19臨時ラーメン屋開業!
最初に声をかけたパーティーの近くを探してみたが良さそうなパーティーが見当たらないので少し奥に行ってみようと思う、奥に行けばパーティーのレベルは絶対に上がるので俺が売ろうとしているのはこの辺りで狩りをしている連中だ。その前に今俺の目の前に一体のモンスターが両手を上げて襲い掛かろうとしているのでその攻撃を避ける、まずはコイツを倒して奥に行こうと思うここは俺1人で倒せる部類のモンスターなので焦らず処理していく、弱いモンスターの特徴として魔力の調整ができないこと頭が悪い事が挙げられるこの辺りのモンスターはこの2つに当たるので疲れさせてから一撃で持っていくのが理想だ。魔力は少なくなると体の表面を覆っている層が薄くなりダメージをより多く与えられるようになり特にコアがある体の中心はそれがより顕著に現れる。
「まずは一撃、」少し疲れてきたのか魔力が薄くなったところを斬りつけるとすぐに暴れ出す高ランクのモンスターは冷静に対象することが多いのでそれと比べると楽に感じるそしてこの時が仕留めどきで傷の回復と俺を殺す為に魔力を多く使うのでコアを守っている層が薄くなる、俺はそこに剣を突き刺すと体がビクビクと動いて剣を抜き去り離れると地面に倒れた、倒すのは簡単なのだがコアが1番金になるので金銭効率は悪いのだが今は気にしていないのでコアを壊す事にした。
モンスターを倒し終わり走っていたら目的地の森の中間辺りの場所に着き周りを探っていいると冒険者がいたのでそこまで移動する。「いたいた、上手く戦っているな。」今回見つけたパーティーは前衛4の魔法使い1の変則的なパーティーで前衛3人の男は見た感じ薄着なのだが筋肉はゴリゴリのデカい筋肉をつけており片手に盾もう一つの手に剣とスタンダードなタイプでさっきよりも強くなっているはずのモンスターの攻撃を「ふんっ、」と言って受け止めて反撃をしていた、もう1人の前衛の女は全身白い鎧を着て片手には剣を持っている恐らくあのパーティーのリーダーで魔力も1番多い、少し後ろで全員に指示を出しながら魔法使いを守っている。
「1と2は左右に展開し3は攻撃を受け止めたのちに攻撃、攻撃目標が変わった場合今の指示の番号を変え対処しろそしてお前達が時間を稼いでいる時にお嬢様は魔法で攻撃するので回避しろ!いいな!」白い鎧の女がそう指示すると「はっ!」といい返事をして攻撃に入る連携も見事でかなりの練度が伺える、それでお嬢様と言われていた魔法使いの子が詠唱が終わったのか「退避ー、」と鎧の女が指示すると3人は一斉に離れモンスターは魔法の光に覆われモンスターは動かなくなった、恐らく死んだのだろう。
あんな魔法見たことがないので分からないが貴族には相伝の魔法が何個かあるらしく恐らくそれの類だろう、それとあの戦い方は恐らく魔馬車に乗っていた貴族ではないだろか?魔法使いの魔力はさっきまで見てきた連中よりも多かったし何より白い服を着ている冒険者は少ない、偶にはいるが鎧が白の奴なんて貴族の兵隊や警備隊くらいでしか見たことがないぞ、貴族は悪い事をしなければ悪いようにはされない、今の状況ではいい客になるのだがもし仲良くなったりしたら冒険者ギルドを通して個人依頼を頼まれる可能性が出てくるのでここは関わらないでおこう、俺はこっそりと後ろを振り返り他の冒険者を探す事にした。
「ふう〜、いい感じに押しかけが出来たな。これで客が数人でも来てくれればいいな、とその前にギルドのオッチャンに食わせてやるか、」さっき作ったスープを温める、そして別の水を沸騰するまで温め器と箸を用意していると水が沸騰してきたのでラーメン専用のザルに麺を入れほぐし、器にスープを入れ麺を鍋から出し水を切って盛り付ける。「良し、完成だ」それを持っていく事にする。
「おーい、作ったもん持ってきたよ〜食べな!」俺が背中でドアを開けて持っていくと今回は他の冒険者もいたようでオッチャンはモンスターの買取をしていた、なのでその横にいた女性の受付の人に渡す事にした。「どうも〜さっきぶり、早速で悪いんだけどこれオッチャンとアンタで食べていいから不味かったら捨てていいからね!じゃあお仕事頑張って!」受付の人は何か言おうとしていたが無理やり渡してギルドを出る事にした「あ、そうそう早く食べないと美味しくなくなるから早く食べた方がいいよ〜」俺はギルドを出てすぐに自分の店に戻り客を待つ事にした。
「どうも〜こんにちは今やってる?」まだ看板を出していなかったのだが客が来た、今ギルドで買取をしてもらっていた元気そうな男の子が来たさっきは4人いたのだがここの大きさを見て3人で来たのか?どうやら買取をしてもらってすぐにここに来たのだろう。「へいらっしゃい!やってるよただ俺の店のメニューは1つしかないからそれを見てから決めな!」それを聞いて3人の冒険者は横を向くと値段が書いてあるのに気づいたのか「高っか、あ、うわー凄いなー。」俺に挨拶してきた奴がそう言って買うか迷っていると「今日位は良いんじゃないか?この所狩は怪我もなく上手くいっているし上手いもんもあんまり食えてないからここで5000円を払ってあのラーメンって言うやつを食べれたら話すネタにもなるし、」真面目そうな男がそう言うと「そうですよ、私も値段は高いと思いますけどさっきの匂いを嗅いだら、食べてみたくなりました。」女の子もそう言うとそれでも決断できないのか最後に元気そうな男が迷っていると「お兄さんとりあえずラーメン3つ貰えますか?」真面目そうな男が言ってきたので「まいど!」俺はラーメンを作る事にしたのだが「待て待て、それ俺が入ってないだろ!俺も食べるから四つで、仮面の兄さん商売が上手いねえ、クソ俺としたことが食欲も我慢できないなんてなんてなんて情けないんだ、」俺は何も言っていないが「お前は欲にはとことん弱いですよ。」と頭を叩かれていた。
「一つ見ておかないで4つ作っても良いか?」俺は少しぼったくろうとは思っているが別に喧嘩したいわけでも不味いって言って捨ててもらいたいわけでもないのでそう聞いたのだが「男に見言はない兄さん作ってくれ、どんな物でも食べ切る、」俺に2万円を手が震えながら渡してきたので作る事にする、勿論これよりも高い食い物なんて山ほどあるがここで買ってくれるのならば上手く作りたい所だ。
「では作るよ。」俺はスープを器に入れ麺をザルに入れほぐすこれはさっきと同じ工程だ、だがここからが本番だ俺は鍋からザルを取り出し大きい声で「あ〜〜〜い」と言って湯切りした。冒険者もいきなり俺が大きい声を出したので固まっていたが気にせずに麺をスープに入れまた麺が入っているザルを取り出し「あ〜〜〜い」と言ってスープに入れた。
4つ出来上がり「あいよ、お待ちどう。」俺が王都で連れて行ってもらったところはこれをやっていたのでこれをやるのが本場のラーメンなのだろう、これにビビったのか一言も発さずに俺からラーメンを受け取り1人は仲間の方へ持っていき3人が揃ったところで食べ始めた。
みんなが麺を持ち口の前に持っていき少し冷ましてから食べると「「「上手い、」」」3人揃ってそう言ってくれたので俺は満足だった、そこから麺が無くなるなるのは一瞬で誰も言葉を発さずに食べ終えた。
「こんな美味いもん久しぶりに食った、最高だったぜ兄ちゃん、これは俺が今まで食べてきた中で5本の指に入ったぜ、まさかこんな場所でこんな美味いもんが食べれるなんて思っていなかったありがとな、だがこれ以上は金を使えないからこれで別れる事になるが良い思い出になったぜ、じゃあな最高だったぜ!」陽気な男が言うと「本当に美味しかった、これはこの場所だと5000円の価値はあると思ったよ、ご馳走様。」
「本当にそうね、正直5000円って高いと思っていたけど興味だけで食べてこんなに満足するなんて思っても見なかったわ、ご馳走様でした。」3人が感想を言って出ていくと「上手かったよ、」もう1人の仲間だろう、感想を言ってくれたので素直に嬉しくなった。




