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前置き
私は、頭はいいほうではない。
それは確かだ。
取り柄なんてない。
強いて言うなら、歌うことが好き。
今から、書くことは、本当の話。
年齢から言えば、私はいい大人だ。
あまり自分のことを語るのは好きじゃない。
でも、少しでも、誰かの役に立つなら、私は私の産まれてから今までを語ってみようと思う。
記憶は曖昧で、少し事実とは、違うかもしれない。
いや、私は私の記憶を頼りにするしかないわけで…曖昧だというしかないし、もう、何十年も前の事なんてそんな克明に思い出せない。
事実、34年しか生きていないのに、そんなに記憶にないのか!
などと言われてしまいそうだが…実際、記憶が曖昧なのだから仕方ないだろう。
きっと、こんなの事実じゃないだろう、嘘も大概にしろ、といわれる内容もあるだろう。
でも、これは、私にとって、本当のこと。
嘘や偽りなく、本当の事。
色々あったから、沢山書かなければいけないかもしれない。
誰でもいい、気付いてほしい。
助けが必要でも、助けて、と言えない、そんな子が、そんな人が居るということ。
あなたが助けてあげられるかもしれないこと。