15平和な日
俺は次の日になった後すぐに宿をでることにした、ここでお世話になった人たちには昨日の時点で挨拶回りは終わっているので今日は何も言わずこの宿を出るつもりだ。1年使った部屋を軽く片づけたり忘れ物がないか確認した後部屋を出た、いつもの階段を降りいつもの食堂の前を通るといつものようにおにぎりが置いてあり、ありがとうございましたと紙に書いてあったのでそれを拾いバックにしまって宿を出る。
こう考えてみると長かったようで短かった、いや短くはなかったな、だが無事に討伐目標だったドラゴンを倒せたので心残りはないそして村を出るために1年近く使っていなかった道を歩くと村を出るときにここら辺では珍しい魔馬車があったのだがそれを横目に見て通り過ぎると3本に分かれた道が出てきた。
右に行くと王都に続く道でドラゴンの報酬をすぐに受け取りたいのなら右に行くだろう、まっすぐ進むと危険度はそこそこあるがその危険度よりも多くの報酬がもらえるクエストがある場所に行け、左に行くとどんどんモンスターが弱くなってき作物や家畜を安全に育てられるので安くうまい飯が食える場所が多くなってくる、で俺が今目指すところは「よし、これでいいな。」目と鼻を隠せる仮面を被り真っ直ぐの道に行くと決めていた、だってそこで一商売できるからな。
とりあえず道中でモンスターが出てくるのでパーティーにいたときに使っていた剣を腰にぶら下げいつでも戦えるようにしておく、ここからそのポイントまで歩くと恐らく2日かかるが気分転換に歩いて向かうことにする。
少し歩いていると横を恐らくさっき見た魔馬車か?どう見たって普通の馬よりも多くの魔量を持っていたのでそうだろう、その魔馬車が俺を気にせず通り過ぎて行った。 魔馬車は馬車よりも利口で強く速いのだが維持費は大変らしくこんなところを通るなんて珍しいので商人ではなく恐らく貴族が乗っているのか?俺には関係ないが久しぶりに見たので嬉しくなってしまった。
そこからまた少し歩くと3匹のモンスターが出てきた、小型で威嚇しているのかギャーギャー言ってきていたのだが襲ってきたので首を切り飛ばすと他の奴はビビッてどっかに逃げて行った、前はこんなに簡単に切り飛ばせなかったので俺は俺なりに成長していたのだろう。
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村を出てから結構時間がたったのだが道は荒いがちゃんと通れるようには整備されているのているのだが横の景色は木が生えているだけで何にも変わらないので少々つまらなくなってきた、ドラゴンを倒したことによって浮かれているのかいつもの見慣れていたはずの道がつまらないと感じてしまった、ドラゴンを倒すときはドラゴンを倒すという理由があったから洞窟も緊張感があって悪くなかった、だが今はどうだ目標もなく歩いてるだけだ「ギャー」俺が考えている時ぐらい襲ってくるなよと思いながらまだ歩く。
「前はもっと慎重だったんだけどな、とりあえず飯にするか、」これも久しぶりだないつもは昼までダンジョンに潜って昼夜は村で食べていたからまた元の生活に戻った感じだな。取り敢えずさっと食べれるインスタント麺にするか。鍋とコンロを取り出し鍋に水を入れてコンロに火をつけるそれで水が沸騰するのを待つ、というかいつ見ても思うがヘルン商店の考えた食べ物は本当に凄いいつでもどこでも美味いもんが食べられるし何より簡単なのが素晴らしい、だが値段は他の携帯食と比べると5倍くらい高いのでそこはうまく出来ていると思う、だが俺はもう前の携帯食には戻れる気がしない、、
「お、沸騰してきたな。」俺はお湯の中にインスタント麺を入れて待つ、袋には5分待てと書いてあるが時間を測れる物がないのでいつも違う時間になってしまうので結構食感が変わる、そこも好きなのでそうしているだけだけどな。大体5分くらい待って箸で麺をほぐすと良い感じにほぐれたので鍋をもって食べる事にする、「づづずー」と音をたてながら食べるのが主流らしい。
「ふー、食った食った、」インスタント麺はおいしいのだが量はすこし足りないので干し肉を出しかじりながら歩くことにする、すると前のほうから複数人の魔力を感じる恐らくモンスターと戦っているのだろう、その場所に近づいていくと危なげなくモンスターを狩っていたのでなにもせずに通り過ぎた、冒険者はあまり人の戦闘に干渉しないほうがトラブルになりずらいからだ。
今向かっている場所に行った後恐らく王都に行きギルドに寄ったり買い物したりする予定ではあるがその後に何をしようか、またソロでダンジョンに潜ったっていいし恐らくドラドンの金で余裕ができるのでいろいろな場所の武器を巡る旅に出たっていい、後は本当にやることが決まらなかったら魔法を勉強するのもおもしろいか?本当にこれまで魔法のことは一切勉強してこなかったので今から始めた場合もしかしたら面白いと感じるかもしれないしな、そんなことを考えながら歩いていると今日の目的地であった安全地帯に付いた。そこは広い範囲で円状に石が敷き詰められておりその真ん中には魔石をいれる場所がありその場所に魔石を取り出し入れると円状の石畳の横からドーム状に結界が張られた、今日は時間的にここで泊まる。
一旦出口の逆方向に移動し簡単に寝床を作ってから今日の夜ご飯としてカレーを作っていく、このカレーってやつもヘルンで売っており水と肉と野菜を入れてルーってやつを入れればすぐにできて簡単に作れる、だがこの結界みたいな場所でつくらないと臭いでどんどんモンスターが寄ってくるみたいなので冒険者にとってはあまり人気がなく値段も高いので一般人への売れ行きもあんまり良くないって店員が言ってたな、味は美味いのに。
まな板と鍋、コンロを取り出し昨日買っといた野菜と肉を適当に切って水を入れてルーを入れてコンロに火をつけて放置するだけで完成するらしい、今回初めて使ってみたのだがなるほど、入れたばっかりなのに臭いは凄まじいな、良い臭いなのだが周りに冒険者がいると睨まれそうだ、まぁどうでもいいが。とりあえず煮込めるだけ煮込んでおけばいいか、鍋もあまり焦げ付かないようになっているらしくルーを買うときに一緒にお勧めされたので買っていた、で行く前に蓋をして俺はこの待っている時間で何をするのかというともちろん狩りだ。
サラッと使った物を洗いバックから前に使っていた弓を取り出して背中に弓を入れる筒を装備して矢を何本かいれていこうと思ったのだが、「いってぇ、前よりも筋肉がついたからか?」どうやらこの一年で筋肉がついたらしく矢を上手く背中から取り出す事は出来なくなったらしい、背中から取り出すのがカッコよかったので真似てそうしてたのだがしょうがない、腰の剣を外し代わりに矢を装備する事にする。
う〜ん、やっぱりしっくりこないが出来ないものはしょうがない、これで行くか。弓はこの一年で練習をしたのでだいぶ良くなったと思う、モンスターに当たるかは分からないが綺麗なフォームになってきたのではないだろうか?俺は久しぶりの狩をする為に森に入る事にするするとさっき横を通ったパーティーが見えたのだが無視して森に入った。
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「当たらん、」これで何回打ったんだ?俺の矢は使い捨てようではなくて何回も同じ使う矢なのでそんなに多くは打てないし狙っているのが小さいモンスターなので狙いづらいのだがこれ程までに下手なのは正直いって萎える、これでも頑張ってきたのに練習だけではダメだったようだ。
周りも暗くなってきて萎えてきたのでカレーが待っているじぶんのところに戻るとする、カレーカレーカレーカレー頭の中はそれ一食で染まっていた、そして近づいていくと強烈な臭いが俺を襲って意識が飛びそうになった、落ち着けまだ米がないぞ、俺は急いで米を取り出しカレーを取ろうとする、なのだが鍋の蓋が少しズレているような感じがした。
もしかしてアイツらが触ったのか?「殺す。」俺はアイツらを殺す事にした。




