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第2語り え?拉致?いや犯罪でしょ。

とりあえず演説を終え魔王城の中に入って行ったのだが


「いや広くね?」


いやデカいんですよ

ハンパなく


「デカし!!」

「俺の〇〇〇もデk」

「「粛正!!!」」


セイトが率直な感想を述べカズミはフウとコウに粛正されていた


「大丈夫か?カズミ?」

セイトが訊ねると


「返事がない ただの屍のy」

「よし置いていこうか。」

「そうだね。」


フウとコウは先に城内へと歩を進める


「今のはカズミが悪いんじゃね?」


「さて俺達も行くとするか。」


「そうだな。」


そんな会話をしながらフウとコウの後を追った

後ろから

「俺の味方はいないのか」

とか聞こえてきたが無視した

その後さらに後ろから

「放置プレイとはハードな奴らだZE☆」

とか言いつつ着いて来るカズミの姿があった



「一通り見て回ったけどなんか普通だったね。」


フウの言うとおり割と普通な感じがした


・武器庫

・宝物庫

・書物庫

・応接間

・兵舎

・使用人控え室

・厨房

・中庭

・大広間

・エントランス

・食堂

・執務室

・寝室

・王座の間

があった

え?大広間とエントランスは同じだって?

気にすんな


「残るは離れの塔だな!」


完全復活したカズミが言うように本城は回り終わった


普通離れの塔って言ったら捕らわれのお姫様がいるイメージがあるがやたらとデカいのでそれは無いだろう

だってメッチャデカい本城の3分の1位のサイズなんだもん

あれ?これって塔?離宮って言うんじゃね?って思ったくらいだ


「さて塔に入るとしますか」


そう言って俺を先頭にみんなで塔に入っていった


「え?豪邸ですか?そうですか。お邪魔しましたー。」


入った瞬間なんかデッカいエントランスにシャンデリア、幾つかの扉が目に入った


「エイセ、現実逃避は良くないと思うな。この世界に来た時点で諦めると言う事を覚えるべきだよ?」

「うん。セイトの言うとおりだね。」

「僕ら兄弟は既に諦めてるよ。カズミの変態性についても。」


いやそこは諦めちゃ駄目だろ!


「諦めたらそこで試合終r」

「「版権発言!!」」


はい粛正頂ましたー


「てかお前らどっからそのハリセン出した?」


「オォ!マホーのチカラでーす!」


うんもう良いよ。好きにしなよもう。


「あの………」


ん?


「お客様でしょうか?」

なんかメイドさんが来たのだが


「メイドさんが、キタ━━━(゜∀゜ )━━━」


カズミうるさい

そんなに騒いでると

「「DA・MA・RE!」」


ほら見ろ

そんなこんなで騒いでると


「ちょっと!うるさいわよ!」


幾つあった扉から金髪ロングロールのいかにもツンデレお姫様ですチックな人が出て来た

すると

「どうか、したの………?」

「騒がしいですね?何事ですか?」

「お客さんが来たのかな?珍しいね!」

「あらら~?もしかして新しいマオー様~?」



なんかいっぱいいろんなお姫様チックな人達が出て来たんですが

しかも最後の子なんかサラッと重要語句言わなかったか?とりあえず場を静めて簡単な自己紹介を行った


金髪ツンデレお姫様

サーシャ・ランスターと言うらしい


圧倒的ツンっぷりを発揮し俺達をドン引きさせた

「白い目でみるんじゃないわよ!」

とか言っていたが

コウが

「良いイジリ相手発見♪」とか呟いてた

お前相手はお姫様だぜ?

ほどほどにしとけよな

止めはしないよ

俺は我が身の安全が第一だから



さてお次は物静かなヤマトナデシコお姫様

アオイ・アマノオウと言っていた


落ち着いた物腰で黒髪の大人っぽい雰囲気ではあるが

「なに?身長は低くても、立派なレディなんだから……」

本人は結構身長のことを気にしている様子

ヤバい、カワイイ



3番手はインテリお姫様

ラーナ・セントリアルと言っていた


メガネをかけたインテリ系

「ところで私のメガネ知りませんか?」

え?いや、かけてるじゃん

あ、そうか。天然ちゃんか

「すいません、可哀相な人を見る目で見ないで下さい。」



4番手は元気っこお姫様

ファンセルリア・リーネットと言っていた


本人は

「長ったらしいからファンって呼んでね!」

って言っていた

「オレはあなたのファンです。」

カズミ、それ違う

「アハハハハ!!!」

なんかウケてるし



そして最後はマイペースお姫様

ユーセン・タータニアと言っていた


アオイちゃん程じゃないけど背が低い

それとどことは言わないが小さい

「今なんか失礼な事考えませんでしたか?」

なにこの娘、やたらと勘が鋭いんだけど

恐ろしい娘!



そしてこちら側も自己紹介を終え状況把握タイム

「ハイ!質問!」


はいコウ君、発言を許可します


「そもそもなんでこんなにお姫様がいるんですか?」

「た、確かに……!」

「普通RPGで言ったら1人だよね。」


カズミとフウも同調


「それは私からお答えしましょう。」


そう言ったのはラーナ

「2代前の魔王が集めて来たのです。なんでも『ハーレムを作るんだー!!!』とか言ってたそうな。」


「2代前?」


「えぇ、ちなみに2代前の魔王は病死しました。見るからに太っていて脂ぎっていたので。そして前の魔王が来ました。」


「2代前しょべぇ……」

セイト、それ俺も思った

そしてその姿が容易に想像できる


「ちなみに、前の魔王は、人の良いお爺さまでした。だから、帰国希望の姫は、帰って行きました。」


「前の魔王は魔王とは思えなかったわ。」


「結局寿命で死んじゃったんだよね~……」


アオイとサーシャとユーセンが言うには良い人だったようだ

「(だからお姫様達が僕らに友好的なんだね)」

実際フウの言うとおり魔王相手とは思えないくらいフレンドリーだもんな


「それで君たちが来たって訳」


てか魔王に選ばれた理由がわからない


「ちなみに魔王選出は神様が選ぶらしいよ?」


マジか……

今度神に会ったらとりあえず殴ろう

いや、魔王だから魔法ぶつけよう

神とか会わないだろうけど


「てかアオイの話聞いてると君たちは帰国を希望しなかったみたいだけど?」

セイトの疑問も最もである




「ワタシはお父様に帰って来なくていいって………」


え?


「『お前はワガママで世間知らずだ。こちらで学んで来い』と言うのよ!!信じられないわ!ワタシのどこが!」


あ、そう言う事が。

つまりは預かってくれと……

教育任されたと……

投げ出しただけやん!


「私はこちらは故郷とは違う環境なので好奇心が湧いたのです。」


ラーナ、せめて一回くらい故郷に帰ってやれよ……

お前は修学旅行にでも来てるつもりか!


「私は~こっちの方が楽しそうだからかな~?みんなもいるし~。」


修学旅行生がもう1人……

あれ?魔王の城ってそう言う場所だっけ?


「アタシはお城は窮屈だったからかな。ここなら自由に行動できるし。」


家出?家出か?

自由を求めてって……

まぁお姫様だもんな

自由も欲しいか……


「私は、帰ったら政略結婚の、道具にされてしまうの………」


重っ!メッチャ重いよ!

他の娘たちと比べて重い!


「えっと、こっちの生活を楽しんでね……」

これくらいしか言葉が出なかった……





さて話がぶっ飛んでたけど今までの簡単な経緯を表すと

2代前の魔王がお姫様を集める

病死

前の魔王就任

お姫様を(希望者だけ)帰国させる

寿命死

俺が魔王に

お姫様達と会う←今ここ



こんな感じか

まぁ仲良くやっていくとしますか……


「俺、ハーレムを作るんだ!」

なんかカズミが2代前の魔王っぽいことを言ってる

あ、粛正された



そんなこんなで俺はお姫様達との出会ったのであった



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