17目的の森到着
「うう〜、よく寝たな。」エバが帰った後に俺は直ぐに寝て目を覚ましたら朝になっていた、遠くを見るとエバのパーティーはみんな起きているようで出発の準備をしながら軽い飯を食っていて俺が売ったカレーも食べているようだ。俺は朝は軽く済ませたいので干し肉を食って昨日使った物をバックに入れ目的地である森に向かう事にする。森に行く際に昨日使った魔石を処分しないといけなかったのでエバのパーティーに聞きに行く事にする。
「ヘィ!調子はどうだい?」まだご飯を食べていたが聴くと「ん?あ〜このカレーをくれた人か〜てっきり仮面をつけて1人で旅をしているみたいだから変な人かと思ったけど、、話してみたらそんなことなさそうだね!もっと早く話せば良かった〜、あとこのカレーめっちゃ美味しかったよ、これどこで売ってるの?私達の村ではこんなの食べたことがないよ〜」朝からテンションが高く元気そうだ、魔力を見る感じコイツがここのパーティーの主戦力なのだろう。
「おっ、それは良かったよ、これはね王都に行って適当な店に入れば食べれるからこれからお金を稼いで王都に行った時に食べておいでこれよりも美味しいからね!後私はもう移動するから結界は解いちゃうけどいいかな?これからサスライの森に行くからさ」
「えっやっぱり私達と一緒の場所に行くんだね!うんいいよ昨日はありがとね!う〜ん、じゃあまたねバイバイ」俺が結界を解く事を伝えると気のいい返事で了承された。話しながら装備をチラチラ見ていたのだが4人パーティーのようで装備品は一箇所に置いてあり前衛が2人っぽく鎧と剣が2つずつあり一つだけ盾があった、杖は2本置いてあり1本は黒色の杖でもう1本は木の色をした物だった確か杖は特殊な物ではない限り木の杖を使った方がいいと聞いたことがあるので恐らくそっちが話しかけてきた子の方だろう。剣と鎧と盾はうまく使っているからだろうか壊れていいるところもぱっと見は見えなかったが傷ついているところは多く見られたので頑張っているのだろうな。
俺は魔石を取り外して移動する事にする、ここにいてもやる事がないしはやく目的地に着きたいからな、でまた剣を腰にぶら下げて出発する事にする。結界を解いてすぐに出ていくとエバのパーティーが手を振ってくれたので手を振って出ていく事にする。これからもまた一本道が続く予定なので気を引き締めていかないとな、前にここの道を通った時は冒険者になって3年くらい経っていて今よりも身長が小さかったからサスライの森に行くにつれて木が大きくなっていった気がしたので昔より木が小さく感じるな、あの時は確かハナとリウがまだパーティーに入っていなくてスイも魔法が安定していなかったので俺とロイでモンスターを狩ったんだがずっとスイがここに来るのを辞めさせようとしていたのを思い出すな。
「懐かしいな、」あの頃はみんなで強くなれると思っていたし実際ロイと同じくらい強かったはずだだがスキルで差が出たので仕方がない、強い奴は運と実力と頭脳を持っていないと最強の冒険者になれないし逆に俺はスキルが戦闘向けのものが少なかったから早めに諦めがつけて良かった、もし一つでもあったのなら多分パーティーの足を引っ張りながらいただろうしな、俺はこの道を懐かしみながら歩いていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うえ、糞マジいや、やっぱ食べるのは無しだな」道中にモンスターを狩りながらサスライの森までやってきたここに来るまでにモンスターはどんどん強くなっていっていたがランク的には下の敵だっので難なく対処できた、そして今ふとモンスターを食べたら美味しいのではないだろうか?と思ってコイツらを焼いて食ったらやっぱり不味すぎる、モンスターは魔力が多くなればなるほど食えない味になっていい素材を落とし逆に魔力が少ないと素材こそ良くないが味は美味しくなっていく、だが例外もあって商人が品種改良をずっと重ね魔力も高く味もそこそこ美味しいモンスターを作り出した、これが食用モンスターで高級品なので貴族やトップの冒険者が食べる、子供が生まれるそしてそれを繰り返す、その結果歴史のある貴族はみんな魔力が多くなった。
「ちっ、下が肥えちまったな、前まではこんくらいの肉食え、、ないな流石にコイツらの肉は不味かった。」俺は残した肉を道端に捨て目的地であった冒険者ギルドを目指す事にする、前に来た時はボロボロの建物でクエストの受注があるボードもなくただ受付の人に冒険者カードを渡しクエストを受けたいというと受けられた気がする。この場所は本当に終わっている、魔力が濃くて自然の食いもんも作れなければ少し遠くに行けば周りが全て危険区域になっており誰も住みたがらない、なんだがここに冒険者ギルドがある理由はその危険区域から逃げてきたモンスターを狩れるからだ。
危険区域のモンスターランクは確かAランクはあるようなのだがナワバリ意識がもの凄い強くAランクのモンスターがこっちにきたという話は聞いたことがない、だからもっと弱いモンスターが危険区域から逃げてここに来るので金策にはもってこいの場所なんだよな、ここの冒険者ギルドに来るやつなんて碌なのはいないと思っているが、俺だって最初に来た時はスイに金を使いすぎて金がなかったからここに来ようっていってきたんだしな、、。
「あ、俺の想像通りの建物だ。」俺が昔見た建物と同じ感じでボロボロの見た目なのだがしっかり見てみるとどこも穴が空いているようには見えなくて建物の素材も案外悪くないように見える、冒険者を試しているのか?なんの為かは分からないが昔と変わっていないという事は何か建物全体に刻印が刻まれているか単純に作り直したかどっちなのだろう、それにギルドの横に知らない建物が増えていた。
「こんにちゃー」ギルドの扉を開けて中に入ってみるとこっちも昔と変わらず何もない部屋で受付のテーブルだけが置いてありそこに恐らくギルドの職員だろうか?がテーブルで寝ていた、近づいていくと俺に気づいた奥にいたもう1人の職員が寝ている職員を起こしてくれた。
「お、おう、なんだもう終わりか?昨日は商人が来てちょっと飲みすぎて体調が悪いんだよ、こんなところにずっといてお前は楽しいのか?まだ若いのによぉ、よし俺らで一揆を起こすぞ〜!」酒の酔いがまだ残っているのか体調が悪いのか分からん職員が女の子にダル絡みしていると、「冒険者の方がいらっしゃいましたよ、しっかりして下さい。」と言われやっと俺のことに気がついて俺の方に顔を向けたのだがどんどんと顔が白くなっていった、恐らく本当は真面目な人だったんだろう。
「ぼ、冒険者の方来ていたんですか!いや〜この時間帯に来る冒険者の方はあまりいないのでね気が抜けていましたよ、で本日はどのようなご用件でいらっしゃったのでしょうか?」髭や髪は整えていないようで酒も入っているから見た感じ最悪の受付人に見える、だが喋り方は丁寧そうなので仕事はできる人なのだろう、筋肉は服の上から分かるくらい凄い。
「ここの隣で飲食店をしたいんだけどいいかな?これが冒険者カードね、」俺は冒険者カードの一部の灰色の場所に指を置き魔力を込めるとその色が赤色に変わった、これは偽造や成り替わり防止の為にやる。受付の人は俺の冒険者カードを取って見ていき問題がなかったようで一枚の紙を俺に渡してきた。
「この紙に店名と冒険者カードに記載している名前、期間を書いて貰えれば店を出しても良くなるので記入をお願いします。」俺は直ぐに紙をもらい書くことにし紙に書いていると受付のおじさんから話しかけられた。
「ヤロフさんBランクなんですね、なんでまたこんなところに?Bランクならここよりもいいところいっぱいあるでしょうに、」
「それはだなサスライの森のランクがちょうど良かったからだよ、ここには狩をしにきたわけじゃなくて物を売る為に来たからね、それに町で店を出すと売れなかったら悲しいしね、はいこれでいいか?」
話ながら書いていていたのでそれを受けつけの人に渡すとチラっと見て「よし、少し字が読みづらいがこれを書いてもらったので店を出していいぞ、ちなみに何を出すんだ?」
「それはできてからのお楽しみだよ、この隣で出すつもりだから暇だったらおいでよ。」俺はそういって作業に取り掛かることにする。




