大陸全景
大陸全景。通信障害がある中でのデータ取得のため、解像度は極めて荒い。また高度は確認できていない。南西の巨大なクレーターあるいは爆心地が特徴的。
灰色の部分は、詳細な情報が取得できていないので、より距離を近づけた観測が必要になっている。
以下は「1-7大陸」におけるタマの提供情報。
『まず中央ですが、常に黒い雲に覆われていて、地表を伺うことはできません。おそらく雷鳴と暴風が四六時中続く、居住には向かない天候の厳しい地域だと推定されます』
『次に北東。広大な砂漠です。中央もそうですが、ここも大気中の鉄分が多いことから、赤い酸化鉄が砂に多く含まれていると推定されます。モニターで観測しやすい地域ですが、定期的に砂嵐が発生するぐらいしか特徴は見られません』
『北西。こちらは少し多様です。まず北側には広大な森が広がっていると推定されます。そして、中央あたりは窪地になっていて河川があります。どちらもそれなりに植生が豊かでしょう。つまり、とっても住みやすいってことですね。もしかしたら、素敵な農耕生活ができるかもしれません。ただですね、そんな環境なので……知的生命体が活動していることが推定されます』
『南西。ここは岩石が多い地域で、雨が少ない乾燥地帯ですが、中央よりの部分に大きな湿地帯があります。湿地帯のど真ん中はちょっと湿度高めでカビに悩まされるでしょうから、乾燥地帯との境目あたりは狙い目ではないでしょうか。きっと住みやすいはずです。ただ……ここでも複数の場所で都市の存在が推定されます』
『そこから山脈を越えた南東は、もう少し樹木が多いのですが、こちらも北よりの砂漠付近にかけて都市の存在が疑われます』