海 中編
さて、今は7月もうすぐで夏休みだ
なのになぜ、今日海にきたか、それは
人が少ないからだ!
夏休みに来るとやはりあの美少女達には、ナンパ野郎がつく
勿論そしたら助けるつもりだ
嫌がってたらだが、しかし、自分でも対処できるようにならなければいけない
その為、人があまりいない夏休み前に一度来たのだ
ついでに魔法が使えないのになれてもらうためにも
もし流されて水着が外れるイベントが起きたら災厄だしな
フア達は、案の定ナンパされていた
いまの頃だと、泳ぐ練習等にはちょうど良く波がない
しかも、人がいない、つまり同じことを考えている人たちだ
「お兄さん~ちょっといいかな~」
ドスのきいた声でいった
ついでに殺気も込めてみた
「は、はひ」
「その人達は俺のつれなんで」
「そ、そうですかスミマセン」
謝ってきたので
「別に大丈夫だよな?」
「え、ええ」
そう言うと、もう一度頭を下げて歩いていった
「太刀さん何ですか今の?」
「フア、クルア、あれは、ナンパといってだな、ごめんなさいと断れ」
「分かりました」
「嫌じゃないなら別にいいんだぞ、断らなくて」
「よく断る、断らないの意味が」
「簡単には付き合ってくれ~見たいな感じだ」
「断りますよそんな」
「何でだ?」
「…太刀以外の男と話すこと事態いや」
「私も太刀さん以外と……何て」
クルア流石に言い過ぎだろ、てか、フア何て言ってのか良く聞こえなかったな
「まあ、ありがとう」
そう言うと小雪が
「お兄ちゃんとりあえず泳ごうよ!」
と言うので
「そうだな、てか、フアは大丈夫だろうけどお前ら泳げるのか?」
「…いける」
「むりにゃ」
「無理ね」
二人脱落だ
「んじゃ、クルアは、泳いでこい、後の二人は、教えるから練習な」
「わかったにゃ」
「仕方ないわね」
とりあえず練習をした
特に何事もなく練習し、二人は直ぐに泳げるようになった
「お前ら随分泳げるようになったな」
「太刀のおかげにゃ」
「誉めてあげても良いわよ」
「いや、いい、遠慮しとく」
すると先に休憩していたフアがきた
走ってきたので分かった、以外とフアは胸あることが
そう、胸が揺れていた
「そろそろ休憩にしたらどうですか?」
「そうだな、上がるか」
が、紳士の俺は理性を保ち、普通に答えた
そう、サービスシーン何て無かったんや
その時
ゴゴゴゴゴゴ
地鳴りがして、
うみが割れた
その中からは、超巨大なタコが出てきた
「キモッ」
心の底からそう言った
「確かにキモいにゃ」
「キモいわね」
「た、太刀さんあれなんですか?」
フアだけすこし怯えていた
「タコだな」
「あんなタコ居ませんよ!」
そのとうりである
「うねうねしるにゃ、たこ焼きにできないかにゃ」
するとタコは、身の危険を感じたのかフロウをつかんで投げ飛ばした
「にゃあぁぁぁぁぁぁぁ」
かなり飛んでいった、魔法を使って見たら、無人島の辺りに飛んでった
「ヤバイな、キモいうえに、無駄に強い」
「フロウさんは、大丈夫でしょうか」
「大丈夫だ、問題ない」
「変なフラグ立てんじゃ無いわよ」
「知らんな」
「どうします!?太刀さん!」
「お前らは、クルアと小雪連れて、船借りてこい」
「船何てどうやって!?」
「小雪が知っている、無人島ののこと言えば向かってくれる」
「わ、分かりました」
「頼んだ」
「魔王さん行きましょう」
フアは、魔王連れていこうとしたが
「嫌よ!」
「でも、魔王さん」
「魔王も速く行け」
「私は、魔王よ戦うわよ」
「バカ野郎!!」
俺は怒鳴った
「お前は、今はただの女の子だ!魔法も使えない、そんな状態で戦えるか!」
「でも…」
「速くいけ、こんな俺にもたまにはかっこつけさせてくれ」
「魔王さん!危ない!」
フアが叫ぶ
タコが脚を魔王に叩きつけようとする
「危ない!」
「きゃ!」
俺は魔王を突飛ばし直ぐに剣を作り出した
ガキン
タコの脚は、あり得ない程に堅かった
「くっ、やはり即席の剣じゃ切れないな」
「太刀!」
「速く行け魔王!」
「でも、あんたが!」
タコの力がどんどん強くなる
「大丈夫だ、確かに俺は、主人公のようにかっこよくもないし勇気もない」
剣を片手で持ち直ぐにもう一本の剣を作り出す
「だがな、奴等よりおれには、強い思いがある、現実をしって居るからこその思いと願いが」
少しずつだが、太刀が脚を押し戻していってる
「美少女と出会い、一緒に暮らす夢が!」
「そして美少女を守りたいと言う思いがある!」
「エロゲのような学園生活を送ると言う俺のオタクとしての願いが」
「あるんだよぉぉぉぉぉ!!!」
タコの脚を完全に押し返した
「途中から良く理解できなかったけどわかった、絶対死んだらだ許さないからね!」
「勿論さ、フア、皆を頼んだ、何だかんだ言ってお前が頼りだ」
「はい!太刀さんも怪我しないように」
「ああ」
「魔王さん」
「ええ」
二人はクルアと小雪の元に走って行った
「さて、タコさんよ」
「ぐるるるるるぅぅ」
「てか、ホントにタコか?まあいいよくもな」
「あんな恥ずかしいセリフ言わせやがったな!羞恥心を捨てた俺でも恥ずかしかったぞ!」
完璧な八つ当たりだった
「調理の時間だ!」
俺は、剣を新しく作り出した
「今日の夕飯だ!」