度は約30度だ。扇風機二台に水分補給が自由なだけでは立ち向かうことなどできはしない。

 なので、暑さに耐えきれなかったクラスメイト達が数学の先生に抗議し始めた。そりゃね。ついでに僕も混じろうかというところで


「俺だってなあ!つけれたらつけてるよ!でも壊れてるんだから仕方ないじゃん!」


 先生が逆ギレした。まぁ暑すぎて気が立つのはわかる。でも僕も暑いけど我慢してっから!!心の中だけでキレておく。



 授業終了のチャイムが鳴った。これで今日の授業は終わりだ。そして今日は金曜日なので明日は休み、明後日も休みなのだァ!うれしィー!でも暑ーい。テンションが下がった。

 大人しく帰る支度をしていると友達のタカシから話しかけられた。遊びの誘いだ。


「なぁトキリン!明日釣りすんだけど来る?そのあとは俺ん家でゲームな!まっちゃんも来るしさ!どう!?」


 トキリンとは僕のニックネームで、タカシが呼び始めたらそれが定着した。最近ではもう本名の朱鷺(とき)で呼ばれる方が少ない。


 「行く〜」


 暑くて元気が出ないのでかなり気の抜けた返事になった。


 「りょーかい!まっちゃんにも言っとくわ!あとで時間とか連絡すっわ!じゃあね!」


 そう言ってタカシは教室から飛び出して行った。なにあいつぅめっちゃ元気じゃん。僕もさっさと帰ってシャワー浴びよ。



 我が家に帰ってきたましたぁ……暑いですぅ……。


 「ただいま〜。死にそう、めっちゃ暑い」

 

 誰からも返事はなかった。たぶんまだ誰も帰ってきていない。ラッキーだ、早くシャワーを浴びてジュースで喉を潤したい。それだけで幸せになれるんだ、僕は。


 それから1時間くらい経つと家族が帰ってきた。最初に帰って来たのは部活帰りの妹。次に母さん、父さんと帰ってきた。


 それから金曜日なのでちょっと豪華な夕ご飯を食べながら家族で今日あったこととか色々話した。ついでに明日友達と釣りに行くことも伝えておいた。


 そんな訳で明日は早起きするので早めに寝ることとしよう。


 「もう寝るわ。おやす〜」


 家族におやすみのあいさつをしたら僕は自分の部屋に行ってすぐに寝た。すゃぁ……。








 何か聞こえる…

 



――――――――――――――――――――――――

職業(ジョブ)を選択してください》

《貴方の適性職業は………》

《……………………………》

《貴方の適性職業は狂戦士です》

――――――――――――――――――――――――

 

 「……?」


 …ン…なにぃ…?


――――――――――――――――――――――――

《職業を選択してください》

《貴方の適性職業は「狂戦士」です》

――――――――――――――――――――――――


 じゃあ…それで…いいよ


――――――――――――――――――――――――

《職業が選択されました》

《貴方の職業は「狂戦士」です》

《英雄が全員揃いました》

――――――――――――――――――――――――


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