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6洞窟2

 契約を交わした後に俺はポーションをリクに飲ませた、ポーションの効果は目に見えて分かり顔の色がどんどん薄くなっていき出血も止まり少ししたら心臓の鼓動も止まった。これで一定時間命が尽きる事は無くなったのだが次はここから出ないと起きた時処置できなくて死んでしまうので上を目指さないとな。


 「取り敢えず上を目指すぞ。ここでリクの回復を待ってもいいのだが起きてもどうせ歩けないだろうし万が一があった場合これ以上はどうにもできないからだ。後少しで出発するから準備しておけそしてリクにはこれを使っておぶって運べ。負傷者と持っている人の負担を軽減して運べるアイテムだ。準備が出来るまで外で待ってるから出来たら出てこい。」


 穴の前でモンスターが来ないか見ながら待つ事にする。すると一足先にユカが出てきて俺の隣に立って沈黙の時間が経った後に口を開いた。


 「えっと、、さっきは怒ってごめんなさい。いきなりの出来事で頭の整理が追いつかなくてただ仲間を助けたくて言葉が強くなっちゃった。」と言われたので「気にしてない。だが感情のまま動くと碌な事にならんから気をつけた方が良い。」と答えた。


 「そう、だから2回目のアドバイスはちゃんと聞く事にするわ、ありがとう。」と返ってきたので今回で少しは成長出来たからよかったのか?


 その後に「えっとこう言う事はあまり話さない方が良いのは分かっているんだけど私達ってそこそこ有名な学校を出ててそこの成績上位の人達でパーティーを組んだんだ、だから自分達の実力に合わせながらランクを上げていったからまだ苦戦せずにランクが上がった。あっ、全然自慢がしたいとかそんなんじゃなくて、、そしてそこで自分達はもしかしたら強いのかもしれないと思ってしまった。そして今の状況だよ、貴方を見た時私達はこのダンジョンは行けると思ってしまった。何が言いたいのかと言うと、、笑ってよ私達をさこんな暗い状態で面白い話しなんてできないから。」と話してたら全員が中から出てきたので「これで丁度良い勉強になったな。」と言った。


 そして皆んなで出発しようとしたのだが「さっきの言葉ありがとう、、ございます。ですが、ここからは私達だけでいきます。」魔法使いの女の子がそう言うと「え、さっき話してヤロフさんに頼ろうって話しでまとめたじゃん、それに私達だけで上に向かうなんて無理でしょ?冷静になってよ。」とユカが魔法使いの女の子確か名前はライトだったか?に言った。


 「でも、もう私達のパーティーの資金は無いんですよ。ユカがここに送って貰った金が1000万、リクの為に使った金が3000万、期限が無いとはいえこれだけの金を返すのはとんでもなく時間がかかります。そしてここから上に向かうとなるとまたお金がかかるでしょう、もし上まで送って貰ってからそれを言われたら、、。」目に涙を浮かべてそう言ってきたので「それなら心配いらない、今回は俺も上に向かうついでだから金は取らないつもりだ。」と答えた。


 「ねっ、ヤロフさんもこう言ってるし皆んなで生きて帰ろう?皆んなで生きて帰れたら4000万を稼ぐなんてあっという間だよ!」とライトとユイトに言ってユカは手を伸ばし2人は少し躊躇った後ユカの手を取った。


 「では改めて行こう。」ユカがそう言い俺たちは上に向かう事にした。


 4人で歩いていて尚且つ1人は人を背負っている事もあり歩くスピードはかなりゆっくり目だ。なのでモンスターと遭遇した時の事を踏まえてこのパーティーの事を知る為に話を切り出した。


 「そういえばお前達は何が出来るんだ?このダンジョンでモンスターが複数体見た事はないが万が一の事もあるから知っておきたい。」


  「じゃあ私から言うね、私は斥候をやっていて主に相手を撹乱したり危険な場所を見つけるのが得意だよ。だからモンスターにはあまりダメージを出せないけど回避は任せて欲しい!次ライト紹介!」ユカはさっきよりも元気が出てきたようだ。


 「はい、私は見た通り魔法使いをやっています。これでも学校の点数は良かったので一通りの下位魔法は使えます。得意なのは炎の魔法ですがここはダンジョン内なので炎が周りに反射するので少し使いずらくていつもの実力は出せないと思います。次ユイト。」なるほどそれは少し大変だが威力は申し分なさそうだ。


 「あぁ、俺はリクと一緒の前衛の剣士をやっていて主にリクが強力な一撃を決めれるようにモンスターに細かいダメージを入れるのが仕事だ。だからそこら辺の仕事は自信があるからヤロフさんが危なそうになったら俺がダメージを叩き込んで助けるぜ。まぁ今こんな格好だから出来て一撃くらいだと思うけどな。」なるほど皆んな役割が被らずに長所を伸ばせる良いパーティーなのかもしれない。


 「ああ分かった、短い間だがよろしく。そして一応俺の紹介もしておく。俺は斥候で魔力探知が得意で敵の注意を引くのが得意だ。だからもし2体モンスターが出てきたら3人で一体のモンスターをやってくれ。」簡単な作戦が決まったな。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 運良く5階層はモンスターと当たる事なく行けたが4階層の階段前に例の岩モンスターがいた。しかもさっき倒した奴よりも大きい。


 「止まれ、お前らあいつが見えるか?」と指を刺して言うと皆んなこくこくと首を縦に振ったので「俺だけで倒せるがどうする?不意打ちで攻撃出来るから簡単に倒せると思うんだが。今は少しでも金が必要だろ?それにお前達の実力も見ておきたい。」勿論急いで上に行く事も大事だが生きていくには金も大事なので一応聞いてみる。それに急いでも途中で休憩しないと持たなそうだしな。


 3人で目配せをして「やります。」と返ってきた。エイトは怪我人を置き武器を取り出してユカとライトも戦う体制に入った。「私が魔法を撃つのでそれまで時間を稼いで下さい、ユカが主にターゲットを取り危なくなったらユイトがカバーで気を引いてください、ではいきますよ。」ライトが魔力を杖に貯め始める。「炎よ風よ私の言う事を聞きその力を示せ。」するとライトの魔法の詠唱に気付きモンスターは走って突っ込んでくる。そこにユカが足止めの為に爆竹の様なものを顔に投げるとモンスターの対象がライトからユカに変わった。


 そしてユカはモンスターの攻撃をバックステップで避け地面を蹴るとその場所が崩れたが攻撃を躱わした、だがもう一発きて避けるのはキツいように見えたがユイトがそれをカバーして助けついでにダメージを与えた、そしてその間に魔力が溜まったようだ。「魔法転換、弓矢。」杖が弓になり魔法で糸を張り矢を作った。「一」放たれた矢は頭を狙ったようだが外れた、「ニ」右腕を狙っていたのかそれも外れ、「三」次は左腕を狙って外したのだがライトには焦りが全くなかった。モンスターは全部の攻撃を避けた筈なのに体が重くなったように見えて次の攻撃は外れないと分かるようだった。


 「砕けろ!」最後に放たれたのは今までと違い威力も魔力も桁違いに込められていた。それはモンスターの核を貫くには十分だった。


 ライトの方を振り返ると「はぁ、はぁ」と息切れしており倒れそうになった所をキャッチした。「良くやった、ゆっくり休め。」すると力尽きたのか目を閉じたのでおぶる事にする。二人の方を見るとハイタッチしておりまだまだ成長しそうだなと思った。そして俺の方に来て「いつもはリクとライトがダメージを与えるんだけど今回はライトが1人でダメージを担当したから力尽きてしまったみたい、ごめんね無茶させちゃって。」ユカはライトの頭を撫でて謝った。その後ユカがライトを持つと言ったので預けて階段を登った。


 階段を上がりきり近くにモンスターがいないことを確認して休憩に入る事にする。「ここで一旦休憩だ。食うなりなんなりして体調を整えろ。」

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